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複合耐病性を持つ形質転換キクへのイオンビーム照射による花色シリーズの育成

Ion beam breeding of flower color variations in transgenic plants with multi-disease tolerance

岡村 正愛*; 梅基 直行*; 長谷 純宏; 吉原 亮平; 鳴海 一成

Okamura, Masachika*; Umemoto, Naoyuki*; Hase, Yoshihiro; Yoshihara, Ryohei; Narumi, Issei

本課題では、有用形質転換体へイオンビームを応用するシステムを開発することにより、さまざまな花色や形の品種をシリーズ化する手法を確立し、イオンビーム高度利用技術の開発に資することを目的とする。照射材料としては、分裂酵母由来の2本鎖RNA特異的RNA分解酵素(${it pac1}$)を導入することでキク発育阻害ウイロイド及びトマト黄化壊疽ウイルスに耐性を獲得した形質転換キクを用いた。これまでに炭素イオンビームの照射試験を実施し、順化,温室での栽培後、花色と花姿について調査した。照射によって得られた計832の個体について開花試験を行い、薄桃,濃桃,サーモン,白色,黄色などの花色変化を誘導できることを明らかにした。以上の結果から、いったん有用な形質転換植物体を得れば、イオンビーム育種の利用により2-3年という短期間で、多数の色変わりシリーズを得られることが実証された。

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