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電子ビーム照射下におけるTiO$$_{2}$$系触媒によるキシレンの酸化

Oxidation of xylene using TiO$$_{2}$$ series catalyst under electron beam irradiation

松本 加奈江; 箱田 照幸; 成田 正*; 広田 耕一

Matsumoto, Kanae; Hakoda, Teruyuki; Narita, Tadashi*; Hirota, Koichi

原子力機構では、空気中の揮発性有機化合物(VOC)を分解するため、キシレンを用いて、電子ビーム(EB)と触媒による複合処理技術の開発を行っている。この触媒としては、キシレン照射中間生成物が親水性であることから、親水性であるTiO$$_{2}$$や5%のAg, Pt及びAuをそれぞれ担持したTiO$$_{2}$$が有効であると考えられる。本研究では、照射空間(照射窓から触媒表面上までの距離を7及び17mm)及び非照射空間(27及び47mm)に触媒層を設置し、数十keVのEB発生器を用いて、照射空気中のキシレン及びその照射中間生成物の酸化について調べた。その結果、いずれの触媒でも非照射空間に設置することにより、照射空間よりも高いCO$$_{2}$$濃度が得られた。また、非照射空間におけるCO$$_{2}$$濃度はEB単独よりも高い結果であった。CO$$_{2}$$濃度はAg/TiO$$_{2}$$の場合において最も高く、非照射空間では68及び69ppmv生成した。このCO$$_{2}$$濃度をEB照射単独で得るためには24kGyの線量が必要であることから、EB照射と触媒を併用することにより、低吸収線量でCO$$_{2}$$にまで酸化分解できることがわかった。

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