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論文

Status of development of Lithium Target Facility in IFMIF/EVEDA project

若井 栄一; 近藤 浩夫; 金村 卓治; 平川 康; 古川 智弘; 帆足 英二*; 深田 智*; 鈴木 晶大*; 八木 重郎*; 辻 義之*; et al.

Proceedings of Plasma Conference 2014 (PLASMA 2014) (CD-ROM), 2 Pages, 2014/11

IFMF/EVEDA(国際核融合材料照射施設の工学実証・工学設計活動)において、世界最大流量率(3000リットル/分)を持つリチウム試験ループを用い、幅100mmで厚さ25mmの自由表面を持つ高速(15m/s)リチウム流を、IFMIFの運転条件(250$$^{circ}$$C、約10$$^{-3}$$Pa)で安定なリチウム流の形成を示す実証試験に成功した。また、リチウム施設開発におけるリチウム純化、リチウム安全や遠隔操作技術を含む最近の工学実証においても、いくつかの優れた結果が得られるとともに、リチウム施設に関する工学設計を併せて評価した。これらの研究開発で得られた成果は、核融合炉材料の開発に重要なキーテクノロジーとなる核融合炉の照射環境を模擬する加速器駆動型中性子源の開発を大きく進展させるものである。

口頭

JETにおけるX線帯スペクトルからのタングステン及びモリブデン密度の決定

仲野 友英; Shumack, A.*; Maggi, C. F.*; Reinke, M.*; Lawson, K.*; P$"u$tterich, T.*; Brezinsek, S.*; Lipschultz, B.*; Matthews, G. F.*; Chernyshova, M.*; et al.

no journal, , 

欧州のトカマク型装置JETでは、タングステン材ダイバータの導入に伴い、プラズマ中のタングステン量をモニターするため、既設のX線分光器を改造した。この分光器で観測されたスペクトルを原子構造計算プログラムで計算したスペクトルと比較することによって、W$$^{46+}$$, W$$^{45+}$$、およびMo$$^{32+}$$からのスペクトル線を同定することに成功した。さらに、これらのスペクトル線の強度からタングステンおよびモリブデンイオンの密度を導出し、電子密度に対して、それぞれ$$10^{-5}$$および$$10^{-7}$$と決定した。このタングステンイオン密度を真空紫外分光器から決定されたタングステンイオン密度と比較すると、非常に良い一致を示した。さらに、本X線分光器による連続光強度から決定したプラズマ実効電荷数と可視分光器による連続光強度から決定されたプラズマ実効電荷数を比較し、3倍の範囲で一致することを確かめた。これらから本X線分光器から導出したタングステンおよびモリブデンイオン密度は妥当であると考えられる。一方で、軟X線アレイから決定されたタングステンイオン密度と比較すると、本X線分光器から決定したタングステンイオン密度は1/7であった。軟X線アレイとの不一致の理由を今後の課題として調べる予定である。

口頭

Development of control and data processing system for ITER plasma diagnostic systems

山本 剛史; 波多江 仰紀; 谷塚 英一; 杉江 達夫; 小川 宏明; 竹内 正樹; 北澤 真一; 太田 和也*; 橋本 慰登*; 中村 来*; et al.

no journal, , 

原子力機構は、ITER計画において、周辺トムソン散乱計測装置、ダイバータ不純物モニター及びIRサーモグラフィ装置の詳細設計を進めている。各計測装置の運転及び機能分析を行い、検出器や計測に必要なレーザーなどの周辺機器をトカマクの放電シーケンスに従って動作させる統括制御システムを設計している。計測装置の運転シーケンス管理と進行監視を容易に行えるように、ITERで採用された制御ライブラリであるEPICS(Experimental Physics and Industrial Control System)のレコードを用いて個々の制御プログラムの起動と終了を管理する機能を新たに開発した。また、インターロック信号の定義データから、EPICSレコードのソースコードを自動生成する機能を設計した結果、ロバストな制御システムを効率的に開発できる見込みを得た。

