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J-PARCリニアッククライストロン高圧電源停止頻度の改善

Improvement for the trip rate of klystron high-voltage power supplies in J-PARC linac

堀 利彦; 佐藤 文明; 篠崎 信一; 千代 悦司; 小栗 英知; 二ツ川 健太*; 福井 佑治*

Hori, Toshihiko; Sato, Fumiaki; Shinozaki, Shinichi; Chishiro, Etsuji; Oguri, Hidetomo; Futatsukawa, Kenta*; Fukui, Yuji*

2012年夏期メンテナンス以降のビーム利用運転において、324MHzクライストロン用直流高圧電源の停止頻度が高くなり、加速器の稼働率を低下させていた。高圧停止時の過渡的な波形データより、アノード短絡現象が電源停止の一次的要因であることがわかった。アノード短絡の際に生じる電磁・輻射ノイズによって、モニタ用のNIMモジュールが誤動作しており、これによって高圧電源は正常動作しているにも関わらず出力を停止していた。NIMモジュール誤動作の有無は短絡時ノイズレベルの大小によって決定されているが、我々はクライストロン高圧・低圧制御盤に実装されているトリガー分配用NIMモジュールの誤動作対策を行うことで、高圧停止頻度の改善を図った。NIM基盤のアースライン強化やフォトカプラーを用いた入出力信号の電気的絶縁などの改造を行った結果、モジュール単体での誤動作回数は大幅に低減された。一方交換したクライストロンの使用状況から、アノード短絡の原因はクライストロン電子銃部のアノードとボディ間の放電であることが判明した。我々はこの放電時のノイズレベルを低減する又は放電回数を低減する方策を現在検討中である。

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