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宇宙用太陽電池への応用を目指した透明フィルムの宇宙放射線劣化模擬試験

Simulated space degradation of transparent film for thin-film space solar cells

今泉 充*; 島崎 一紀*; 小林 祐希*; 高橋 眞人*; 岐部 公一*; 佐藤 真一郎; 大島 武

Imaizumi, Mitsuru*; Shimazaki, Kazunori*; Kobayashi, Yuki*; Takahashi, Masato*; Kibe, Koichi*; Sato, Shinichiro; Oshima, Takeshi

III-V族化合物系の薄膜太陽電池は、高効率・超軽量・フレキシブルといった利点から次世代宇宙用太陽電池として開発が進められており、そのような薄膜太陽電池を宇宙応用するためには、従来のカバーガラスに取って代わる柔軟な高分子透明フィルムが必要となる。そこで、実宇宙空間での放射線の吸収線量分布を模擬するように、1MeV(8.5$$times$$10$$^{13}$$cm$$^{-2}$$)の電子線を、そして、表面近傍の損傷は3種類の低エネルギー陽子線(50keV: 1.0$$times10^{11}$$cm$$^{-2}$$, 200keV: 8.4$$times$$10$$^{10}$$cm$$^{-2}$$, 380keV: 4.2$$times$$10$$^{10}$$cm$$^{-2}$$)を複合照射し、照射後透明フィルムの分光透過率を測定した。その結果、短波長側にわずかな劣化は見られるものの透過率の減少はほとんどなく、太陽電池の出力に与える影響は非常に小さいものと予想されることから、この透明フィルムが低軌道5年間の放射線環境に対して十分な耐性を有することが確認された。

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