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分散強化型フェライト鋼被覆管製造技術開発,VII A

Development of fabrication technologies for ODS ferritic steel fuel cladding tubes

藤原 優行*; 原田 誠*; 奥田 隆成*; 中村 重治*; 溝口 満*

Fujiwara, Masayuki*; Harada, Makoto*; Okuda, Takanari*; Nakamura, Shigeharu*; Mizoguchi, Mitsuru*

分散強化型(ODS)フェライト鋼は、優れた高温クリープ強度と耐照射性に優れていることから大型高速増殖炉の燃料被覆管材料として開発が進められている。本年度の開発目標は再結晶組織が得られる合金成分の被覆管を試作し、その機械的特性が以下の値を満足していることである。1) 650$$^{circ}$$C,10000時間における内圧クリープ破断強度が200MPa以上であること。2)400$$^{circ}$$Cでの周方向の引張一様伸びが1%以上であること。3)燃料被覆管を製造するのに十分な冷間加工性、再結晶特性を有すること。分散強化型マルテンサイト鋼については、9%から11%Cr鋼を対象に加工熱処理条件と加工性の関係を検討した。得られた成果を要約すると、(1)ODSフェライト鋼に関しては、1)冷間圧延と焼鈍を繰り返すことにより、高速原型炉サイズ(6.5$$phi$$$$times$$0.47t)の被覆管が得られる可能性を見出した。2)圧延と焼鈍を繰り返すことによって、圧延方向に沿って割れが発生しやすくなる傾向が認められた。割れの発生原因と対策を明らかにし、管圧延に成功した。3)最終焼鈍材は完全に再結晶しておらず、一部未再結晶組織となっていた。(2)ODSマルテンサイト鋼に関しては、1)焼きならし後、炉冷することによって被覆管加工に十分な硬さに軟化することが分かった。2)低炭素9Cr鋼はフェライト単相となり、1200$$^{circ}$$C以上の焼鈍で著しい軟化が認められ、12Crフェライト鋼と同様の特性を示した。

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