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櫻井 映子*; 谷内 一彦*; 石井 慶造*; 藤木 広太*; 平石 慎吾*; 山崎 浩道*; 松山 成男*; 岡村 信行*; 横山 彰人; 加田 渉; et al.
JAEA-Review 2011-043, JAEA Takasaki Annual Report 2010, P. 84, 2012/01
We examined the effects of essence of chicken (BEC) on stressful H3-KO mice and distribution changes of trace metal in the brain using micro-PIXE. The mice were administered orally1 ml of BEC before subjected stress. The amount of Zinc in the slices of subjected restraint stress (physical stress) or no-stress control group are almost same when compared with BEC treated group. However, the amount of zinc in the BEC treated slice of subjected psychological stress were significant higher than that of no-treated BEC mice. Bromine level in the brain of BEC treated mice slightly-higher than non-treated mice (Data was not shown). Zinc levels show tended correlation with iron in BEC treated psychological-stress mice brain. BEC might have increased blood flow and the produce anti-stress effect.
久保 真治; 吉田 光徳; 桜井 誠*; 田中 耕太郎*; 宮下 礼子*
分離技術, 35(3), p.148 - 152, 2005/05
熱化学水素製造法は、複数の化学反応を組合せることによって、直接熱分解に要求される数千度という高温より低い温度レベルの熱エネルギーを用いて、水を分解しようとするものである。近年の燃料電池技術の急速な進展に伴って、原子力エネルギーを熱源とした熱化学水素製造法は、二酸化炭素を排出することなく大量の水素需要に応えることのできる水素製造技術として注目されるようになった。本稿では、熱化学水素製造法の中で有望と考えられているISプロセスについて、プロセスに用いられる分離,液液相分離のモデル化,ヨウ化水素の濃縮分離に関する問題点について述べる。
櫻井 映子*; 谷内 一彦*; 石井 慶造*; 小山 亮平*; 酒巻 学*; 山中 健太郎*; 山崎 浩道*; 松山 成男*; 神谷 富裕; 佐藤 隆博; et al.
no journal, ,
脳の機能性疾患には疾患と微量金属元素の関係が示唆されており、ストレス,てんかん発作,覚せい剤など規制薬物の使用による脳の異常興奮に対して、ヒスタミン神経系が抑制的に働くことを行動薬理学的手法を用いて解析する一方、マイクロPIXE分析法を用いることによって、認知機能に関しては特にヒスタミンH1受容体の機能が深く関与していることが明らかになってきた。また、海馬の新生神経は臭素イオンをよく取り込むことが知られており、マウスの脳の元素分布を大気マイクロPIXE分析法で測定することを試みた。その結果、脳内に存在するヒスタミン受容体の種類により臭素集積量が異なり、実験行動薬理学実験との相関が見られることがわかった。
櫻井 映子*; 石井 慶造*; 山中 健太郎*; 大倉 曉*; 藤木 広太*; 山崎 浩道*; 松山 成男*; 神谷 富裕; 佐藤 隆博; 荒川 和夫*; et al.
