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尾留川 剛; 森岡 宏之; 西山 誠治*
第41回地盤工学研究発表会発表講演集, p.1739 - 1740, 2006/07
日本原子力研究開発機構では、北海道幌延町において、高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する研究開発の一環として地下研究坑道の建設を開始した。施設は、深度500m程度の立坑3本と試験研究用の水平坑道からなる。耐震性能照査では、近隣の地震環境を考慮した設計地震力を定めた。立坑は、全体3次元モデルによる応答震度法で検討した結果、地表付近では、掘削解析で定まる支保仕様のうち覆工コンクリート強度を増加すれば耐震性能を満たすことがわかった。水平坑道は2次元、立坑・水平坑道の連接部・交差部は3次元モデルの部分モデルによる応答震度法で検討し、それぞれ掘削解析で定まる支保仕様で耐震安全性を満たすことを確認した。
松永 浩一*; 田村 彰教*
JNC TJ5410 2005-002, 4897 Pages, 2005/03
本業務は,幌延深地層研究計画の一環として,深地層における工学技術に関する研究を実施するための地下施設(東・西立坑,換気立坑,水平試験坑道の掘削に関わる実施設計を行うものであり,本報告書は,実施設計における検討成果をとりまとめたものである。
妹尾 賢二*; 田村 彰教*; 西山 誠治*; 青木 七郎*; 布施 正人*; 與三 智彦*; 山本 範人*; 高橋 剛弘*
JNC TJ5410 2004-011, 3606 Pages, 2004/03
幌延深地層研究計画の一環として,深地層における工学的技術に関する研究を実施するための地下施設(東西立坑,換気立坑,水平坑道)の掘削工事に関わる基本設計を実施したものである。
桐原 英秋*
PNC TJ1027 93-001, 238 Pages, 1993/10
本調査は、核燃料施設の免震化を目指し、動燃・東海事業所内に建設を予定しているユーティリティ施設建家(以下「本施設」)を対象として、本施設における免震構造の成立性並びに有効性の検討と、本施設に免震構造を適用する場合に考慮すべき課題(免震構造固有の課題と、本施設において免震構造を成立させるために必要な条件)の解決のための免震設計の基本方針を定めることを目的とするものである。調査の内容は以下の通りである。(1)免震構造の成立性・有効性の検討本施設に免震構造が適用可能で、かつ適用した場合に有効なものであることを、免震装置の諸元をパラメータとパラメトリックスタディにより示した。(2)本施設に免震構造を適用するための基本的考え方免震構造固有の課題、及び本施設に免震構造を適用するために検討の必要のある課題について、以下のように基本的考え方を示した。1)検討用地震動の設定サイトに影響を与える地震動の設定、及び地震動のやや長周期成分の適切な評価の2点を考慮した。サイト地表面において、耐震建物の設計用最強地震動(S1)と整合し、かつ水平動のやや長周期成分を適切に評価したものとして検討用地震動の水平動(E1)及び上下動(EIV)を設定した。2)本施設に採用する免震装置の諸元の選定と設計クライテリアの設定本施設に最適の免震装置として、積層ゴムアイソレータ(ゴムのせん断弾性係数G=4kg/cm3、二次形状係数S2=5、直径=800)と鉛ダンパー(降伏耐力=10ton/本)を採用し、免震周期=4秒程度、アイソレータの常時最大面圧=150kg/cm2程度、ダンパー量s(鉛ダンパーの降伏耐力の合計と建物重量の比)=4%程度を選定した。設定クライテリアとして、E1、E対し
not registered
PNC TJ1027 98-012, 227 Pages, 1987/09
本調査は、動力炉・核燃料開発事業団が北海道天塩郡幌延町に計画している貯蔵工学センターの、計画地への立地の適否を判断するための調査(「貯蔵工学センター立地環境調査」)のうち、センター敷地における地質状況を明らかにし、各地層の工学的性質を把握するとともに、センター内に計画している深地層試験場の建設にあたっての問題点を検討するための資料を得ることを目的として実施したものである。
