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論文

Bonding study on trivalent europium complexes by combining M$"o$ssbauer isomer shifts with density functional calculations

金子 政志; 渡邉 雅之; 宮下 直*; 中島 覚*

Radioisotopes, 66(8), p.289 - 300, 2017/08

Eu錯体の配位結合におけるf電子の役割を理解することを目的として、相対論密度汎関数計算をEu(III)錯体に適用した。既報の$$^{151}$$Euメスバウアー異性体シフト実験値とEu原子核位置での電子密度計算値の線形性を比較することによって、B2PLYP理論がメスバウアー異性体シフトを最もよく再現することが分かった。また、分子軌道に基づく電子密度の解析によって、d及びf電子が配位結合に大きく関与していることを明らかにした。

論文

Structure and magnetism of Eu$$_{1-x}$$Dy$$_{x}$$TiO$$_{3}$$

吉井 賢資; 水牧 仁一朗*; 中村 彰夫; 阿部 英樹*

Journal of Solid State Chemistry, 171(1-2), p.345 - 348, 2003/02

 被引用回数:9 パーセンタイル:30.66(Chemistry, Inorganic & Nuclear)

Eu$$_{1-x}$$Dy$$_{x}$$TiO$$_{3}$$の構造と磁性について調べた。x=0及びx=1の酸化物は共に絶縁体であり、おのおの6Kでの反強磁性及び64Kでの強磁性を示す。結晶構造はx$$<$$0.4では正方晶、それより大きいxでは斜方晶であった。混晶領域では金属強磁性の発現が見られ、これはx=0及び1の系とまったく異なる性質である。これは、Ti伝導電子を介する希土類モーメント間の相互作用による強磁性であると推測した。また、Euイオンの原子価は酸化物では珍しい2+であることが磁化測定からわかった。発表では一部の試料における放射光吸収分光データについても触れる。

論文

Empirical method for prediction of the coordination environment of Eu(III) by time-resolved laser-induced fluorescence spectroscopy

尾崎 卓郎; 有阪 真; 木村 貴海; Francis, J. A.*; 吉田 善行

Analytical and Bioanalytical Chemistry, 374(6), p.1101 - 1104, 2002/11

 被引用回数:24 パーセンタイル:57.73(Biochemical Research Methods)

時間分解レーザー誘起蛍光分光法(TRLFS)によりユーロピウム(III)の配位状態を解明する手法を開発した。ユーロピウム(III)の蛍光寿命は原子に直接配位した水分子の数(N)に比例する。また、発光スペクトルの$$^{5}$$D$$_{0}$$$$^{7}$$F$$_{1}$$ピークと$$^{5}$$D$$_{0}$$$$^{7}$$F$$_{2}$$ピークとの比(R)はユーロピウム(III)周囲の配位状態の対称性の指標となる。これまでに、ユーロピウム(III)の状態解析にTRLFSを適用した研究は多いが、NとRの相関を状態解析に利用した例はない。本研究では、ユーロピウム(III)の配位状態が既知である系を選び、NとRの座標上での分布を調べた。典型的な外圏配位型としてユーロピウム(III)-塩化リチウム溶液系,内圏配位型としてユーロピウム(III)-ポリアミノカルボン酸系を用いた。また、メタノールと塩酸の共存下で強酸性陽イオン交換樹脂に吸着したユーロピウム(III)の配位状態をそれらの中間型として利用した。その結果、NとRは配位状態に対応した特異的な分布を示した。これを利用すると、配位状態が未知なユーロピウム(III)のNとRのダイアグラム上での位置を決定することによって、未知の配位状態を解明できる。同手法は固液界面に吸着したユーロピウム(III)の状態解析にも適用できるという大きな利点を有する。本研究で開発した手法は生体高分子や微生物に吸着した系など、複雑な配位環境中のユーロピウム(III)の配位状態を解明するのに非常に有効である。

論文

Association of Eu(III) and Cm(III) with ${it bacillus subtilis}$ and halobacterium salinarum

尾崎 卓郎; Gillow, J. B.*; Francis, J. A.*; 木村 貴海; 大貫 敏彦; 吉田 善行

Journal of Nuclear Science and Technology, 39(Suppl.3), p.950 - 953, 2002/11

微生物とユーロピウム及びキュリウムとの相互作用についての研究を行った。微生物試料としては、一般環境中に生息する$it Bacillus subtilis$と高濃度の塩の存在下でのみ生育するHalobacterium salinarumを用いた。両元素の微生物体への吸着率をトレーサー法により調べた結果、$rm pH$が3から5の範囲では吸着量,吸着速度ともに高pHほど大きな値を示すことがわかった。また、両微生物間で、吸着平衡後の分配率(K$$_{d}$$)に大きな違いは見られず、両元素はほぼ等しい挙動を示した。微生物体に吸着したユーロピウムの状態を時間分解レーザー誘起蛍光分光法により調べた。蛍光寿命より配位水の数を求めた結果、$it Bacillus subtilis$に吸着したユーロピウムの配位水数は$rm pH$の増加とともに減少し、$it Halobacterium salinarum$については逆の傾向が見いだされた。発光スペクトルの形状から得られる情報により吸着ユーロピウムの配位構造の複雑性を検討したところ、Bacillus subtilisに吸着したユーロピウムの配位構造の複雑性は$rm pH$の影響をほとんど受けないが、$it Halobacterium salinarum$については$rm pH$の増加とともに複雑性が急激に増すことが示された。また、これらの結果から、$it Halobacterium salinarum$に吸着したユーロピウムはBacillus subtilisに吸着したものよりも、より外圏型な配位構造を有することがわかった。