no journal, ,
覚醒剤の使用により惹起される覚醒剤精神病では、異常行動の誘起とともに、認知機能の低下が起こることに着目し、覚醒剤を連続投与したマウスを作成して、海馬の歯状回の神経新生と脳内微量元素分布の変化を大気マイクロPIXE法で分析したところ、微量元素の分布が正常マウスとは異なる知見が得られた。
櫻井 映子*; 石井 慶造*; 岡村 信行*; 佐藤 隆博; 神谷 富裕; 谷内 一彦*
no journal, ,
メタンフェタミンを投与したマウスの脳切片を、micro-PIXEを用いて解析した。行動変化を起こしたマウスの海馬歯状回における臭素と他の元素量を比較したところ、臭素集積量は減少傾向にあったが、亜鉛,鉄,カルシウムの集積量は増加傾向にあった。これらの結果から、行動量に変化を与える薬物は、脳内微量元素の分布にも影響を与えていることが示唆された。
櫻井 映子*; 谷内 一彦*; 石井 慶造*; 佐藤 隆博; 神谷 富裕
no journal, ,
マウスにメタンフェタミン1mg/kgを腹腔内に1日1回、7日間に渡って繰り返し投与を行い、海馬を含む脳切片について全体像をサブミリPIXEで分析したところ、メタンフェタミン投与群で鉄の集積が見られる場所が存在した。
櫻井 映子*; 倉増 敦朗*; 佐藤 隆博; 神谷 富裕; 石井 慶造*; 谷内 一彦*
no journal, ,
ヒスタミン欠損マウスの脳切片を作成してヒスタミン受容体欠損による元素分布の変化を大気マイクロPIXE法で測定したところ、マウスの行動と脳内モノアミンの特徴から、ヒスタミン受容体はモノアミン神経系の活動に深く関与していることが示唆された。
櫻井 映子*; 谷内 一彦*; 岡村 信行*; 石井 慶造*; 藤木 広太*; 平石 慎吾*; 山崎 浩道*; 松山 成男*; 横山 彰人; 加田 渉; et al.
no journal, ,
ストレス負荷により認知機能の低下を起こすモデルマウスを用いて、東南アジアで古くから滋養強壮に用いられてきたチキンエキスの効果を、神経の新生と、大気マイクロPIXEで分析した脳内元素分布の変化から評価することを試みた。チキンエキスを投与したマウスの海馬歯状回における臭素と他の元素量を比較した結果、臭素集積量はすべてのチキンエキス投与群で増加傾向をとった。ストレス負荷で著しい変化を示したのが亜鉛で、心理的ストレス群では亜鉛が有意に減少したが、チキンエキス投与後に亜鉛量は有意に増加していた。この結果から、心理的ストレス負荷で味覚障害が引き起こされる場合の原因として、脳内亜鉛含量の低下が考えられ、チキンエキスの投与はそれを回避させる可能性があることが示唆された。
櫻井 映子*; 谷内 一彦*; 岡村 信行*; 石井 慶造*; 平石 慎吾*; 山内 祥聖*; 山崎 浩道*; 松山 成男*; 横山 彰人; 加田 渉; et al.
no journal, ,
神経性ヒスタミンは、学習,記憶,行動量,睡眠,覚醒に関係するなど、重要な働きをしている。本研究では、大気マイクロPIXE (particle induced X-ray emission)を用いてヒスタミン受容体欠損マウスの脳内微量元素を測定し、現在までに同定されているH1, H2, H3, H4の4つヒスタミン受容体の機能を明らかにすることを目的としている。今回は、H1受容体欠損マウス(H1KO), H1H3二重受容体欠損マウス(H1H3DKO)を実験に用い、脳内微量元素量の変化を測定することを試みた。これらのマウスの脳を摘出し、ドライアイスで凍結した後、16mの厚さの切片にして、大気マイクロPIXEで分析した結果、H1KOの脳切片ではMg, P, S, Cl, Brが減少傾向にあり、Cuは有意に増加していることがわかった。一方、H1H3DKOの脳切片では、Ca, Cu, Znの減少傾向とFe, Brの増加傾向があることがわかった。これらの元素の増減の解釈にはさらなる実験と解析が必要であるが、一例として、Brは海馬神経新生細胞の量に関係することと、Caが増加傾向になると神経活動が活性化し神経伝達物質量が減少することがわかっている。今後、大気マイクロPIXEを用いこれらの元素の増減を分析することが、ヒスタミン受容体の機能解明に繋がると考えられる。
櫻井 映子*; 石井 慶造*; 山内 祥聖*; 山崎 浩道*; 加田 渉; 江夏 昌志; 佐藤 隆博; 神谷 富裕
no journal, ,
