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景山 英一; 野崎 文男; 新井 英彦; 橋本 昭司
工業化学雑誌, 74(4), p.583 - 587, 1968/00
電子線で空気中前照射処理したポリノジックレーヨンへのスチレン乳化グラフト重合において、モノマー濃度、前照射線量および繊維充てん密度のグラフと速度におよぼす影響を検討した。
景山 英一; 野崎 文男; 橋本 昭司
工業化学雑誌, 71(4), p.580 - 582, 1968/00
電子線で空気中前照射したポリノジックレーヨンへのスチレンのグラフト重合をスチレン(10vol%)・水・メタノール混合液を反応液として50Cで行なった。そして反応液中の水濃度のグラフト速度におよぼす影響を検討した。また種々の組成の水・メタノール混合液にレーヨンを浸しその膨潤度を調べ、グラフト速度との関係を考察した。
町 末男; 藤岡 修二*; 鍵谷 勤*
工業化学雑誌, 70(3), p.388 - 390, 1967/00
本報では、各種の溶媒の存在下でエチレンの高圧放射線重合反応を行ない、重合速度および重合物の重合度に対する溶媒の種類の影響を調べ、溶媒の作用について検討した。重合反応は内容積100mlのステンレス鋼(SUS-27)の耐圧容器内で、圧力300kg/cm、温度24~26C、線量率2.510rad/hrの条件下で溶媒50mlを用いて行なった。メタノール、エチルエーテル、酢酸エチルを溶媒とした場合には重合速度は比較的大きく、1~5gポリマー/l・hrである。一方、n-ヘキサソ、トルエソ、キシレンを用いた場合には重合速度は小さく、0.05~0.2gポリマー/l・hrであることが見出された。G(放射線によるラジカル生成のG値)の大きい溶媒を用いた場合は重合速度は大きく、Gの小さい溶媒の場合には重合速度は小さい。これらの結果は、溶媒存在下のエチレン放射線重合反応においては開始ラジカルは溶媒およびモノマーから生成し、その速度定数は溶媒とモノマーのGに比例するという考えによって説明し得る。
辻野 毅; 大和田 謙; 石原 健彦
工業化学雑誌, 70(5), p.622 - 628, 1967/00
抽出機構を明らかにする目的で、トリオクチルアミン/ケロシン溶媒による硝酸および硝酸ウラニルの抽出を30Cで実験検討した。得られた分配平衡データおよび分光スペクトルの結果からつぎの抽出反応を推論した。硝酸の抽出に対して(中和)RN+H+N0RNHNO(1) (付加)RNHNO+HN0RNHNO・HN0(2) (1)、(2)式を合せた分配比(K)はつぎの実験式でまとめることができる。K=[RN]{1/[HNO]+K}(3) Kは[RN][HN0]1Nの条件では0,1N≦[HNO]5Nでは0.3,5N≦[HN0]≦9Nでは0.34の値をもつ実験定数である。
後藤田 正夫; 景山 英一; 上埜 武夫; 野崎 文男; 宇田川 昂
工業化学雑誌, 70(9), p.1578 - 1582, 1967/00
電子線で空気中前照射処理したポリノジックレーヨンヘのスチレン乳化グラフト重合において乳化剤の種類およびその添加量、そして酸素量の反応成績におよぼす影響を検討した。その結果、つぎの諸点が明らかになった。一般的に陰イオンおよび非イオン性活性剤がよく、陽イオン活性剤は本反応系において乳化剤として適格でない。また、乳化剤の添加量とともにグラフト率およびグラフト効率ともに低下するのが一般であった。酸素の影響として、本報告の乳化グラフト法はメタノールを溶媒とする溶液グラフト法にくらべて酸素の抑制効果が見かけ上小さい。また、乳化剤の種類によってこの抑制効果が相違し、陰イオン性活性剤を使用するとこれをきわだって小さく保ち得た。
後藤田 正夫; 久保田 宏*; 景山 英一; 野崎 文男; 尾見 信三*; 宇田川 昂
工業化学雑誌, 70(9), p.1606 - 1607, 1967/00
