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福島県における放射性核種の環境中移動調査・研究,1; 森林調査

An Investigation on a transport behaviour of radiocaesium in the Fukushima environment, 1; Forest investigation

新里 忠史; 阿部 寛信; 渡辺 貴善; 佐藤 治夫; 安江 健一; 小田 好博

Niizato, Tadafumi; Abe, Hironobu; Watanabe, Takayoshi; Sato, Haruo; Yasue, Kenichi; Oda, Yoshihiro

原子力機構では2012年秋より、放射性セシウムの環境動態に関する現象論的移動モデルの確立及び除染エリアでの時間経過に伴う再汚染の評価に向け、山地森林からダムや河川などを通じて河口域に至る放射性セシウムの環境動態に関する調査研究を進めている。本報では、それらのうち、山地森林とその周辺における調査研究の概要と現状を報告する。山地森林における放射性セシウムの環境動態は、気象や植生,地形,土壌等の自然地理的要素とともに、除染活動等の人為的要素も関連する。そこで、それら自然地理的条件の異なる阿武隈山地の森林を対象として2つの調査地点を設定し、森林での主な物質移動プロセスと推定される表面流と土砂流亡に伴う放射性セシウムの移動に着目した調査及びモニタリングを2012年初冬より開始した。その結果、森林内の土壌は谷底で有機質黒色土壌、斜面と尾根で暗褐色土壌と赤褐色土壌の土壌層位が卓越し、地形との関連性が認められた。また、森林内での物質移動プロセスとして、リターに伴う移動、林道崖からの土砂移動、細根層との境界部と林床での水流に伴う移動が確認できた。さらに、未除染の森林から林外の除染エリアに渡る移動現象の観察と線量率測定から、林外への移動に関してリターに伴う移動が主なプロセスと推定された。今後、森林内外での放射性セシウムの移動現象を把握し、実際に生じている自然現象を考慮した移動プロセスのモデル化を進める予定である。

no abstracts in English

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