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論文

New aspects of the b$$^{ast}$$LA phonon of CuGeO$$_{3}$$

西 正和*; 加倉井 和久*; 藤井 保彦*; 片野 進; 秋光 純*; M.Yethiraj*; Fernandez-Baca, J. A.*

Journal of Physics and Chemistry of Solids, 60(8-9), p.1109 - 1111, 1999/00

 被引用回数:5 パーセンタイル:33.71(Chemistry, Multidisciplinary)

CuGeO$$_{3}$$のスピン-パイエルス転移に伴うフォノンのソフト化はこれまでも観測されていないが、b$$^{ast}$$-LA分枝のフォノンに異常があることが知られている。今回行った中性子非弾性散乱実験によれば、これまで観測されてきたエネルギー幅の広いピーグが、エネルギーが非常に接近した二つの分枝で構成されていることが明らかになった。このような分枝は、現在考えられている結晶構造では説明できない。このため一次元手風琴模型というモデルで解析を遂行中である。

論文

The Structure of magnesium phosphate glasses

鈴谷 賢太郎; D.L.Price*; C.-K.Loong*; 小原 真司*

Journal of Physics and Chemistry of Solids, 60(8-9), p.1457 - 1460, 1999/00

 被引用回数:26 パーセンタイル:76.76(Chemistry, Multidisciplinary)

Mgリン酸塩ガラスは、物性値がMgO/P$$_{2}$$O$$_{5}$$=1のメタ組成で異常な変化をすることから異常リン酸塩ガラスと呼ばれており、Mg-O配位数の変化が原因といわれていた。近年の研究で、メタ組成近傍で大きなMg-O配位数の変化がないことは明らかになっているが、その配位数は4~6と大きなばらつきがあり、また、新たな異常変化の根拠も明らかになっていない。本研究では、メタ組成近傍の3つの試料について中性子回折により構造変化を調べた。Q$$_{max}$$=30$AA$^{-1}$$まで測定することにより、ほぼ完全にMg-O相関(再隣接)を分離することができ、Mg-O配位数は6でメタ組成近傍で変化はないが、その結合距離の分布には大きな変化がみられた。また、構造因子S(Q)における低Q側のピーク位置もメタ組成近傍で高Q側へシフトする現象がみられ、この異常変化は中距離秩序の変化も伴っていることが明らかになった。

論文

Coexistence of the spin liquid state and the magnetic ordering in the spin ladder compound; Sr$$_{14-x}$$Ca$$_{x}$$Cu$$_{24}$$O$$_{41}$$

永田 貴志*; 藤野 裕一*; 大石 一城*; 秋光 純*; 片野 進; 西 正和*; 加倉井 和久*

Journal of Physics and Chemistry of Solids, 60(8-9), p.1039 - 1043, 1999/00

 被引用回数:3 パーセンタイル:23.07(Chemistry, Multidisciplinary)

スピンがラダー状(はしご型)に配列した新物質における特異な超伝導の発現に関連して、基底状態であるスピン液体状態におけるスピンギャップと反強磁性の特性を電気抵抗、磁化率、中性子散乱等の実験によって調べた。超伝導は高圧下3~8GPaの範囲で誘起される。これに伴ってスピンギャップの励起や反強磁性が高圧下で抑制されていることが明らかになった。

論文

Neutron structural biology

新村 信雄

Journal of Physics and Chemistry of Solids, 60(8-9), p.1265 - 1271, 1999/00

 被引用回数:0 パーセンタイル:0(Chemistry, Multidisciplinary)

中性子は、(1)水素原子を同定できる、(2)分子運動を観測できる、(3)中性子による放射線損傷はない、ということから、構造生物学分野に大きな貢献が期待されるプローブである。実験に際しては、(1)中性子小角散乱、(2)単結晶構造解析、(3)中性子非弾性散乱の3手法があり、それぞれ特徴ある成果が得られている。講演では、ニワトリ卵白リゾチームの中性子による全構造解析の結果を中心に、それ以外の手法で得られる成果及び問題点を指摘し、また、将来の展望をする。

論文

Structural study of HEW-lysozyme by neutron crystallography

峯崎 善章; 野中 孝昌*; 新村 信雄

Journal of Physics and Chemistry of Solids, 60(8-9), p.1387 - 1391, 1999/00

 被引用回数:2 パーセンタイル:17.04(Chemistry, Multidisciplinary)

われわれは中性子イメージングプレート付中性子ラウエ回折計(LADI)を用いて収集したニワトリ卵白リゾチームのデータ解析を進め水素960原子と水和水157分子を同定することができた。その後解析が進み、今回以下のような最近の成果を発表する。(1)タンパク質中の``N-D…O''タイプの水素結合を解析したところ3.05$AA$と3.25$AA$にピークが見られた。詳しく解析すると、後者は$$alpha$$-helixと$$beta$$-strand由来、前者はloop-region由来であることがわかった。(2)中性子では水素の位置を実験的に決定できる。このため、bifurcated水素結合やtrifurcated水素結合を推測なしで議論できる。今回統計的データを示した。このほかB-factorの解析も行った。

論文

The Optimization and $$gamma$$-ray effects of the neutron imaging plate

芳賀 裕子*; 熊沢 紳太郎*; 新村 信雄

Journal of Physics and Chemistry of Solids, 60(8-9), p.1619 - 1621, 1999/00

 被引用回数:1 パーセンタイル:9.99(Chemistry, Multidisciplinary)