口頭

モデル妥当性確認と検証を伴ったJT-60SAプラズマ運転シナリオの統合モデリングの進展

林 伸彦; Jeronimo, G.*; 本多 充; 清水 勝宏; 星野 一生; 井手 俊介; Gerardo, G.*; 坂本 宜照; 鈴木 隆博; 浦野 創

no journal, , 

JT-60SAプラズマ運転シナリオの統合モデリングの進展を報告する。予測に最適なモデルを得るため、JT-60UとJETの実験データでモデルの妥当性を確認し、統合コードTOPICSとCRONOSで検証を行った。シミュレーションで運転シナリオ毎のプラズマ性能を調べ、最適なシナリオを開発している。その時、様々な物理を様々なタイプの統合モデリングで調べた。統合ダイバータコードSONICでAr入射によりダイバータ板への熱負荷を許容値以下にできた。不純物輸送コードをTOPICSに結合し、コアのAr蓄積量とその影響を調べている。その他の統合モデリングの現状についても報告する。

口頭

ITERブランケット遠隔保守装置における除染評価

齋藤 真貴子; 丸山 孝仁; 上野 健一; 武田 信和; 角舘 聡

no journal, , 

ITERでは健全な運転を維持するために真空容器内機器である第1壁は遠隔保守装置(保守ロボット)により定期的に交換される。最大保守期間は第1壁440個の全交換作業で、2年以内の保守が要求されている。一方、この2年間の保守作業を故障なく信頼性高く進めるために、保守ロボット自体の保守保全が、ITERホットセル建屋内の補修エリアにおいて、ハンズオンにより行われる。このハンズオン作業のために、真空容器内保守作業時に保守ロボットに付着した粒径数$$mu$$m程度の放射化ダスト(タングステンやベリリウウム)を除染し、作業員の被爆量を下げることが極めて重要である。本研究では、MCNP5コードを用いて、機器の周り20点を評価点とする線量評価計算を行った。その結果、ITERでのハンズオン作業目標値(5$$mu$$Sv/h)を上回る箇所が存在することを明らかにした。この結果を受けて、保守ロボット設計ではホットセルエリアでの保守ロボットの保守保全作業手順の見直しや、除染困難箇所へのダスト侵入防止設計などのフィードバック設計を実施し、作業員の被爆量を下げる対策を講じた。

口頭

Progress of impurity influx monitor (divertor) for ITER

小川 宏明; 北澤 真一; 杉江 達夫; 勝沼 淳*; 北澤 大輔*; 大森 啓介*; 伊丹 潔

no journal, , 

ITERダイバータ不純物モニターは、ダイバータプラズマから放射される燃料粒子及び不純物の紫外から近赤外領域のスペクトル線の発光強度から、ダイバータプラズマ中の燃料粒子や不純物の密度、流入束等を評価し、ダイバータプラズマ制御に使用する計測装置である。原子力機構では、2013年7月に調達取り決めを締結した。今回、その場感度較正の波長領域を紫外領域まで測定範囲を広げるために新たにモリブデン製キャッツアイミラーを製作し、光学性能試験を実施した。その結果、3種類のレーザー(波長: 632.8, 543.5, 473.0nm)を用いた反射率測定ではモリブデンの鏡面の反射率から予想される値とほぼ等しい反射率が得られた。本講演では、予備設計レビューに向けて進めている詳細設計の進捗状況及びキャッツアイミラーの光学特性とこれを用いたその場感度較正法の原理実証試験について報告する。

口頭

トカマクランプアップフェーズにおける高エネルギー粒子のフォッカー・プランクモデリング

藤間 光徳; 濱松 清隆; 林 伸彦; 本多 充; 井手 俊介

no journal, , 

高エネルギー粒子(EP)の解析には、フォッカー・プランク(FP)モデリングが広く用いられている。トカマクの電流立ち上げフェーズのように平衡磁場が時間的に変化する場合、EPの位相空間上における粒子束が生じ(磁気圧縮)、同時に、周回電圧による加速効果も無視できなくなる。これらの効果を統合コード内のFPモジュールに取り入れ、非定常状態における統合コードの適用性を拡張した。この統合コードのJT-60SAへの適用計算例を報告する。加熱や電流駆動に対する磁気圧縮と周回電圧の効果について議論を行う。

