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Global properties of nuclear masses and decay modes

原子核質量と崩壊様式の大域的性質

小浦 寛之   ; 橘 孝博*; 千葉 敏

Koura, Hiroyuki; Tachibana, Takahiro*; Chiba, Satoshi

先端基礎研究センター極限重原子核研究グループでは、巨視的模型+平均場理論計算をもとにした、KTUY(小浦-橘-宇野-山田)原子核質量模型と呼ばれる手法を開発してきた。実験質量値に対する誤差は0.67MeV、また分離エネルギーに対しては0.4MeVと、他の同程度の模型と比べても優れた精度を与えている。また、中性子過剰軽核における核構造変化を予言し、$$N$$=20(又は14)から16(実験実証済み),$$N$$=28から32(又は34),$$N$$=50から58への閉殻変化を予想している。この模型を用いて原子核の崩壊様式について、極めて大域的な核種領域に渡り計算を行い、原子核の存在可能領域の有限性について調べた。計算によると、中性子数が126, 184, 228では原子核の閉殻構造のために比較的安定に存在しうり、一方陽子数では114, 126, 164の閉殻ギャップは存在はするものの比較的弱く、中性子閉殻がこの領域の原子核の安定性に支配的であろうということを示した。与えた有限寿命に対する核種数は、1秒以上で4000核種,1ミリ以上で8000核種,1マイクロ秒以上で10000核種,1ナノ秒以上で11000核種程度という結果を得た。

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