not registered
PNC TJ1027 98-008, 74 Pages, 1987/09
貯蔵工学センター立地環境調査(深層ボーリング)における下記調査にかかわる写真を収録した。1)ボーリング,2)ボーリングコア硬度測定,3)ケーシング挿入,4)孔内検層,5)地下水水質分析,6)土質試験,7)風化試験。
伊勢村 邦郎*; 長谷川 進*; 尾ノ井 幸尋*; 高橋 俊弘*
PNC TJ4027 87-003, 170 Pages, 1987/06
近年、これまでほとんど利用されることのなかった地下空間に、深地層試験場、高レベル放射性廃棄物の地層処分施設、無重力実験施設、地底総合開発研究施設などの長大な構造物が計画されるようになった。しかし、このような地下長大構造物は、これまでの建設技術、保守管理技術を単に深さ方向に延長するだけでは、捉えることができず、既存の分野を越えた多角的側面からの検討を必要とする。本調査は、このような観点から、(1)既存の地下長大構造物の建設技術、保守管理技術の調査、(2)深地層における長大構造物の建設技術、保守管理技術についての問題点の検討、(3)今後、必要とされる技術開発項目の検討を実施した。その結果、建設技術については、既存の技術をベースに、より一層の低コスト化、高速化、安全化を計る必要があること、また、保守管理技術では、地下空間の居住空間としての維持管理技術について特に、積極的な基礎的研究と技術開発が必要であることが明らかとなった。
正木 範昭*
PNC TJ1027 87-002VOL2, 394 Pages, 1986/11
本調査は、根入れ(地下)を有する構造物の、地盤-建屋の動的相互作用を解明するために、建屋模型構造物の振動試験を行ったものである。振動試験は、まず、根入れなし(埋戻しなし)の場合、構造物周辺を半埋戻しした場合及び全埋戻しした場合について、振動特性の変化を把握する振動試験を行った。次に、埋戻しなしの状態において、起振力の変化に伴う振動特性の変化を把握する振動試験を実施した。さらに、これらの結果をもとにシミュレーションを行い振動試験の再現を試みた。その結果として、(1)埋戻しに伴い、応答振幅は著しく低減し、減衰定数も大きくなる。(2)起振力の変化に伴い、最大起振力近くでは、地盤に一部塑性化の生じている可能性がある。(3)振動試験結果は、点加振薄層要素法及び有限要素法により、再現可能である。等がわかった。
正木 範昭*
PNC TJ1027 87-002VOL1, 146 Pages, 1986/11
本調査は,根入れ(地下)を有する構造物の,地盤-建屋の動的相互作用を解明するために,建屋模型構造物の振動試験を行ったものである。 振動試験は,先ず,根入れなし(埋戻しなし)の場合,構造物周辺を半埋戻しした場合及び全埋 戻しした場合について,振動特性の変化を把握する振動試験を行った。次に,埋戻しなしの状態において,起振力の変化に伴う振動特性の変化を把握する振動試験を実施した。さらに,これらの結果をもとにシミュレーションを行い振動試験の再現を試みた。 その結果として,1)埋戻しに伴い,応答振幅は著しく低減し,減衰定数も大きくなる。2)起振力の変化に伴い,最大起振力近くでは,地盤に一部塑性化の生じている可能性がある。3)振動試験結果は,点加振薄層要素法及び有限要素法により,再現可能である。等がわかった。
水津 秀夫*
PNC TJ1027 87-001, 63 Pages, 1986/05
本研究は,根入れ(地下)を有する構造物の,地盤-建屋家連成振動解析を行い,根入れ効果について検討したものである。 まず,検討手法を確認するため連成系のモデルを作成し,FEMモデルと格子モデルでの計算結果を比較した。次に,格子モデルを主体として,建屋の根入れ効果について,実建屋を標準ケースとして,パラメトリックスタディを試みた。最後に設計用地震力について考察を加えた。 その結果,建物に作用する地震力は,根入れにより低減され,根入れを有する事により,耐震上有利になる傾向にある事がわかった。