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稲村 泰弘*; 片山 芳則; 内海 渉; 舟越 賢一*
Physical Review Letters, 93(1), p.015501_1 - 015501_4, 2004/07
被引用回数:125 パーセンタイル:93.88(Physics, Multidisciplinary)SiOガラスのX線構造因子の温度依存性を19.2GPaまでの複数の圧力で測定した。First Sharp Diffraction Peakの位置は、ある特定の圧力温度領域で、温度の上昇とともに高い運動量移動へと動いた。これは中距離構造がより密なものへと熱的に緩和されたことを示す。約7GPaで、温度により誘起されるシフトは飽和し、結晶化温度が劇的に高くなった。これらの結果は、SiO
ガラスに比較的安定な高圧構造が存在することを支持する。急激な変化は観測されなかった。
宮宇地 晃一*; Qiu, J.*; 小路谷 将範*; 川本 洋二*; 北村 直之*; 福味 幸平*; 片山 芳則; 西畑 保雄
Solid State Communications, 124(5-6), p.189 - 193, 2002/10
被引用回数:7 パーセンタイル:38.13(Physics, Condensed Matter)大容量プレスを用いて、GeSガラスを室温で8GPaまで加圧し、8GPaで270
Cまで加熱した後、室温で常圧まで減圧した。Ge周辺の局所構造変化をその場EXAFSの手法によって調べた。Ge-S結合長は室温では8GPaまで加えた圧力とともに単調に減少した。しかしながら、試料を8GPaで270
Cまで加熱すると、結合長はわずかに伸びた。この伸びた結合長は、室温まで温度を下げた後もほぼそのまま保たれた。減圧過程では、加えた圧力を2GPaまで抜くに従って、加圧過程での変化を逆にたどって結合長は次第に長くなっていった。しかし、2GPa以下では、Ge-S結合長は大きく伸び、初めの値より長くなった。8GPaまでの加圧及び減圧過程において、配位数の顕著な変化は見いだされなかった。この変化は、弾性的及び非弾性的な構造変化の合わさった効果によって説明できる。
柳澤 和章; 山下 利之; 金澤 浩之; 天野 英俊; 室村 忠純
Journal of Nuclear Science and Technology, 36(11), p.1052 - 1063, 1999/11
被引用回数:1 パーセンタイル:13.15(Nuclear Science & Technology)2種類の岩石型燃料(以下、ROX-SZR及びROX-ThO)及び9種類の模擬岩石型燃料(PuO
をUO
で置き換えたもの)を作製した。これらの密度、気孔率及び結晶粒度を実験因子とした研究を行った。得られた結果は以下のとおり。(1)岩石型燃料の推定理論密度値は、ROX-SZRで5.6g/cc、ROX-ThO
で6.2g/ccであることを見いだした。一方、これに相当する焼結密度値は前者で4.6g/cc、後者で5.2g/ccであった。岩石型燃料の密度はUO
の約半分であった。岩石型燃料の百分率理論密度(%TD)は比較的低く82-83%TDの範囲にあった。気孔率は大きく(17-18%)、結晶粒径は小さい(2
m)ことがわかった。(2)模擬岩石燃料の推定理論密度値は5.0-5.7g/ccの範囲にあった。一方、これに相当する焼結密度値は4.9-5.4g/ccの範囲にあった。模擬岩石燃料の密度は岩石燃料とほぼ同じであったが、UO
の約半分であった。模擬岩石燃料の%TDは比較的大きく94-98%TDだった。気孔率は小さく(
6%)、結晶粒径もまた小さい(3-4
m)ことがわかった。
柳澤 和章; 大道 敏彦*; 白数 訓子; 山下 利之; 木村 康彦; 小野澤 淳; 長島 久雄; 金澤 浩之; 金井塚 文雄; 天野 英俊
JAERI-Tech 99-044, 46 Pages, 1999/05
