-ray irradiation and electron-beam pulse radiolysis study of -carrageenan

-カラギーナンへの線照射及び電子線パルス照射に関する研究

Abad, L.*; 工藤 久明*; 佐伯 誠一; 長澤 尚胤; 玉田 正男; Fu, H.*; 室屋 裕佐*; Lin, M.; 勝村 庸介*; Dela Rosa, A. M.*

Abad, L.*; Kudo, Hisaaki*; Saiki, Seiichi; Nagasawa, Naotsugu; Tamada, Masao; Fu, H.*; Muroya, Yusa*; Lin, M.; Katsumura, Yosuke*; Dela Rosa, A. M.*

海洋多糖類である-カラギーナンの放射線分解物は、植物成長などの生理活性を有し、実用化が期待されている。しかし、-カラギーナンの放射線分解メカニズムについて詳細になっていないため、照射雰囲気の違いによる分解挙動について、GPC,紫外可視吸収(UV)測定により評価した。さらに、水の放射線分解生成物であるOHラジカルと反応性について電子線パルスラジオリシス法により評価した。GPC測定した結果、大気中及び真空中での粉末、1%水溶液の各状態における-カラギーナンの放射線分解収量であるG値は、大気及び真空中の粉末状で2.5、水溶液中で約100となり、水の放射線分解生成物であるOHラジカルによる間接効果が非常に大きいことがわかった。またすべての状態で照射した試料のUV測定の結果、照射によって新たに生成したカルボニル基に由来する260nmの吸収ピークが観測された。さらに電子線パルス照射を利用し、放射線照射により低分子量化した-カラギーナンとOHラジカルとの反応における反応速度定数を決定し、1.110Msになることがわかった。

The radiation degradation yield of -carrageenan irradiated at atmospheric conditions, in vacuum and at 1% aqueous solutions was determined by GPC. UV-Vis characterization of irradiated -carrageenan for all irradiation conditions indicated a UV-Vis peak at 260nm. The rate constant of reaction of OH radicals with sonicated and irradiated -carrageenan with decreasing molecular weights were determined using e-beam pulse radiolysis.