著者らは前報において、あらかじめ電子線で照射したポリノジックレーヨンヘのスチレン乳化グラフト重合における乳化剤および酸素の影響について報告した。本報告においてはこれに関連して、乳化剤をまったく含まないスチレンの分散懸濁相におけるグラフト重合について述べ、前報の乳化系グラフト重合と比較したい。
町 末男; 吉瀬 靖一*; 鍵谷 勤*
工業化学雑誌, 69(9), p.1892 - 1896, 1966/00
放射線によるエチレソとメタノールとのテロリゼーションおよび重合反応を反応温度40~170C、反応圧力100~400kg/cm、線量率6.310~3.010rad/hr、回分式反応器で行ない、収量、テロマーとポリマーの比率などにおよぼす反応条件の影響を調べた。主反応生成物のうち、テロマーは1級のO-Hを有する奇数の炭素原子からなる長鎖アルコールの混合物で、平均重合度が1O~30のグリースないしワックス状のものであった。ポリマーも1級のO-H基を有する固体である。反応速度は初期圧力の1乗、線量率の0.6乗に比例する。全反応の見掛けの活性化エネルギーは4kcal/molであった。テロマーの生成比率は反応温度が上昇すると急速に増加し、170C、400kg/cmでは90%に達する。さらに、メタノールの代りにn-ブタノール、i-プロパノールをテロ-ゲンとして用いた場合についても調べた。n-ブタノールを用いたとぎは第ニアルコール、i-プロパノールを用いたときは第三アルコールがそれぞれテロマーの主成分である。メタノールよりの開始反応速度はエチレソからのそれより大きく、約10倍である。n-ブタノール、i-プロパノールよりのそれは同程度で、メタノールのそれよりもさらに大きい。これらの結果から、いずれの場合も開始反応はほとんどアルコールから起こっていると推論した。
山口 一郎
工業化学雑誌, 68(8), p.1328 - 1333, 1965/00
Arnoldらによるエチルアルコールについての見事なNMRスベクトルに端を発した高分解能NMRの分野は、測定の機器と技術の急速な進歩により、一般の実験室においてもかなり微細なスペクトル構造を容易に得られるようになった。また測定精度も飛躍的に向上し、わずかのスペクトルの変化も確認できるようになってきた。その間、化学シフト、スピン間結合常数、および磁気緩和等の基礎的現象に関して、理論的裏づけの研究も数多くおこなわれてきた。
辻村 重男
工業化学雑誌, 65(8), p.1146 - 1151, 1962/00
フッ素化学工業は原子力の発展と密接な関連をたもちつつ,最近十数年間に大きく発達した。原子力とフッ素化学は四フッ化ウランUFが金属ウラン製造の中間製品であること、六フッ化ウランUFが濃縮ウラン製造用物質として利用されることなどで極めて深い関係にある。UFが濃縮ウラン、つまり天然ウランよりUに富んだウランを製造するガス拡散プラントに利用されるのは、いうまでもなくUFがウラン化合物の中で特に揮発性に富み常温近くで高い蒸気圧を有するためである。ウラン化合物の中には他にU(BH))、UClのような揮発性物質が存在するが、現在工業的規模に利用されているのはUFのみである。
岩崎 又衛; 矢幡 胤昭; 大島 恵一*; 鈴木 敬三
工業化学雑誌, 65(8), p.1165 - 1167, 1962/00
金属タングステンとフッ素ガスとの反応性を200、350、500Cの各温度にて重量変化により調べた。フッ素ガスは電解により発生させ、窒素ガスにてうすめて用いた。反応開始温度は試料の形状により異なり、粉末状試料の場合は200Cにて反応を開始するが、棒状試料の場合は300Cにて開始する。反応生成物の主なものは六フッ化タングステンであることを赤外吸収により確認した。反応途中の試料を電子顕微鏡、電子線回折にて調べたが、中間生成物は確認されなかった。試料金属粉末の吸着表面積をB.E.T法にて測定したが、この表面積の増加と共に反応性も増す。粉末試料の場合、フッ化反応の見かけの活性化エネルギーは0.5kcal/molであった。