検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 21 件中 1件目~20件目を表示

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

発表言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

論文

Synthesis and characterization of nickel-copper hydroxide acetate, NiCu(OH)$$_{3.1}$$(OCOCH$$_{3}$$)$$_{0.9}$$ $$cdot$$ 0.9H$$_{2}$$O

香西 直文; 三田村 久吉; 福山 裕康; 江坂 文孝; Komarneni, S.*

Microporous and Mesoporous Materials, 89(1-3), p.123 - 131, 2006/03

 被引用回数:12 パーセンタイル:40.72(Chemistry, Applied)

層状遷移金属水酸化物塩は、陰イオン交換性層状化合物の一種であり、陰イオン吸着材及びインターカレーションホストとして最近注目を集めるようになった。それゆえ、その種類,合成方法,特性などに関する論文数は少ない。本研究では、新型の層状遷移金属水酸化物塩である水酸化酢酸ニッケル銅の基本的な特性について述べる。酢酸ニッケル,酢酸銅,過酸化水素の混合溶液を150$$^{circ}$$Cの水熱条件で4時間加熱することにより、NiCu(OH)$$_{3.1}$$(OCOCH$$_{3}$$)$$_{0.9}$$ 0.9H$$_{2}$$Oの組成を持つ層状化合物が得られた。この化合物は水溶液中の塩素イオンと硝酸イオンを吸着しないが、2価以上の陰イオンを吸着し、さらに毒性の高いヒ酸イオンと亜セレン酸イオンに対して最も高い吸着選択性を持つ。それらのイオンに対する吸着材としての利用が考えられる。

論文

Synthesis and characterization of copper hydroxide acetate with a layered discoid crystal

香西 直文; 三田村 久吉; 福山 裕康; 江坂 文孝; Komarneni, S.*

Journal of Materials Research, 20(11), p.2997 - 3003, 2005/11

層状遷移金属水酸化物塩は、陰イオン交換性層状化合物の一種であり、陰イオン吸着材及びインターカレーションホストとして最近注目を集めるようになった。それゆえ、その種類,合成法,特性などに関する論文数は少ない。本研究では、従来とは異なる方法で合成した層状水酸化酢酸銅の基本的な特性について報告する。酢酸銅溶液を水酸化ナトリウム溶液でpH6.5まで滴定し、引き続き40$$^{circ}$$Cで熟成することによって得られた化合物は、既知の層状水酸化酢酸銅Cu$$_{2}$$(OH)$$_{3}$$(OCOCH$$_{3}$$)H$$_{2}$$Oと組成及び幾つかの特性が類似している。酢酸含有率がわずかに低いこの化合物は、既知の化合物に比べて、結晶形、383K以下での固相への酢酸イオンの結合安定性,溶液中の陰イオンとの反応などが異なる。

報告書

セメント用減水剤等の有機物のアルカリ加水分解試験

福本 雅弘; 西川 義朗*

JNC TN8400 2001-017, 355 Pages, 2001/03

JNC-TN8400-2001-017.pdf:6.43MB

TRU廃棄物処分研究における廃棄体中に含有される有機物の処分場の性能への影響評価の一環として、以下の7有機物について有機物の変質機構の中で重要と考えられるアルカリ加水分解の試験を行った。90$$^{circ}$$C、91dまでのアルカリ加水分解試験の結果、各有機物が低分子量化し、有機物由来の分解物や変成物と推定される成分を溶液中に検出することができた。処分という長期間を考えた場合、各有機物は、今回確認したような分解生成物になると考えられる。確認した分解生成物を以下の各有機物の後に付記した。そのため、これら分解生成物についての放射性核種移行に与える影響評価が今後重要となる。(1)ナフタレンスルホン酸とリグニンスホン酸の混合系セメント用減水剤($$Rightarrow$$ナフタレンジスルホン酸など)、(2)ポリカルボン酸系セメント用減水剤($$Rightarrow$$末端メトキシポリエチレングリコールのオリゴマー)、(3)エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム二水塩(EDTA)($$Rightarrow$$EDTAから酢酸が脱離・環化した変成物)、(4)りん酸トリブチル(TBP)($$Rightarrow$$DBP、n-ブタノール)、(5)ポリ酢酸ビニル($$Rightarrow$$酢酸)、(6)ナイロン66($$Rightarrow$$アジピン酸、ヘキサメチレンジアミン)、(7)硬化したエポキシ樹脂($$Rightarrow$$グリセロールポリグリシジルエーテル、カルボン酸)