口頭

標準ジャイロ運動論モデルにおける粒子フラックスの押し出し表現の比較

宮戸 直亮; 矢木 雅敏; Scott, B. D.*

no journal, , 

標準ジャイロ運動論モデルは2段階の相空間変換により定式化されているため、流体モーメントをジャイロ中心分布関数の積分で表現する方法が2通りある。これを押し出し表現と呼ぶが、標準モデルの定式化で用いられる表現ではジャイロ中心変換部分がジャイロ中心分布関数の引き戻し表現として現れ、案内中心変換部分とは分離されている。一方、もう一つの表現ではジャイロ中心変換部分は分布関数以外に移動し、案内中心変換による部分と混ざった形になっている。これらを粒子フラックスの具体的表現を導出することで比較する。

口頭

周期的に配分されたトロイダルコイル電流による共鳴磁場が平衡へ及ぼす影響

松永 剛; 鈴木 康浩*; 篠原 孝司; 井手 俊介; 浦野 創

no journal, , 

炉心プラズマの定常維持において、大振幅ELMを抑制または制御する必要がある。ITERでは外部コイルによる共鳴磁場で周辺の閉じ込め磁場をストキャスティック化しELM制御する手法が提案されているが、DEMOにおいては外部コイルの設置は困難である。そこでTFコイルの電流値を周期的に配分し、共鳴磁場を生成する手法を提案する。コイル電流を1%程度増減しトロイダル周期数が3となるように配分すると周辺の磁力線がストキャスティック化する。本発表では、本手法の詳細について報告する。

口頭

Isotope effects in ion temperature gradient driven turbulence

井戸村 泰宏

no journal, , 

Full-fジャイロ運動論コードを用いたイオン温度勾配駆動(ITG)乱流の数値実験によって水素プラズマと重水素プラズマの閉じ込め特性の違いを調べた。加熱パワーと装置サイズをスキャンした結果、雪崩的な比局所熱輸送の間欠的なバーストによってイオン温度分布の硬直性が発生し、その結果、閉じ込め時間のBohm的なスケーリング$$tau_Bsim M^1rho^{*-2}$$が得られることがわかった。ここで、$$M$$はイオンの質量、$$rho^*$$は規格化したジャイロ半径を示す。以上の結果から、ITG乱流の閉じ込め時間が質量に比例することを示した。

口頭

JT-60Uにおけるディスラプション直前のMHD不安定性が熱クエンチ後の電子温度分布に与える影響

柴田 欣秀; 松永 剛; 榊原 悟*; 河野 康則; 諫山 明彦; 渡邊 清政

no journal, , 

トカマク装置ではディスラプション発生時に装置に損傷を与える可能性があるため、緩和・回避法の研究が行われている。発表者らはこれまでの研究で、電流減衰初期の電子温度分布の変化がディスラプション時のプラズマ電流の減衰に影響を与えていることを見いだし、電子温度分布を制御することでディスラプションが緩和できる可能性を示した。ディスラプション中に形成される電子温度分布の機構は明らかになっていないが、直前に発生するMHD不安定性がそれらの決定に関連している可能性が高い。そこで、本研究ではディスラプションの発生原因となっているMHD不安定性がディスラプション中の電子温度分布形成にどのような影響を与えているのかをJT-60Uで発生したディスラプション放電を対象に解析し、調査した結果を報告する。

口頭

電子サイクロトロン波加熱電流駆動性能向上のためのITER水平ECランチャー設計の改良

高橋 幸司; 阿部 岩司; 磯崎 正美; 池田 亮介; 小田 靖久; 梶原 健; 坂本 慶司; 小林 則幸*; 飯田 浩正*; 小松崎 学*; et al.

no journal, , 

ITER水平ポートより入射ミリ波ビームの角度可変方向をトロイダルからポロイダルへ変更することにより、プラズマ半径位置$$rho$$=0.4$$sim$$0.6での電流駆動効率が倍増する解析結果が得られ、その特性を生かすべく設計変更を進めている。水平ポートランチャーのミリ波伝送部について、入射ミリ波ビームのポロイダル可変と、伝送効率99%以上を満たすミリ波設計を見いだし、構造設計に反映させた。講演では、そのミリ波設計の最適化や、ポロイダルビーム可変を可能とする遮蔽ブランケット設計の改良などについて報告する。

