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$$gamma$$-Al$$_2$$O$$_3$$併用電子ビーム照射による空気中キシレンの分解

Decomposition of xylene in air by electron beam irradiation using $$gamma$$-Al$$_2$$O$$_3$$

箱田 照幸; 松本 加奈江; 水野 彰*; 広田 耕一

Hakoda, Teruyuki; Matsumoto, Kanae; Mizuno, Akira*; Hirota, Koichi

塗料工場などからの換気ガス中に含まれる塗料溶剤の分解技術の開発を目的として、電子ビーム照射と吸着剤である$$gamma$$-Al$$_2$$O$$_3$$(以下、アルミナ)との併用による空気中のキシレンの分解について調べた。具体的には、電子ビームの発生方向に試料ガスを流通させた状態で、これと同方向に照射窓から異なる距離に設置したアルミナ層に照射した試料ガスを流通させて、試料ガス成分の分析を行った。その結果、10kGyの照射のみあるいは10kGyの照射場の後段にアルミナ層を設置した場合に比べて、アルミナ層を、直接、電子ビームで照射される10kG相当の照射場に設置した場合に高濃度のCO$$_2$$生成が観察された。例えば、電子ビームのエネルギーの半分程度がアルミナ層に付与される条件におけるCO$$_2$$濃度は80.5ppmvであり、この濃度を照射のみで得るためには24.7kGyの線量が必要であり、このことから照射空間に設置したアルミナ層との併用によりCO$$_2$$への分解に必要な線量を約40%まで低減できることがわかった。

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