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七村 拓野; 藤田 真奈美; 長谷川 勝一; 市川 真也; 市川 裕大; 今井 憲一*; 成木 恵; 佐藤 進; 佐甲 博之; 田村 裕和; et al.
Progress of Theoretical and Experimental Physics (Internet), 2022(9), p.093D01_1 - 093D01_35, 2022/09
被引用回数:16 パーセンタイル:86.59(Physics, Multidisciplinary)We performed a novel scattering experiment at the J-PARC Hadron Experimental Facility. Approximately 2400
elastic scattering events were identified from
tagged
particles in the
momentum range 0.44 - 0.80 GeV/c. The differential cross sections of the
elastic scattering were derived with much better precision than in previous experiments. The obtained differential cross sections were approximately 2 mb/sr or less, which were not as large as those predicted by the fss2 and FSS models based on the quark cluster model in the short-range region. By performing phase-shift analyses for the obtained differential cross sections, we experimentally derived the phase shifts of the
and
channels for the first time. The phase shift of the 3S1 channel, where a large repulsive core was predicted owing to the Pauli effect between quarks, was evaluated to be
. If the sign of
is assumed to be negative, the interaction in this channel is moderately repulsive, as the Nijmegen extended-sort-core models predicted.
Kim, Y.*; Liu, Y.-R.*; 岡 眞; 鈴木 渓
Physical Review D, 104(5), p.054012_1 - 054012_18, 2021/09
被引用回数:17 パーセンタイル:71.58(Astronomy & Astrophysics)本論文では、スカラー及びベクトルダイクォークのカイラル有効理論を線形シグマ模型に基づいて構成する。有効理論の主な適用として、チャームまたはボトムクォークを1個含むシングルヘビーバリオンの基底状態と励起状態を記述する。ヘビークォーク()とダイクォーク間の2体ポテンシャルを用いて、ヘビークォーク・ダイクォーク模型を構築し、
,
,
,
バリオンの正パリティ及び負パリティ状態のスペクトルを求める。ここで、有効理論に含まれる質量や相互作用パラメータは、格子QCDから得られたダイクォーク質量やヘビーバリオンの実験値を用いて決定される。結果として、擬スカラーダイクォーク質量の逆ヒエラルキーに起因して
(フレーバー
)の負パリティ励起状態のスペクトルが、
とは異なる振る舞いを示すことを示す。一方で、
,
(フレーバー
)のスペクトルは、
と同様である。さらに、我々のヘビークォーク・ダイクォーク模型による結果と実験値やクォーク模型による結果との比較を議論する。
川上 洋平*; 原田 正康*; 岡 眞; 鈴木 渓
Physical Review D, 102(11), p.114004_1 - 114004_9, 2020/12
被引用回数:9 パーセンタイル:43.72(Astronomy & Astrophysics)ダイクォーク描像をもとに作られたカイラル有効理論に基づいて、ヘビークォークを1個含むバリオン励起状態の崩壊幅を計算した。その結果、軸性U(1)対称性をあらわに破るアノーマリーの効果が、崩壊の結合定数を大きく減らすため、幅が10倍程度抑制されることを発見した。
Kim, H.*; Kim, K. S.*; 岡 眞
Physical Review D, 102(7), p.074023_1 - 074023_10, 2020/10
被引用回数:18 パーセンタイル:68.08(Astronomy & Astrophysics)=0,
=3のダイバリオン状態の6クォーク(ヘキサクォーク)成分を分析し、質量を求めた。その結果、実験的に報告されている質量をヘキサクォーク構造から矛盾なく説明できることを示した。
小松 雄哉*; 市川 裕大; 成木 恵*; 谷田 聖; 他24名*
JPS Conference Proceedings (Internet), 26, p.022029_1 - 022029_4, 2019/11
A di-quark correlation has been proposed to describe the internal structure of hadrons, especially those of exotic ones. Nevertheless it lacks a conclusive experimental evidence. The J-PARC E50 experiment performs charmed baryon spectroscopy at J-PARC high-momentum beam line to investigate the role of di-quark correlations in baryons. The energy levels of the excited sates are measured by a missing-mass technique for the first time, and the production rates and decay branching ratios are also measured.