口頭

ジャイロ運動論シミュレーションによる高速粒子駆動測地線音響モードの研究

三木 一弘; 井戸村 泰宏

no journal, , 

本研究では高速粒子により駆動される測地線音響モード(EGAM)の線形ダイナミクスを同定した。bump-on-tail粒子分布によりビーム粒子を模擬して、固有値解析より得られるモード実周波数と線形成長率を求めるとともに、有限軌道幅(FOW)効果によるEGAMへの影響を検討した。実験装置における典型的なパラメータ領域においてはEGAMの成長モードに与える影響は高々数%と小さいことが分かった。解析計算結果はfull-fジャイロ運動論シミュレーションコード(GT5D)による初期値問題の数値計算と比較して確かめられた。次に、より一般的なビーム分布(slowing down分布)を用いたEGAMの初期値問題の数値計算を行った。ここではDIII-Dの過去の実験結果と同様な磁場配位を模擬して計算を行うとともに、得られた結果と以前に報告されたハイブリッドコードの結果と比較した。得られた周波数はハイブリッドコードと同様な数値が得られた。一方、成長率はハイブリッドコードに比べて同様の傾向だが低い数値が得られた。

口頭

JT-60U解析と予測シミュレーションのための3次元非局所ドリフト運動論コードと境界条件モデルを用いたトロイダル回転モデリング

本多 充; 佐竹 真介*; 鈴木 康浩*; 吉田 麻衣子; 林 伸彦; 神谷 健作; 松山 顕之; 篠原 孝司; 松永 剛; 仲田 資季; et al.

no journal, , 

トカマクの性能予測に向け、新古典トロイダル粘性(NTV), 径電場,トロイダル回転を自己無撞着に計算でき、スクレイプオフ層プラズマの物理も踏まえた境界条件モデルを組み合わせた、トロイダル運動量輸送のための統合フレームワークを構築した。1.5次元輸送・平衡コードTOPICS, 3次元平衡コードVMEC, 新古典輸送コードFORTEC-3Dを組み合わせることで現実的な非軸対称磁場によるNTVを計算できる。NTVは径電場に敏感であり、径電場に大きな影響を与えるトロイダル回転の境界条件モデリングが必須であるため、JT-60Uの径電場観測結果を踏まえた境界条件モデルを構築した。この統合フレームワークによってJT-60Uのトロイダル回転分布をよく再現することができた。またJT-60SAのトロイダル回転分布予測計算を行った。

口頭

拡張された運動論的MHDモデルによるJT-60U実験解析

白石 淳也; 宮戸 直亮; 松永 剛

no journal, , 

トカマクプラズマにおける電磁流体力学(MHD: Magnetohydrodynamics)モードに対するトロイダル回転シア効果及び運動論効果の解明を目指して、運動論的MHDモデルの拡張を行った。E$$times$$B回転の効果を含む案内中心ラグランジアンを用いることにより、案内中心の運動がコリオリ力と遠心力の影響を受け、それに伴い、MHDモードと粒子運動の共鳴に起因するエネルギー項が拡張されることを示した。この拡張された運動論的MHDモデルをトカマク配位における回転効果を含む抵抗性壁モード(RWM: Resistive Wall Mode)解析コードMINERVA/RWMaCに実装した。当コードをJT-60UにおけるRWM実験解析へ応用した結果について報告する。

口頭

Optimization of the magnetic configlation toward large current beam production in the JT-60SA negative ion source

吉田 雅史; 花田 磨砂也; 小島 有志; 柏木 美恵子; 梅田 尚孝; 平塚 淳一; 秋野 昇; 遠藤 安栄; 小又 将夫; 藻垣 和彦; et al.

no journal, , 

JT-60SA負イオン源では、JT-60SAにて要求される大電流負イオンビームの長時間生成を達成するための研究課題の一つであるビームの一様性改善を進めている。これまでに従来の磁場構造からテント型磁場構造を基にした新たな磁場構造を用いることで、一様な負イオンビーム生成が可能となった。それと同時に、負イオン生成効率が向上するとともに電子の引出抑制効率が劣化した。本研究ではこれらの原因を解明するために、磁場構造と負イオンの親粒子である水素イオン、原子および電子との関係を調べた。その結果、新たな磁場構造を用いることで生じたフィルター磁場強度の減少によって、水素イオンや原子のプラズマ電極への流入量が増大し、負イオン生成効率が向上したことが分かった。他方、この減少により、プラズマ電極近傍での電子密度が増大して、電子の引出抑制効率が劣化することも分かった。ただし、5枚すべての引出電極の電子による熱負荷は一様で、引出電極の設計の範囲内であった。以上の結果より、改良後の磁場構造が有用であることが分かった。今後この磁場構造を用いて22A、100秒負イオンビーム生成を目指す。