論文

Melting of portlandite up to 6GPa

福井 宏之*; 大高 理*; 永井 隆哉*; 桂 智男*; 舟越 賢一*; 内海 渉

Physics and Chemistry of Minerals, 27(6), p.367 - 370, 2000/06

 被引用回数:4 パーセンタイル:21.19(Materials Science, Multidisciplinary)

マルチアンビルを用いた高圧下でのDTA測定及び放射光その場X線観察の手法により、ポートランダイト(Ca(OH)$$_{2}$$)の融解曲線を6GPa,1000$$^{circ}C$$までの領域で測定した。融解はcongruentであり、融解曲線は負の勾配を持つこと、すなわち、液相Ca(OH)$$_{2}$$は、この圧力領域では結晶相より高密度であることが明らかになった。

論文

Phase diagram of the neodymium chloride-sodium chloride system

佐藤 忠; 小川 徹

J. Thermal Anal., 52, p.363 - 371, 1998/00

 被引用回数:6 パーセンタイル:32.15(Thermodynamics)

DTA及び常温におけるX線回折により、NdCl$$_{3}$$-NaCl系の状態図について検討した。共晶反応に加えて包晶反応の存在を確認し、包晶化合物が既に報告されているNa$$_{3}$$Nd$$_{5}$$Cl$$_{18}$$であることを再確認した。

報告書

高濃度不純物の吸着試験研究-吸着によるウランと不純物との分離試験-

城 昭典*

PNC TJ6614 97-001, 30 Pages, 1997/03

PNC-TJ6614-97-001.pdf:0.69MB

前年度動燃事業団人形峠事業所において、本研究で提案したプロセスで製造されたイエローケーキ中に基準値以上のチタンが混入してくることが確認されたので、本年度はチタン混入の原因究明とその改善対策を最重要目標として研究を進めた。その結果、チタン(IV)はウラン(VI)より強くメチレンホスホン酸型樹脂(RCSP)に吸着されることが明らかになった。また、RCSPに吸着されたチタン(IV)は、溶離率が30-45%程度と低いものの、ウラン(VI)と同様に炭酸ナトリウムにより溶離されることもわかった。これらの結果により、チタン(IV)とウラン(VI)の性質は類似しており、必然的にチタンがウランに混入してくることがわかった。このためチタン(IV)とウラン(VI)の分別溶離法の開発が必要不可欠であると考え、チタン(IV)が過酸化水素-EDTAと安定な三元錯体を形成することに着目して、過酸化水素-EDTA溶液によるチタン(IV)の溶離を検討し、吸着されたチタン(IV)がほぼ定量的に溶離可能であることを認めた。つぎに、ウラン(VI)とチタン(IV)の分別溶離について検討した。チタン(IV)とウラン(VI)を負荷したRCSPカラムに、酢酸ナトリウム、過酸化水素-EDTA、炭酸ナトリウム、水、塩酸の順に通液した結果、チタン(IV)は過酸化水素-EDTAにより、ウラン(IV)は炭酸ナトリウムにより選択的に溶離され、チタン(IV)とウラン(VI)が分別溶離できることがわかった。ただし、チタン(IV)とウラン(VI)の混合系では各金属の溶離率が減少した。

報告書

顆粒粉末の特性評価試験(III)