肥山 詠美子; 保坂 淳; 岡 眞; Richard, J.-M.*
Physical Review C, 98(4), p.045208_1 - 045208_8, 2018/10
被引用回数:57 パーセンタイル:96.32(Physics, Nuclear)クォーク模型のハミルトニアンを用いて、5クォーク系のスペクトル計算をおこなった。実スケーリング法を用いて共鳴状態を散乱状態から分離することによって、最近LHCbで発見されたペンタクォークに対応する状態があるかどうか、あるとすれば量子数はなにかを決める解析を行った。その結果、発見されたペンタクォークに対応する共鳴は、通常のメソンやバリオンを再現できるハミルトニアンでは再現できないことが明らかになった。
前田 沙織*; 岡 眞; Liu, Y.-R.*
Physical Review C, 98(3), p.035203_1 - 035203_9, 2018/09
被引用回数:14 パーセンタイル:71.91(Physics, Nuclear)チャームを含むバリオンと核子
の2バリオン共鳴状態の存在を
-
間のポテンシャルによる相互作用の模型を用いて解析した。解析には複素スケーリング法を用いて、共鳴状態を散乱振幅の複素平面での極として求めた。その結果、
を持つ共鳴状態が存在することを示した。チャームクォークを含むダイバリオンの有力な候補として注目される。実験的にこの共鳴を発見することが次の課題である。
佐甲 博之
JPS Conference Proceedings (Internet), 17, p.063004_1 - 063004_2, 2017/07
N*, のバリオン励起状態は長年研究されているが、依然として多くの高質量の励起状態が見つかっていない。最近の理論研究で
が高質量バリオン励起状態の崩壊チャンネルとして大きな寄与を持っていることが分かってきた。このため、
生成反応を測定する実験(J-PARC E45)を提案した。本発表ではこの実験の概要と検出器の開発状況について発表する。
秋村 友香; 丸山 敏毅; 吉永 尚孝*; 千葉 敏
Acta Physica Hungarica A, 27(2-3), p.355 - 358, 2006/10
クォーク多体系の分子動力学シミュレーションによって低温低密度でのバリオン物質から高温高密度でのクォーク物質への相転移を記述する。また広い温度,密度領域での物質の状態方程式を調べる。さらに物質の粘性,熱伝導率などを調べ、クォーク物質,バリオン物質の物性やダイナミクスに関する知見を得る。
中野 貴志*; Ahn, D. S.*; Ahn, J. K.*; 秋宗 秀俊*; 浅野 芳裕; Chang, W. C.*; 伊達 伸*; 江尻 宏泰*; 藤村 寿子*; 藤原 守; et al.
Physical Review Letters, 91(1), p.012002_1 - 012002_4, 2003/07
被引用回数:1022 パーセンタイル:99.84(Physics, Multidisciplinary)と
の両粒子を前方で測定することにより、
Cを標的にした
n
n光反応を研究した。1.54GeV/C
に25MeV/C
以下の幅の鋭いバリオン共鳴ピークを観測した。この共鳴ピークのストレンジネス(
)は+1であった。この状態は5つのクォーク(
)が
と中性子に崩壊した状態であると解釈される。
奈良 寧; 大塚 直彦; 大西 明*; 丸山 智幸
Progress of Theoretical Physics Supplement, (129), p.33 - 37, 1997/00
高エネルギー重イオン反応(核子当たり約10GeV)で生成される高温高密度核物質の熱的性質の時間発展をシミュレーションを用いて研究した。これまで、すべての観測されているバリオン共鳴状態(,
,N
)を陽にシミュレーションに入れても、入れなくても、実験値はよく再現することが知られていた。しかし、我々は自由度が大きくなると重イオン反応のメカニズムは大きく変わり、たとえば生成される状態の温度はまったく違うことを発見した。
岡 眞
no journal, ,
現象論的ポテンシャル模型に基づいておよび
ダイバリオンの質量と幅を複素スケーリング法で求めて、幅の狭いフェッシュバッハ共鳴が存在する可能性を示した。
Gubler, P.