口頭

Assessment of accuracy of plasma shape reconstruction by Cauchy Condition Surface method in JT-60SA

宮田 良明; 鈴木 隆博; 井手 俊介; 浦野 創; 武智 学

no journal, , 

トカマク装置における安定したプラズマ平衡制御のためには正確にプラズマ境界を決定する必要がある。コーシー条件面(CCS)法はプラズマ外部に置かれた磁気計測器から、コーシー条件を持つ仮想面外部の磁束分布を計算し、プラズマ境界を再構築する数学的手法である。JT-60SAにおいて、プラズマ形状再構築誤差が最小となる最適なCCSの形状や未知数の数は、プラズマの大きさに比例することが分かり、この条件を用いることでプラズマ形状再構築精度が大幅に改善した。JT-60SAにおけるCCS法を用いたプラズマ形状再構築精度の評価を報告する。

口頭

JT-60SAクライオスタットの上蓋構造の設計

中村 誠俊; 芝間 祐介; 正木 圭; 逆井 章

no journal, , 

真空断熱容器であるJT-60SAのクライオスタットは、ベース部と胴部で構成され、胴部の上蓋で最終閉止する。上蓋は、曲率8mの欠球形状であり、冷媒配管の支持のため、18個のポートを持つ。上蓋は、2分割で輸送され、組立時に、分割部をボルト締結し、クライオスタット胴部との接続部をクランプ締結する。真空断熱のため、溶接で真空閉止する。通常運転時には、クライオスタット内を10$$^{-3}$$Paまで排気する。事故事象として、地震発生時と冷媒配管のHeリークによるクライオスタットの内圧上昇が想定される。通常運転時、及び内圧上昇時に対して真空シール溶接の健全性の担保に必要な上蓋の剛性を得るために、胴体接続部のフランジ構造、分割部のフランジ構造、フランジ周りの補強を検討した。製作性を考慮して、補強部材の削減を図り、真空シール溶接の補強に有効である径方向リブと強め輪の補強効果を調べた。地震発生時は、18個のクランプで上蓋の胴部からの落下を防止する。補強部材,フランジ,クランプの構造と上蓋の構造健全性について報告する。

口頭

統合ダイバータコードSONICにおけるMPMDシステムの開発

清水 勝宏; 星野 一生; 川島 寿人; 滝塚 知典*

no journal, , 

トカマクシミュレーションにおいて各モデル開発が進展するとともに、コードの統合化が進められている。こうしたコードの結合において、問題となるのは、各コードは複数の開発者(他研究機関)により同時に改良が進められていることである。したがって、各コードの独自性を保ちながら、いかに結合するかが、結合/統合化の際の要(かなめ)である。これを解決するため、独立の複数のプログラムがMassage Passing Interface(MPI)によりデータを必要に応じて交換し、協調して計算を進めるシステム(MPMD: Multiple Program Multiple Data)の開発を行った。このシステムをダイバータでの粒子、熱輸送を解析するため開発しているSONICコードシステムに適用し、並列処理に伴うシステムの計算性能の改善を得た。また、コアの輸送特性との結合にも成功した。

口頭

JT-60UのELMy Hモード境界層におけるトロイダルプラズマ流と径電場構造

神谷 健作; 本多 充; 浦野 創; 吉田 麻衣子; 鎌田 裕

no journal, , 

本研究では、プラズマの安定性向上や閉じ込め改善等に重要な役割を果たしているプラズマ回転について、数値計算によるプラズマ内部における分布形状の予測精度を向上するために、実験的に境界条件を精度良く決定することを目指した。セパラトリクスにおけるプラズマ回転速度は運動量の主プラズマからの拡散とSOLにおける磁力線に沿う損失とのバランスで決定されるが、零では無く有限の速度があり、外部からの運動量入射方向によって系統的に変化し、ELMによるペデスタル圧力の崩壊には大きく影響を受けないことが分かった。

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