*

PNC TJ1635 97-001, 3 Pages, 1997/03

PNC-TJ1635-97-001.pdf:7.49MB

硝酸セリウム水溶液を噴霧熱分解して得られた酸化セリウム顆粒(H8-1$$sim$$H8-6)及び他の方法で作製した粉末(H8-7)を、成形特性、焼結特性の観点から以下の測定により評価した:顆粒粉末のSEM観察、熱重量/示差熱分析、成形時の圧密特性、成形体の気孔径分布、焼結挙動、焼結体破断面のSEM観察。顆粒粉末のSEM観察では7種類の試料は4つのグループに分類された:第一グループH8-1、2、3、第二グループH8-4、第三グループH8-5、6、第四グループH8-7。このグループ分けは成形体の気孔径分布、焼結体の焼結挙動および微構造にも当てはまった。熱重量・示差熱分析では800$$^{circ}C$$まで重量の単調な減少が観測されたが、熱分解反応等を示すDTAピークは観測されなかった。圧密特性評価では3800kgf/cm2までの加圧で成形体の密度変化に編曲点を示すものと示さないものの二種類が観測された。噴霧熱分解顆粒より作製した成形体の焼結挙動は全てH8-7に劣り、その中で第三グループが良、第一グループが中、第二グループ(H8-4)が下の成績であった。H8-7を除くグループにおいて、1600$$^{circ}C$$一時間の焼結で得られた最高密度はH8-6の6.19g/cm3、RD:84.8%であった。微構造観察では、焼結後も顆粒内の気泡に起因すると思われる大型の気孔が多数観測された。高圧成形(3800kgf/cm2)されたペレットは焼結による到達密度が通常圧で成形されたペレットより大幅に向上した。

論文

Development of high power 170GHz gyrotron for ITER

坂本 慶司; 春日井 敦; 恒岡 まさき; 高橋 幸司; 池田 幸治; 今井 剛; 假家 強*; 林 健一*; 満仲 義加*; 平田 洋介*; et al.

22nd International Conference on Infrared and Millimeter Waves Conference Digest, p.106 - 107, 1997/00

原研におけるITER用170GHzジャイロトロンの開発の現状を報告する。このジャイロトロンは、ITER/EDAのR&D項目として開発を行っているもので、発振モードは1MW出力に対応したTE31,8体積モードを採用し、出力窓として耐熱衝撃に優れたチッ化珪素を採用している。これまでの実験で、0.4ミリの短パルス実験で出力750kW(効率22%)を得た後、エネルギー回収実験を行い500kW/36%/50ミリ秒また、470kW/40%/50ミリ秒を得た。さらに長パルス化運転を行い、出力175kWながら電源要領の限界である10秒出力を達成した。出力エネルギーとして、170GHzでは世界最高の1.75MJを得た。最大出力はウインドウの高周波損失による温度上昇で制限されており、今後1MW、長パルス運転を行うためにより低損失のウインドウ材料を用いて開発を行う予定である。

報告書

顆粒粉末の特性評価試験(I)

*

PNC TJ1635 95-001, 9 Pages, 1995/03

PNC-TJ1635-95-001.pdf:0.31MB

セリウム硝酸塩水溶液を種々の条件で噴霧熱分解して得られた酸化セリウム粉体を以下の測定により評価した:熱重量/示差熱分析、粉末X線回折、比表面積、タップ密度、安息角、圧密体密度、気孔径分布、粉末X線回折により粉体中に依存する結晶層は酸化セリウムのみであることが確認されたが、熱重量分析によりかなり高温(800$$^{circ}C$$程度)まで重量減少が続き、硝酸根が残留していることが示された。重量減少量は高温で調製された粉体ほど少ない。比表面積は調製温度が高くなるほど小さく(一次粒径が大きく)なる傾向を示した。X線回折の回折線の半値幅と比表面積には対応関係があった。タップ回数を増やして行ったときのタップ密度の変化の仕方には二つのパターンが見られた。第一のグループの粉体はタップ回数とともにタップ密度が単調に増加し、第二のグループの粉体ではある回数まで密度が増加した後一定となった。安息角の測定は粉体の流動性の目安となるが、流動性の高い粉体がタップ密度の第二グループの粉体に対応した。タップ密度の最も高かった粉体は最も流動性の低い粉体であった。高い圧密体密度が得られた粉体もタップ密度の第二グループの粉体に対応した。これらタップ密度、安息角、圧密体密度の測定値は粉体の粒径と粒子間の相互作用を反映したものと考えられるが、与えられた調製条件(原料水溶液濃度、調製温度)との間には系統的な関係は見いだせなかった。気孔径は0.02$$mu$$mと0.085$$mu$$mにピークを持つバイモーダル分布を示した。