no journal, ,
The low-lying spectrum of charmed baryons is calculated in lattice QCD on the
64,
PACS-CS gauge configurations at the almost physical pion mass of 156 MeV/
. By employing a set of interpolating operators with different Dirac structures and quark-field smearings for the variational analysis, we extract the ground and first few excited states of the spin-1/2 and spin-3/2, singly-, doubly-, and triply-charmed baryons.
佐甲 博之; 今井 憲一; 佐藤 進
no journal, ,
J-PARCにおいて重イオン将来計画が議論されている。今回の発表では、特に重イオン加速スキーム、物理の目的、実験装置について議論する。この計画には2つの目的がある。一つは核子当たり1-10GeV/cのリニアックビームを用いた不安定核低エネルギーの研究、もう一つは核子当たり1-10GeV/cの主リングビームを用いた高バリオン密度の研究である。本講演では、後者について述べる。物理の目的として、特に高バリオン密度を調査するためレプトン対を測定し、またエキゾチックなハドロン、原子核の探索を目指している。重イオン加速機構としては、既存の3GeVシンクロトロン(RCS),30GeVシンクロトロン(MR)に、新重イオンリニアックを追加したものを例として挙げた。さらに重イオン実験スペクトロメーターの設計を示す。
今井 憲一
no journal, ,
最近の格子QCD計算でしきい値近くのHダイバリオンの存在が示唆されている。KEK-PSでの以前の実験ではの不変質量分布においてしきい値近くでピークらしきものが観測されていた。そこでJ-PARCにおいて
の質量スペクトルを通じてHダイバリオンを探索する実験を提案した(E42)。依然よりはるかに高い統計と質量分解能が期待される。そのため我々はGEM-TPCと超伝導Helmholtz磁石を用いたハイペロンスペクトロメーターを建設している。これまでのテスト実験やシミュレーションに基づきこのスペクトロメーターの期待される性能について報告する。このスペクトロメーターによるHダイバリオン以外の物理についても議論する。
鈴木 渓
no journal, ,
チャームクォークやボトムクォークなどのヘビークォークを1個含むバリオン(シングルヘビーバリオン)や2個含むテトラクォーク(ダブルヘビーテトラクォーク)は、軽いクォークを2個含むため、十分に発達した(軽い)ダイクォーク構造が何らかの役割を担うことが期待される。さらに、軽いダイクォークの性質はカイラル対称性の自発的破れに影響されており、QCD真空の未知の性質を調べるための敏感なプローブとして役立つはずである。本講演では、ヘビークォークを含むハドロンの分光学的性質について議論する。特に、軽いダイクォークのカイラルパートナー構造(例えば、スカラー/擬スカラーダイクォークやベクトル/軸性ベクトルダイクォーク)を考慮したカイラル有効模型を構築し、この模型によるダイクォークのスペクトル、ハドロンスペクトル、ハドロン崩壊の性質などの予言について報告する。
佐甲 博之
no journal, ,
J-PARC重イオン計画の主目的は核子あたり1-10AGeVのウラン等の重イオンビームによる高バリオン密度領域におけるQCD相図の探索である。特にJ-PARCの高強度ビーム出力を利用して、電子、ミューオン、マルチストレンジ粒子、チャームハドロン等の測定を目指している。重イオン加速機構については既存の3GeV RCS, 50GeV MRにリニアックとブースターリングを増設する方法を検討している。