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放射線橋かけ技術を用いて作製したポリマーゲル線量計; 重粒子線に対する応答性を吸光度及び画像データから評価する

Polymer gel dosimeters prepared by using a radiation crosslinked technique; Dose response to heavy ion irradiation on the basis of absorbance and image data

廣木 章博; 山下 真一*; 田口 光正; 村上 健*

Hiroki, Akihiro; Yamashita, Shinichi*; Taguchi, Mitsumasa; Murakami, Takeshi*

放射線橋かけ技術により作製したヒドロキシプロピルセルロースゲル母材とモノマー水溶液(2-ヒドロキシエチルメタクリレート, ノナエチレングリコールジメタクリレート, テトラキスヒドロキシメチルホスホニウムクロリド)から成るポリマーゲル線量計を作製し、$$gamma$$線照射による白濁化挙動を報告してきた。本研究では、作製したポリマーゲル線量計に放射線医学総合研究所のHIMACを利用して炭素(290MeV/u)を照射し、その白濁化挙動を吸光度及びスキャン画像データから評価した。水を満たした容器中に炭素線と直交するように配置して照射したサンプルの吸光度は、ブラッグピーク(水中14.9cm)付近で極大を示した。線量率を0.4から6.7Gy/minの範囲で照射した結果、線量率の増加に伴い吸光度は減少した。これは、線量率増加にともない低分子量ポリマーが生成し、散乱光強度が低下したためと考えられる。また、炭素線と平行に配置して照射したサンプルの画像データをフラットスキャナにより取得した。得られたRGB値から吸光度を算出した結果、ブラッグピーク付近で吸光度は極大を示した。このように重粒子線に対するポリマーゲル線量計の白濁度合い、及び2次元の線量分布を簡便に評価できることが分かった。

no abstracts in English

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