報告書

ウラン鉱石と製錬鉱滓からの放射性物質除去法に関する文献調査

島崎 雅夫*; 滝 富弘

PNC TN6510 94-001, 19 Pages, 1994/09

PNC-TN6510-94-001.pdf:0.65MB

この資料は、ウラン鉱石と製錬鉱滓からのRa-226とTh-230の除去法に関する研究について、主にカナダの文献に報告されている内容を引用してまとめたものである。ウラン鉱石と製錬鉱滓からのRa-226とTh-230の除去法に関しては、各種の浸出材(鉱酸、無機塩類、有機錯化剤)を用いた浸出試験が実施されている。しかし、本研究の目標である浸出残渣を無管理で処分する処理法を開発した報告例はなく、研究開発の現状にあることがわかった。本研究の目的は、放射性物質による環境汚染の低減化に向けた新しい処理プロセスの開発にある。鉱滓処理の法律基準が年々厳しくなると予想される現状からして、環境資源開発においても環境にやさしい製錬法の開発に取り組んでいる。本資料は、今後、本研究を取り組んでいく上での参考資料として役立つものと考える。

論文

Investigation of the Pu-U phase diagram

岡本 芳浩; 前多 厚; 鈴木 康文; 大道 敏彦

Journal of Alloys and Compounds, 213-214, p.372 - 374, 1994/00

 被引用回数:13 パーセンタイル:68.50(Chemistry, Physical)

アクチノイド合金系において重要なPu-U合金状態図について研究を行った。Pu-U状態図にはEllingerらによる報告があるが、最近熱力学データとの不整合が指摘されている。本研究ではPu-U合金を調製し示差熱分析を行った。その結果、固相の転移点についてはEllingerらの報告とほぼ一致した。一方、固相線温度は高く、液相線温度は低い値が得られた。すなわち、この系の固相線と液相線の幅は今まで考えられていたよりもかなり狭いことを示した。得られたデータについてギブス自由エネルギー最小化コード「ChemSage」を用いて解析したところ、液相において大きな負の剰余自由エネルギーを示した。

論文

感温液晶の光学的・熱的特性

秋野 詔夫

第13回日本熱物性シンポジウム講演論文集, p.273 - 276, 1992/00

コレステリック液晶の微粒子を液体中に懸濁させると流体中の温度場を色彩分布として可視化することができる。最近、液晶懸濁法で可視化された色彩分布を、テレビカメラ、画像処理装置と計算機を用いて、温度分布を客観的に決定できる技術が開発されようとしている。しかしながら定量的測温技術として確立するには、まず基本となる色彩-温度関係の定量的関数関係を知り、さらに、懸濁溶媒、懸濁濃度の影響、ヒステリシスの有無などで2次的効果をも定量的に把握しておかなければならないが、ほとんど知見がないのが現状である。本研究では、液晶粒子をシリコンオイルに懸濁させた溶液の色彩-温度特性を明らかにするとともに、色彩変化を引き起こす物理的メカニズムである液晶相変化挙動を熱分析手法によって評価・検討した。

報告書

ゾルゲル法による(Th,U)O$$_{2}$$燃料核製造

山岸 滋; 高橋 良寿

JAERI-M 85-127, 36 Pages, 1985/09

JAERI-M-85-127.pdf:1.28MB

被覆粒子燃料用(Th,U)O$$_{2}$$核の製造条件を検討した。原料ゾルは、硝酸塩溶液をアンモニアで中和して製造した。前中和を加味したPh制御方式での中和により、ゲル化に適したゾルが得られた。分離することなくThとUを分析するためのEDTA滴定法を検討した。これにより、ゾル中のThとUの挙動が異なることが明らかとなった。すなわち、Uは選択的に大粒子沈殿に濃縮する傾向がある一方、Uのコロイド率はThより低かった。ゾル滴は、へキソン-アンモニア系でゲル化した。真球度を改良する目的で三流体ノズルを用いたが効果はわずかであった。約300gのTh$$_{0}$$$$_{.}$$$$_{8}$$U$$_{0}$$$$_{.}$$$$_{2}$$O$$_{2}$$核を被覆粒子燃料の照射実験のために試作した。

