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Neutron diffractioin study of 5$${it f}$$ itinerant antiferromagnet UPtGa$$_{5}$$ and UNiGa$$_{5}$$

中性子回折による5$${it f}$$遍歴反強磁性体UPtGa$$_{5}$$,UNiGa$$_{5}$$の研究

金子 耕士; 目時 直人   ; Lander, G. H.*; Bernhoeft, N.*; 常盤 欣文; 芳賀 芳範   ; 大貫 惇睦; 石井 慶信

Kaneko, Koji; Metoki, Naoto; Lander, G. H.*; Bernhoeft, N.*; Tokiwa, Yoshifumi; Haga, Yoshinori; Onuki, Yoshichika; Ishii, Yoshinobu

5$$f$$遍歴反強磁性体UTGa$$_{5}$$(T=Ni, Pt)について、粉末中性子回折実験から磁気構造を決定し、加えて温度変化の測定から磁歪について調べた。その結果、両者は酷似した結晶構造を持っているにもかかわらず、磁気モーメントの大きさとともに、$$c$$底面内の最隣接間相互作用の符号が異なっていることを明らかにした。またその相互作用の違いに対応して、面内の磁歪も異なっていることを見いだした。このようなことを生じる原因の一つとして、軌道の影響が考えられるが、単結晶を用いた中性子回折実験の結果から、実際に両者では軌道磁気モーメントの凍結の様子が異なっていることを明らかにした。以上の結果から、この系における遍歴性と軌道磁気モーメントの凍結の間に明瞭な関係があることを見いだした。これらの結果について、他の5$$f$$化合物との比較検討も含めて行う。

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分野:Physics, Condensed Matter

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