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生分解性材料を用いたアニオン吸着材のパイロットスケールでの合成

Synthesis on pilot scale of anion adsorbent that uses biodegradability material

笠井 昇; 保科 宏行; 瀬古 典明; 柴田 卓弥*  ; 高橋 牧克*

Kasai, Noboru; Hoshina, Hiroyuki; Seko, Noriaki; Shibata, Takuya*; Takahashi, Makikatsu*

本報告では、放射線グラフト重合により得られたアニオン吸着材の実験室規模での最適重合条件を適用して、大量合成を行った結果について述べる。幅30cm$$times$$長さ7mのセルロース製不織布基材をモノマー溶液の通液状態を効果的にするためスペーサー(ネット)と重ねて巻いて外形130mm$$phi$$の巻物状態になるようにして、Co60-$$gamma$$線を20kGy照射した。5%リン酸モノマー水溶液を装置反応槽に入れた後、窒素ガスによりバブリングしてモノマー溶液を脱酸素化した。照射した巻物状の基材を反応槽に装填し、反応温度40$$^{circ}$$C,反応時間2時間の条件で吸着材を合成した。その結果、グラフト率は157%で目標としている100から150%のグラフト率に近いものが得られた。巻物状で合成した吸着材の外側,中央,内側部分の吸着率分布については、評価しやすいインジウム,ビスマス,ウランを用いて調べた結果、いずれも90から100%と大きな違いが見られず均一なグラフト重合材が得られた。

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