論文

Activation analysis of gadolinium impurity in high purity europium oxide

久保田 益充

Journal of Nuclear Science and Technology, 13(8), p.449 - 453, 1976/08

 被引用回数:1

高純度酸化ユーロピウムに含まれるGd不純物を陽イオン交換法を併用した放射化分析法によって定量した。$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{3}$$Gd放射能を対象として定量したところ熱中性子束~1$$times$$10$$^{1}$$$$^{3}$$n/cm$$^{2}$$・sec、照射時間130hrで1.8$$times$$10$$^{6}$$ppmの不純物量となった。これは$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{1}$$Euの二次中性子反応から生成した$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{3}$$Gdに原因がある。この反応の影響を避けるため$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{9}$$Gdを対象としてGd不純物を定量した。実験はGd不純物をEu試料から分離した後、放射化し$$gamma$$線放射能を測定した。その後、$$alpha$$-ヒドロキシイソクラ酸を溶離剤としたイオン交換法によってGd放射能を精製した。この方法によるGd不純物量は40ppm以下であった。$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{9}$$Gd放射能を用い、Eu試料からGd不純物を分離した後放射化するこの方法はGd不純物の定量に有効である。

論文

ネオジム,サマリウムおよびユーロピウムの定量

小森 卓二*; 田村 修三*; 大内 操*; 郡司 勝文; 橋谷 博*; 吉田 博之*

分析化学, 13(1), p.32 - 38, 1964/00

酸化トリウムおよびイエローケーキ中のネオジム、サマリウムおよびユーロピウムの濃度を同位体希釈法により測定した。スパイクとして電磁分離で濃縮した同位体($$^{1}$$$$^{4}$$$$^{7}$$Sm、$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{1}$$Eu)および核分裂生成物から得たネオジムを用いた。試料を溶解したのち、既知量のスパイクの溶液を加えて、希土類元素をチオシアン酸塩-TBP抽出法またはオキシン抽出およびTBP抽出法によりマトリックスから分離する。分離した希土類元素の同位体組成を希土類元素相互の分離をすることなく表面電離型質量分析計(CEC21-702B)を用いて測定し、その結果からネオジム、サマリウムおよびユーロビウムの濃度を算出する。この方法は核燃料中のppmからppbまでの濃度範囲のネオジム、サマリウムおよびユーロピウムの定量に満足すべき精度と正確度で適用することができた。

口頭

Loading effect on Eu(III) binding to groundwater humic acid; Application of NICA-Donnan model

寺島 元基; 斉藤 拓巳; 石井 智子*; 赤木 洋介*; 舘 幸男

no journal, , 

低濃度のEu(III)と幌延の地下研究施設の地下水から分離・精製したフミン酸との錯形成データを溶媒抽出法を用いて取得し、NICA-Donnanモデルを用いた計算値との比較から調査した。その結果、NICA-Donnanモデルは、低濃度のEu(III)と 地下水中のフミン酸との錯形成を過大評価することを見出し、より現実的な評価に向けてモデルパラメータの再整備が必要であることを指摘した。

口頭

幌延深部地下水中の溶存フミン酸による低濃度Euとの錯生成

寺島 元基; 斉藤 拓巳*; 石井 智子*; 伊藤 美貴*; 赤木 洋介*; 舘 幸男

no journal, , 

放射性Euと溶媒抽出法を用いて、幌延の地下研究施設の深度250mの深部地下水に溶存するフミン酸と低濃度のEuとの錯生成データを取得し、市販のフミン酸の錯形成挙動との比較およびモデル解析から、深部地下水中の溶存フミン酸の低濃度Euとの錯生成特性を明らかにした。

口頭

Loading effect on Eu(III) binding ability of humic acid isolated from deep sedimentary groundwater

寺島 元基; 斉藤 拓巳*; 伊藤 美貴*; 赤木 洋介*; 舘 幸男

no journal, , 

幌延の深部地下水中の腐植物質(HS)に対するEuの条件付錯生成定数は、蛍光消光法や時間分解レーザー分光法を用いて評価した場合、イオン強度条件により表層のHSの値と比較して2桁程度小さくなることが報告されている。しかし、これらの分光学的手法は錯生成への応答感度が低いため、得られる知見は、高濃度のEuとの錯生成が対象となり、特定の結合サイトに係る評価に限定されていた。本研究では、放射性Euを用いた溶媒抽出法を、低濃度のEuと幌延の深部地下水中HSとの錯生成試験に適用し、その低濃度Euに対する錯生成能を表層のHSとの比較から明らかにした。

口頭

単純な微生物食物連鎖系における重元素の挙動

香西 直文; 坂本 文徳; 大貫 敏彦; 佐藤 隆博; 江夏 昌志; 神谷 富裕; 江坂 文孝

no journal, , 

放射性核種の環境中での移行における原生動物の役割を明らかにするために、重元素(U, Eu)を吸着させた酵母を用いてゾウリムシの培養を行い、その間の重元素の挙動を検討した。原生動物の中でその性質が最も知られている単細胞動物であるゾウリムシをモデル生物に選んだ。重元素の希薄な溶液に酵母を接触させると、酵母細胞表面に重元素のリン酸塩が生成した。この酵母を用いてゾウリムシを培養した。培養の間、酵母に吸着させた重元素の内、溶け出したのは極一部であった。培養が進むと、膜状の沈殿物が生成した。この沈殿物は、酵母の未消化細胞及び消化残渣とそれらの間隙を充填する緻密な有機物から成る。この膜状の沈殿物には、酵母細胞に生成したリン酸塩と大きさ形状がよく似たリン酸塩が多数観察された。これらの結果は、本研究における単純な食物連鎖系において酵母の重元素固定効果が失われないことを示唆する。

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