未照射岩石型(ROX)燃料及び模擬岩石型燃料について、密度、気孔率及び結晶粒度に関する研究を実施し以下の結論を得た。(1)岩石燃料:推定理論密度(TD)値は、ROX-SZRで5.6g/cc、ROX-ThOで6.2g/ccであった。岩石燃料の理論密度値はUO
(10.96g/cc)の約半分であった。本研究から得られた焼結(製造)密度は、ROX-SZRで4.6g/cc(82%TD)、ROX-ThO
で5.2g/cc(83%TD)であった。%TDはUO
のそれ(通常95%TD)よりかなり小さかった。平均気孔径は約3
m、気孔率は17-18%の範囲にあった。結晶粒径は約2
mであった。(2)模擬岩石燃料:推定理論密度値は約5.0-5.7g/ccの範囲にあった。模擬岩石燃料の理論密度値はUO
の約半分であった。本研究から得られた焼結密度は約4.5-5.5g/ccの範囲にあった。模擬岩石燃料の%TDは94-98%TDと現行のUO
並になった。平均気孔径は約4-8
m、気孔率は6%以下であった。結晶粒径は約1-4
mであった。
山岸 滋; 高橋 良寿
Journal of Nuclear Materials, 207, p.255 - 265, 1993/00
被引用回数:6 パーセンタイル:55.64(Materials Science, Multidisciplinary)ゾルゲル(Th,U)O微小球の稠密化挙動をAr-4%H
,空気、水蒸気中で研究・比較した。いずれの雰囲気でも1300
Cでは99%TD以上に焼結できるが、1300
C以下では、雰囲気とU含有率の両方に稠密化は影響される。三つの中でAr-4%H
中では、最も均質な微細組織を保ちながら最も低い温度で稠密化する。稠密化過程における焼結性と微細組織均質度とも[Ar-4%H
空気
水蒸気]の順である。しかし、一旦微細組織が不均質に劣化したものについては、他の二つよりAr-4%H
中での稠密化が困難となる。この場合の焼結性の順は[水蒸気
空気
Ar-4%H
]である。焼結性がAr-4%H
中で最も高いというこのまれなケースはゾルゲル粒子が非常に細いnmオーダーの粒子で構成されるためであることを示した。また従来の諸報告にみられる酸化物燃料の焼結が水蒸気で促進される現象は、酸素ポテンシャルのみならず水蒸気特有の効果によってもたらされていることを示した。
柳澤 和章; 林 清純*
Journal of Nuclear Materials, 127, p.116 - 118, 1985/00
被引用回数:2 パーセンタイル:62.89(Materials Science, Multidisciplinary)抄録なし
柳澤 和章
JAERI-M 7807, 66 Pages, 1978/08
燃料体の照射挙動に関する研究の一環として実施したUOに関する焼きしまり実験の解析結果を終わらしたので報告する。焼きしまり挙動解析の為にi)照射条件、ii)ペレット製造条件、iii)軸方向圧縮力等の変数を用いた。結果は次の通りである。I)焼きしまりは4~8GWd/tUO
の範囲で最大に達する。ii)・焼結温度の低いペレットは焼きしまりやすかった。・初期密度と焼きしまりには強い相関はなかったが、低密度のものは全体的に焼きしまりやすかった。・初期粒度と焼きしまりには比較的良い相関があり、10
m以上の粒径をもったペレットでは殆んど焼きしまらなかった。・気孔分布と焼きしまりには強い相関があった。本報では特に気孔分布と焼きしまりの関係を詳しく解析した。また低密度、低粒度、低温焼結ペレットで殆んど焼きしまらなかったペレットについて詳しく考察した他、再焼結実験、ペレットの安定条件、圧縮力効果、最大焼きしまり推定モデルについても詳しく取り扱った。
柳澤 和章
JAERI-M 7289, 40 Pages, 1977/09
画像解析装置(QTM)を用いた焼きしまり実験解析で得られた知見および技術を明らかにした。QTMの粒径測定の性能は良好であった。そこでQTMを使用して焼きしまり実験に用いたUOペレットの粒径測定を行ないその結果を示した。気孔および気孔分布測定上の問題点とその処理法を明らかにした。そこから得た知見に基づきUO