中性子イメージングプレート(以下中性子IP)中での中性子検出の基礎プロセスを考慮して中性子感度が最大になるように最適化を行った。中性子IPは、中性子を捕獲する中性子コンバータ物質とカラーセンターを生成する輝尽性蛍光物質からなる。中性子捕獲効率とカラーセンター生成効率は二つの物質のモル比に依存するため、異なるモル比の中性子IPの中性子感度を測定して最適化を行い、タンパク質結晶の回折斑点の測定により、最適化の有効性を確かめた。中性子IPの問題点は$$gamma$$線に有感であることだが、$$gamma$$線感度のエネルギー依存性を測定し、また、実験サイトにおいて鉛による$$gamma$$線遮蔽効果を測定した結果、実験に十分な遮蔽が可能であることが判明した。さらに中性子IPの前面に鉛箔を密着させ、入射方向からの$$gamma$$線遮蔽をすることにより、シグナル/ノイズ比が約1.5倍増加した。

論文

Reinvestigation of the structure of (ND$$_{4}$$)$$_{3}$$D(SO$$_{4}$$)$$_{2}$$ and (NH$$_{4}$$)$$_{3}$$H(SO$$_{4}$$)$$_{2}$$ at room temperature

田村 格良*; 野田 幸男*; 森井 幸生

Journal of Physics and Chemistry of Solids, 60(8-9), p.1411 - 1414, 1999/00

 被引用回数:7 パーセンタイル:42.12(Chemistry, Multidisciplinary)

(ND$$_{4}$$)$$_{3}$$D(SO$$_{4}$$)$$_{2}$$と(NH$$_{4}$$)$$_{3}$$H(SO$$_{4}$$)$$_{2}$$の空間群は室温ではA2/aと文献に報告されている。しかしながら中性子散乱実験によって、この空間群の軸映進対称性に関する消滅則に反するブラッグ散乱が観測された。この新事実に基づいて空間群はA2と決定した。(ND$$_{4}$$)$$_{3}$$D(SO$$_{4}$$)$$_{2}$$の粉末中性子回折による構造解析の結果、A2空間群の決め手はND$$_{4}$$イオンの変位であることが判明した。

論文

Short-range spin order and magnetic excitations in diluted magnetic semiconductor Zn$$_{0.568}$$Mn$$_{0.432}$$Te

小野 泰弘*; 社本 真一*; 佐藤 圭*; 神谷 毅*; 佐藤 敏雄*; 岡 泰夫*; 山口 康男*; 大山 研治*; 森井 幸生; 梶谷 剛*

Journal of Physics and Chemistry of Solids, 60(8-9), p.1253 - 1255, 1999/00

 被引用回数:2 パーセンタイル:17.04(Chemistry, Multidisciplinary)

半磁性半導体Zn$$_{0.568}$$Mn$$_{0.432}$$Teを中性子回折法と冷中性子散乱法により100K以下で調べた。磁気散漫散乱強度分布の測定から2種類の反強磁性短距離秩序が共存することが判明した。タイプI反強磁性短距離秩序成分は、5テスラの磁場下ではスピングラス転移温度Tg=17K以下で減少する。さらに、Tgで準弾性散乱強度が増大することや14K付近で非弾性散乱ピークが1.0MeVあたりに広く出現することを見いだした。

論文

Remarkable improvement of the structural data in h-BaTiO$$_{3}$$ with short wavelength neutrons

野田 幸男*; 秋山 和之*; 菖蒲 敬久*; 森井 幸生; 皆川 宣明; 山口 博隆*

Journal of Physics and Chemistry of Solids, 60(8-9), p.1415 - 1418, 1999/00

 被引用回数:3 パーセンタイル:23.07(Chemistry, Multidisciplinary)

中性子粉末回折法によりh-BaTiO$$_{3}$$の相転移を研究した。Si533を用いて得た短波長中性子(1.1623$AA)$による今回の実験結果を2.3$AA$中性子を使った前回の結果と比較したところ、リートベルト解析の構造因子Rファクターが格段に向上することが判明した。精度の上がった構造解析から、低温相における原子位置の変化パターンが明らかとなり、相転移のオーダーパラメーターがはっきりと理解できる。

論文

[110]TA$$_{1}$$ phonon dispersion relation of the $$beta$$$$_{1}$$-phases in Ni-Co-Al alloys

山田 美代子*; 永澤 聡*; 上野 由里子*; 森井 幸生

Journal of Physics and Chemistry of Solids, 60(8-9), p.1427 - 1429, 1999/00

 被引用回数:0 パーセンタイル:0(Chemistry, Multidisciplinary)

$$beta$$$$_{1}$$相Ni-Al合金の[110]TA$$_{1}$$フォノン分枝にあらわれる異常なくぼみと電子密度との関係を調べた。NiをCoで置換すると、くぼみの位置はブリリアンゾーン中心の方向へずれる。さらに、Ni$$_{3}$$Alが析出する温度Tb以上で安定な$$beta$$$$_{1}$$相においてもくぼみが存在することも判明した。これらのことから、くぼみはマルテンサイト相転移の前駆現象ではなく、$$beta$$$$_{1}$$相の電子状態を反映したものであると考えられる。

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