東日本大震災によって被災したいわき市内では、湧き水,沢水,井戸水が生活用水として広く利用されている。今回同市民のための衛生的な水の確保の支援対策の一環として、これらの生活水の水質評価のために、含まれる微量元素を、大気マイクロPIXE法によって多元素同時分析した。総検体数284件のうち、大腸菌群が8個/ml以上かつ一般細菌が10個/ml以上検出された7検体では、硫黄とカルシウムの間に強い相関が認められた。ケイ素は、測定したすべての検水から検出された。また水素イオン濃度(pH)が9以上の検水では、ナトリウム濃度が高いことが明らかになった。このことが当該の水にはえぐみがあり、飲用に適さない原因と推定できる。この実験により、自然水の多元素同時分析は住民にとって有益な情報を与えることを示した。
櫻井 映子*; 石井 慶造*; 佐藤 隆博; 神谷 富裕; 谷内 一彦*
no journal, ,
Rat basophilic leukemia cells (RBL-2H3) were analyzed by an in-air micro-PIXE (Particle induced X-ray emission) technique. RBL-2H3 cells, experimental model for mucosal mast cells, were used to investigate the mechanism of the aggregation of the IgE receptors, which initiates the increase of intracellular calcium concentration, and finally causes histamine release. We investigated and characterized the antigen-mediated distribution change in RBL-2H3 cells from the elemental distribution analyses by the in-air micro-PIXE technique. Sodium calcium and magnesium ions were accumulate into cells and potassium ions were run out cells after the stimulation. Interestingly, some sulfur was also run out of the cells after the stimulation. Histamine coexists with heparin in granules of the cells. In the process of histamine release, heparin might be released with granules.
櫻井 映子*; 櫻井 栄一*; 石井 慶造*; 山内 祥聖*; 小塩 成基*; 江夏 昌志; 佐藤 隆博; 神谷 富裕
no journal, ,
本研究では、有害な化学物質から肺を保護するために重要な働きをしている肺血液関門細胞に対するニコチンの影響を調べるために、培養したマウス肺血液関門細胞に0.02, 0.2, 2Mのニコチンを一定時間作用させ、凍結乾燥の後、大気マイクロPIXE(Particle Induced X-ray Emission)で細胞内微量元素の測定を行った。その結果、ニコチンの作用用量を増加させると肺血液関門細胞内の亜鉛量が減少し、カルシウム量が増加した。酸化的ストレスの除去に亜鉛が使用される一方で、細胞死が引き起こされカルシウムが増加すると考えられる。今後、測定試料数の増加により統計精度を上げ、肺血液関門細胞内の微量元素に対するニコチン量の影響を定量的に評価する。
櫻井 映子*; 櫻井 栄一*; 石井 慶造*; 小塩 成基*; 伊藤 駿*; 松山 成男*; 江夏 昌志; 山田 尚人; 喜多村 茜; 佐藤 隆博; et al.
no journal, ,
本研究は、ニコチン等の有害な化学物質の摂取を抑制する血液関門細胞の機能について、マウスの系統差を明らかにすることを目的としている。今回は、細胞の増殖能力が異なるICR系統とC57BL/6J系統の3周齢のマウスから肺血液関門細胞を分離し、コラーゲンコートした培養フラスコを使用して、COインキュベーター内で培養した。培養液を緩衝液に置換後、0.022Mのニコチンを一定時間作用させた後凍結乾燥し、微量元素分布をTIARAの大気マイクロPIXE(particle induced X-ray emission)装置で分析した。その結果、細胞の増殖能力が高いC57BL/6Jマウスの肺血液関門細胞では、ニコチン添加量の増加とともにリンの量が16g/cmから2g/cm以下に急激に低下しカルシウムと塩素が増加したが、ICRマウスではそのような変化が見られなかった。このように、マウスの系統による血液関門細胞の機能の違いについて、大気マイクロPIXEを用いて細胞内微量元素の観点から調査可能であることが示された。