ペレットの気孔分布を測定しその結果を示した。
柳澤 和章; 内田 正明; 林 清純*
JAERI-M 7210, 51 Pages, 1977/08
ATR型燃料を実用条件に近い条件でJMTR、OWL-1ループを使用して平均1720Mwd/tまで照射しUO燃料の焼きしまり挙動を調べた。実験には初期密度、結晶粒度、および気孔度の異なる6種類のUO
ペレットを用いた。照射前後のUO
ペレット密度変化はメタキシレン液浸法を用いて測定した。初期密度の低いものは1.5~2.0%TD近く焼きしまりがあったが95%TD以上のものは殆んど焼きしまらなかった。ペレットの結晶粒径は3~11
mの範囲内にあった。照射により5
m以下のものが焼きしまりそれ以上のものは殆んど焼きしまらなかった。気孔度および気孔の分布の測定は画像解析装置を用いて測定した。気孔が小さく不安定型分布をもったUO
ペレットは照射で大きく焼きしまったが気孔が大きく安定型分布をもったものは殆んど焼きしまりをおこさなかった。
内田 正明; 柳澤 和章; 市川 逵生
JAERI-M 6904, 23 Pages, 1977/02
密度、粒径、ポア径分布の異なる8種のUOペレットをJMTRにおいて8000~11000MWD/t-UO
までの燃焼度で照射した。照射前の密度測定には数種類の測定法を、照射後のそれはメタキシレン液浸法を用いた照射前後のデ-タ比較を行った。初期密度95%TDのペレットの焼きしまりは粒径に著しく依存した。即ち微細粒径のペレットは著しく焼きしまった。しかし初期密度90%TDのそれでは焼きしまりは一般にかなり小であった。照射後のポア分布の解析もこの結果を裏付けた。照射中に顕著な結晶粒の成長は見られなかった。しかし炉外加熱後のペレットでは相当な結晶粒成長と密度の増加が見られた。
柳澤 和章
JAERI-M 6839, 58 Pages, 1976/12
結晶粒度は大きさ・形状が様々に分布する多結晶体結晶粒の確率変数である。その概念及び定義の把握、測定法は研究者の間で千差万別であり統一化されていない。その不統一に起因する実験値の誤差の不便さは多大である。本論は結晶粒度の統一化をはかるため、まず過去の文献を調査しそれに基づいて結晶粒度の概念・定義化を行なった。その定義から精密測定法として、切断法・簡便測定として比較法を導入し、使用すべき結晶粒径の公式を導いた。実用に供するため、その計算公式に基づいて表を作製した。UOペレットの結晶粒径は燃料ペレットの組織変化に関係しており、燃料の安全性評価に重要な要因を成す。そこで比較法による結晶粒径の計算公式(表)を用いて、焼きしまり実験用の炉外加熱したUO
ペレットの金相写真から、結晶粒径(等価直径)を決めた。
原山 泰雄; 泉 文男; 山田 礼司; 石橋 明弘*
JAERI-M 6631, 18 Pages, 1976/07
軽水炉に使用されるUOペレットは照射によって焼しまり「Densifieation」をおこし、密度が上昇する結果、体積の減少がおこる。このペレットの焼しまりによるプレナム体積の増加が燃料棒内圧に及ぼす効果を試算した。その結果、封入ガスのUO
ペレットへの拡散による吸収を無視しても、PWR加圧型燃料棒では、プレナム体積の増加が照射初期に燃料棒内圧を低下させる可能性があることが分った。
原山 泰雄; 泉 文男; 藤田 操; 山田 礼司; 森島 淳好; 栗山 實; 石橋 明弘*
JAERI-M 5958, 51 Pages, 1975/01
USAECは、1972年、UOペレットの焼しまりが燃料棒ギャップコンダクタンスに及ぼす効果を評価するのにGAPCONプログラムを使うことを決定した。我国においても、燃料棒の安全評価に関して、このプログラムを整備しておくことが必要であると考えられた。そこで、GAPCONのミスプログラムの修正、新しいオプションの追加等を行い、FREG-1を作成した。この報告書はFREG-1の解説を行ったものである。