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アルミナ製$$^{188}$$W/$$^{188}$$Reジェネレータから溶出する$$^{188}$$Reの濃縮

Concentration of $$^{188}$$Re solutions from alumina-based $$^{188}$$W/$$^{188}$$Re generator

橋本 和幸; 本石 章司; 佐伯 秀也*; 反田 孝美; 松岡 弘充

Hashimoto, Kazuyuki; Motoishi, Shoji; Saeki, Hideya*; Sorita, Takami; Matsuoka, Hiromitsu

$$^{188}$$Reは、がん治療に適した$$beta$$線及び画像化に適した$$gamma$$線を放出し、ジェネレータ核種であるために入手が容易であることから、がん治療用核種として注目されている。しかし、親核種$$^{188}$$Wは、$$^{186}$$Wの二重中性子捕獲反応により製造するため、比放射能が低く、従来から使用されているアルミナジェネレータでは、得られる$$^{188}$$Reの放射能濃度が低い点が問題である。本研究では、簡便な方法でより高い放射能濃度の$$^{188}$$Re溶液を得るために、アルミナジェネレータに陽イオン交換型IC-H及び陰イオン交換型カラムQMAを連結する方法について検討した。まず、0.3M酢酸アンモニウムを使用し、IC-HとQMAを連結したところに、$$^{188}$$Re溶液を通過させ、$$^{188}$$ReのQMAへの吸着挙動を調べた。その結果、9ml以上通液させると$$^{188}$$Reの溶出が観察され、$$^{188}$$Reの回収率の低下に繋がることが明らかになった。本実験条件により、アルミナジェネレータから溶出する$$^{188}$$Reの最大95%を1mlの生理食塩水溶液として得ることができた。以上の結果から、本濃縮システムによって得られる$$^{188}$$Reの最大放射能濃度(照射後50日経過時)は、アルミナジェネレータからの$$^{188}$$Re溶離収率(約70-80%)を考慮すると、JMTRにより製造した場合、約480MBq/ml,JRR-3の場合、約150MBq/mlとなる。さらに、濃縮性能の向上(適用拡大)を目指して、酢酸アンモニウムの低濃度化や交換容量の大きな陽イオン交換型カートリッジの使用を検討した。

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