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汚染水処理廃棄物の廃棄体化に向けたガラス固化適用性検討,4; 鉄リン酸塩ガラス媒体によるBaSO$$_{4}$$固化処理にかかわる基礎試験

Applicability of vitrification method for waste generated from treatment of contaminated water, 4; Fundamental experiment on vitrification of BaSO$$_{4}$$ by the IPG medium

天本 一平; 小林 秀和 ; 横澤 拓磨; 山下 照雄 ; 永井 崇之  ; 北村 直登*; 武部 博倫*; 三田村 直樹*; 都築 達也*

Amamoto, Ippei; Kobayashi, Hidekazu; Yokozawa, Takuma; Yamashita, Teruo; Nagai, Takayuki; Kitamura, Naoto*; Takebe, Hiromichi*; Mitamura, Naoki*; Tsuzuki, Tatsuya*

東日本大震災で被災した原子炉を冷却するために使用し、放射性物質によって汚染された大量の水(汚染水)が、福島第一原子力発電所の原子炉建屋やタービン建屋に滞留している。現在、汚染水については、除染装置による処理が進められており、除染後の水の一部は冷却水として再利用されている。一方、汚染水の処理により、CsやSr等の放射性物質を含有したスラッジが二次廃棄物として発生している。本研究は、このような二次廃棄物をより安全に管理すべく、これを安定なガラス固化体とするための適切なガラス媒体の選定、選定したガラス媒体への二次廃棄物充填、及び作製したガラス固化体の性能評価を行い、得られた成果を、実際の二次廃棄物の廃棄体化検討に反映していくことを目的としている。今回、スラッジ構成物質のうち、BaSO$$_{4}$$を対象として鉄リン酸塩ガラス(IPG)を用いた廃棄体化試験を行い、BaSO$$_{4}$$の固化処理に適切なIPG組成やガラス固化条件、及び同伴するSrの影響についてデータを取得したところ、IPGがBaSO$$_{4}$$を主体とするスラッジの固媒体として有効であることが確認された。

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