論文

抗凝固剤としてEDTA-2Kを用いたヒトの末梢血リンパ球の培養法

井上 義教

保健物理, 18, p.319 - 326, 1983/00

血液検査に使用後の残血を放射線誘発染色体異常の観察および一般の染色体検査に利用できれば便利である。しかし、電離放射線障害防止規則にもとずいて行われる血液検査では血液抗凝固剤としてEDTA-2Kが使用されている。EDTAはPHA刺激リンパ球形態転換を阻害する作用を有する。しかし、Ca,Zn,Feの3金属イオンを試料血液中で一定の濃度になるように添加すると、EDTAの阻害作用は除去され、リンパ球は分裂するようになることが知られている。そこで血液抗凝固剤としてEDTAが使用されたリンパ球の培養法を求める実験を行ない、試料血液中のCa、Zn、Feイオンのモル濃度がEDTAのモル濃度(2.7mM)のそれぞれ3倍(8.1mM)、0.4倍(1.1mM)、0.25倍(680mM)になるように、これらの金属イオンを添加して培養した場合、良好な結果を得た。

論文

Precipitation of thorium or uranium(VI)complex ion with cobalt(III)or chromium(III)complex cation, 5; Precipitation of uranium(VI)malato and edta complex ion

星 三千男; 上野 馨

Journal of Nuclear Science and Technology, 17(5), p.370 - 376, 1980/00

 被引用回数:1 パーセンタイル:22.53(Nuclear Science & Technology)

三価のコバルトあるいはクロム錯陽イオンを使用し、数種の多塩基有機酸とトリウム,ウラン(VI)の錯イオンの沈殿を調べた。ウラン(VI)の沈殿、〔Co(NH$$_{3}$$)$$_{6}$$$$_{2}$$〔UO$$_{2}$$(C$$_{4}$$H$$_{4}$$O$$_{5}$$)$$_{2}$$$$_{3}$$・2H$$_{2}$$Oと〔Co(NH$$_{3}$$)$$_{6}$$$$_{2}$$〔UO$$_{2}$$edta〕$$_{3}$$・22H$$_{2}$$Oだけが生成した。これらの沈殿挙動は錯イオンの生成定数と沈殿の立体因子に基づいて議論された。沈殿は空気中で炭酸塩混合物CoCO$$_{3}$$とUO$$_{2}$$CO$$_{3}$$を経由して、約400$$^{circ}$$Cで酸化物の混合物CO$$_{3}$$O$$_{4}$$とU$$_{3}$$O$$_{8}$$に分解する。

論文

Liquid-liquid extraction of the EDTA complexes of lanthanides with a quaternary ammonium salt

米澤 仲四郎; 大西 寛

Analytica Chimica Acta, 96, p.211 - 214, 1978/00

 被引用回数:0

第4級アンモニウム塩カプリコートによるランタイノイド-EDTA錯体の抽出挙動を検討した。抽出溶媒は四塩化炭素、キシレン、トルエン、ベンゼンでユーロピウムの分配比が一番大きく、1.2-ジクロロエタン、MIBK、酢酸ブチル、クロロホルムでも抽出出来た。カプリコート濃度、EDTA濃度の影響および陰イオンの影響についても調べた。ランタノイド、スカンジウムおよびイットリウムはpH=10附近で分配比が最大となり、ほぼ定量的に抽出された。

