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放射線グラフト重合を利用したバイオディーゼル燃料製造用繊維状触媒の開発

Fibrous catalyst for biodiesel fuel production synthesized by radiation-induced graft polymerization

植木 悠二; 佐伯 誠一; 瀬古 典明; 玉田 正男; Mohamed, N. H.*

Ueki, Yuji; Saiki, Seiichi; Seko, Noriaki; Tamada, Masao; Mohamed, N. H.*

動植物性油脂を原料として製造されるバイオディーゼル燃料は(BDF)は、バイオマス由来、毒性が低い、生分解性を有する、再生可能エネルギーである等の優れた特長を有しており、軽油代替燃料として注目を集めている。近年、均相アルカリ触媒法に代わる新規BDF製造法として、多孔性陰イオン交換樹脂を触媒として利用する不均相固体触媒法が開発されたものの、この製法では反応速度が遅くBDF生成に長時間を要するといった問題があった。そこで本研究では、反応速度の向上を目的として放射線グラフト重合体を不均相固体触媒として利用する新規BDF製造用触媒の開発、及び、その利用方法を検討した。その結果、クロロメチルスチレン-トリメチルアンモニウムから成るグラフト鎖末端に水酸化物イオンを固定化したグラフト重合体がBDF製造用触媒機能を有することを見いだした。本研究で開発したグラフト重合体の反応速度は、陰イオン交換樹脂(DIAION PA306S)よりも3倍以上速く、短時間で効率的にBDFを製造することが可能となった(反応効率:グラフト重合体: 82%,樹脂: 26%)。

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