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古澤 彰憲; 西村 昭彦; 武部 俊彦*; 中村 将輝*; 竹仲 佑介*; 西條 慎吾*; 中本 裕之*
E-Journal of Advanced Maintenance (Internet), 9(2), p.44 - 51, 2017/08
本論文では、配管のレーザー突合せ溶接に対して超音波ガイド波検査法が適用可能であるかを調査する。10種類の異なる溶接条件で作成した突合せ溶接配管試験体に対して超音波ガイド波試験を行い、検査信号の解析を行った。励起した超音波ガイド波はTモードガイド波であって、その励起と受信にはEMATを使用した。試験で得られたガイド波信号を解析することで溶接不良部からのガイド波検出信号が明瞭に測定される一方、十分に溶け込んだ溶接部からは反射信号がなく、突合せ溶接された溶接部の状況とガイド波検出信号に相関があることを確認し、超音波ガイド波検査法はレーザー突合せ溶接に対して適用可能性があることを示した。
平塚 一; 長谷川 浩一; 秦野 歳久; 阿部 哲也; 竹中 信吾; 住原 則也*
no journal, ,
日本酒のルーツとされる菩提もと清酒造りが行われている。この醸造法は生米を使用することを特徴とするが、その成分ガスをヒトの味覚以外に評価する方法がなかった。そこで、四重極形質量分析計(QMS)を用いたガス測定装置に、菩提もと清酒の成分ガス(酸臭などの香気成分や有機酸成分ガス等)を導入し、各質量電界比ごとのシグナル強度を測定した。その結果、水分,二酸化炭素,イソミルアルコール,カプリル酸エチル,酢酸イソアミル,コハク酸,リンゴ酸,カプロン酸エチルなど特徴ある成分ガス量を半定量的に測定することができた。
平塚 一; 秦野 歳久; 阿部 哲也; 竹中 信吾; 住原 則也*
no journal, ,
日本酒のルーツとされる菩提もと清酒造り(生米を使用することを特徴とした醸造法)が奈良県で行われている。その清酒の香り成分は、これまでヒトの嗅覚で評価されていた。今回、高感度QMS(四重極形質量分析計)ガス測定装置を用いて、菩提もと清酒の特徴である香り成分(イソアミルアルコール,カプリル酸エチル,酢酸イソアミル,コハク酸,リンゴ酸,カプロン酸エチルなど)を測定した。その結果、菩提もと清酒の特徴である香り成分ガス量を定量的に測定することができた。これらの測定研究は、天理大学との共同研究による成果である。今般、試料の提供を受けた菩提もと蔵元11社や正暦寺が共催する「2010新酒品評会」にて、菩提もと酒(酒母)の香り成分などの測定結果を報告する。
平塚 一; 秦野 歳久; 阿部 哲也; 竹中 信吾
no journal, ,
日本酒のルーツとされる菩提もと清酒造りは生米を使用することを特徴とした醸造法であり、奈良県で行われている。その清酒の香りはヒトの嗅覚や臭覚で評価されていたが、高感度ガス分析装置(ブレスマス)を用い、菩提もとの特徴とする香り成分を測定・分析した。その結果、菩提もと(酒母),菩提もと清酒の特徴的な香り(イソアミルアルコール、カプリル酸エチル,酢酸イソアミル,コハク酸,リンゴ酸,カプロン酸エチルなど)を定量的に測定することができた。これらの測定研究は大学との共同研究により進められた。その共同研究の成果を記録した映像「清酒のルーツ復活; 菩提もと復元プロジェクト」が第51回科学技術映像祭において、科学技術教養部門、部門優秀賞を受賞した。今般、サイエンスフェルムカフェ2010(日本科学技術振興財団主催)において、受賞作品上映とトークイベントが開催される。その場において、ブレスマスの紹介及び菩提もと清酒の香り成分などの測定結果を報告する。
古澤 彰憲; 西村 昭彦; 鳥本 和弘; 竹仲 佑介*; 西條 慎吾*; 外山 亮治*
no journal, ,
本報告の目的は、超音波ガイド波の突合せ溶接配管のレーザ溶接船の検出および評価への適用可能性を検討することである。最初に、4つの突合せレーザ溶接試験配管を作成する。作成された試験用配管は配管内部よりレーザトーチを用いて突合せ溶接した。うち2つは溶接品質を高く、残り2つの溶接品質は低くし、配管肉厚をそれぞれ2種類用意した。次に、配管のレーザ溶接線検出実験を行った。実験にはT(0,1)モードガイド波を用い、その励起、測定には電磁超音波探触子アレイを用いた。最後に、実験結果および得られた重要事項について考察し、配管の突合せレーザ溶接線検出および非破壊評価へ超音波ガイド波が適用可能であるか議論する。