報告書

閉サイクル水素製造法の研究,I; 1974年度

佐藤 章一; 中島 隼人; 池添 康正; 小林 敏明; 清水 三郎

JAERI-M 6139, 35 Pages, 1975/05

JAERI-M-6139.pdf:1.08MB

炭酸ガスを遷移金属低級塩化物と反応させて、一酸化炭素を得、これを水蒸気と反応させて水素を得る反応を基本として、熱化学的閉サイクル水素製造のための新プロセスを構成した。この各プロセスについて、反応の自由エネルギー変化を計算し、一部については一酸化炭素の平衡分圧を計算した。また、炭酸ガスの反応について、示差熱天秤とガスリロマトグラフィーによる実験を行い、考察した新プロセスのうちでの相対評価を試みた。また、炭酸ガスまたは炭酸塩の照射線分解反応による一酸化炭素生成についても実験を行い、有望な結果を得た。本報告は、昭和49年度に行った研究のプログレスレポートとしてのまとめである。

論文

Analysis of DTA curve using transfer function

舘野 淳

Trans.Faraday Soc., 62(523), p.1885 - 1889, 1966/00

抄録なし

口頭

ガラス固化プロセスにおける白金族化合物の化学挙動,2; 生成Pd化合物の状態変化

永井 崇之; 岡本 芳浩; 塩飽 秀啓; 秋山 大輔*; 佐藤 修彰*

no journal, , 

PdOは、ガラス固化プロセス環境条件でNaNO$$_{3}$$や希土類硝酸塩の脱硝物と反応して複合酸化物を生成する。本研究は、高レベル放射性廃液成分であるPd(NO$$_{3}$$)$$_{2}$$を対象にPd化合物の加熱還元挙動、共存する希土類硝酸塩の脱硝物とのPd化合物高温合成、溶融ガラス中でのPd化合物の還元状況を確認した。

口頭

Oxidation behavior of UCl$$_{3}$$ in LiCl-KCl eutectic salt under Ar-O$$_{2}$$ atmosphere

杉原 英幸; 坂村 義治*; 村上 毅*; 仲吉 彬

no journal, , 

The electrorefining of used fast reactor metal fuel is performed under inert gas (argon) atmosphere. Uranium and plutonium are dissolved as trivalent chlorides (UCl$$_{3}$$ and PuCl$$_{3}$$) in the LiCl-KCl molten salt in the electrorefiner. To clarify the oxidation behavior of the trichlorides by the atmospheric impurities (e.g., O$$_{2}$$) is important for reprocessing facility design including safety issues. This study explored the oxidation behavior of UCl$$_{3}$$ in LiCl-KCl eutectic salt under Ar-O$$_{2}$$ atmosphere using thermodynamic calculations and thermogravimetric and differential thermal analysis (TG-DTA). The TG-DTA curves obtained at O$$_{2}$$ = 757, 1760 and 3750 ppm suggested the significant oxidation of UCl$$_{3}$$. The dominant oxidation reaction deduced from the weight increase rate was the formation of tetravalent chloride and oxychloride, which was supported by the results of thermodynamic calculation. The results at the high O$$_{2}$$ concentration (O$$_{2}$$=3750 ppm) suggested the oxidation reaction succeeding the formation of tetravalent chloride and oxychloride. In addition, an endothermic peak was observed at about 253 $$^{circ}$$C. It was assumed that a part of the salt including oxidation products was melted. No exothermic peak was observed at O$$_{2}$$ = 77 ppm, and the DTA results showed the oxidation hardly progressed at O$$_{2}$$ = 77 ppm. To clarify the chemical forms and solubilities of the oxidation products is the future work, as well as the oxidation behavior when mixtures of O$$_{2}$$ and H$$_{2}$$O ingress.

口頭

水素化ナトリウムの熱分解挙動に関する基礎研究

河口 宗道

no journal, , 

令和3年度に実施した、水素化ナトリウム(NaH)の熱分解挙動に関する基礎的研究を報告する。本研究は、もんじゅのコールドトラップの廃止措置に向けて、TG-DTA及びFT-IRを用いたNaHの熱分解挙動の基礎研究を行った。NaH中のNa-Hは弱いイオン結合のため、約565Kで水素が移動しやすい状態となる。さらに加熱すると水素は熱分解によって脱離する。各速度式($$k_1$$, $$k_2$$, $$k_3$$)を使った簡易モデルによりNaHの熱分解挙動の定量的な評価が可能となった。ただし、Naの蒸発は過大評価の傾向を示した。

21 件中 1件目~20件目を表示