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新規のイミノビスアセトアミド(MIDOA)抽出剤とその性能

New extractant, (Methylimino)bis(dioctylacetamide) (MIDOA) and its extraction property

佐々木 祐二  ; 北辻 章浩  ; 木村 貴海 ; 大橋 弘三郎*

Sasaki, Yuji; Kitatsuji, Yoshihiro; Kimura, Takaumi; Ohashi, Kozaburo*

使用済みのウラン燃料中に存在する長半減期の放射性元素であるTcを分離回収し核変換することが検討されている。これまでに抽出剤としてキサントゲン酸やフェナントロリン等のイオウ,窒素を含む配位子が報告されたが、これらは分離プロセスに利用する無極性溶媒中での利用に向かない。そこで、ソフトドナーを含む新たな配位子、2,2-メチルイミノビス${it N,N}$-ジオクチルアセトアミド(MIDOA)を合成し、Tcの抽出剤としての利用を検討した。MIDOAを用いTcの溶媒抽出を行った結果、0.1M MIDOA/${it n}$-ドデカン,0.1M HNO$$_{3}$$の条件で非常に高いTcの分配比を得た(1000程度)。この値は硝酸濃度の増加とともに減少するが、2M HNO$$_{3}$$の条件でも18と高く、多段抽出により定量的にTcの回収が可能である。抽出剤濃度と分配比の測定結果より、Tcは有機相中で1:1(=金属:MIDOA)の錯体を形成することを明らかにした。またMIDOAは、Cr, Mo, Pd, W, Re, Puなどの元素に高い分配比を示した。

no abstracts in English

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