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シビアアクシデント時の炉内状況把握に関する海水の影響評価,5; 塩分濃度が二重管試験体の熱伝達に及ぼす影響

Experimental evaluations of seawater effects on thermal-hydraulic behavior at severe accident, 5; Effects of salinity on heat transfer in an internally heated annulus

上澤 伸一郎  ; 永武 拓 ; Jiao, L.; Liu, W.; 高瀬 和之; 小泉 安郎; 吉田 啓之  

Uesawa, Shinichiro; Nagatake, Taku; Jiao, L.; Liu, W.; Takase, Kazuyuki; Koizumi, Yasuo; Yoshida, Hiroyuki

東京電力福島第一原子力発電所事故では、炉心の冷却のため海水が注入されたことから、炉内状況を正確に把握するために、海水を用いた場合の伝熱流動評価モデルの作成が求められる。本報告では、液相単相流における二重管流路内の温度計測と流速分布計測を実施し、純水とNaCl溶液, 人工海水の塩分濃度が伝熱流動に及ぼす影響について議論した。計測結果より、Reynolds数2300[-]以上では、各濃度に対する海水やNaCl溶液の物性値を考慮すれば、その伝熱特性は既存の熱伝達評価モデルで評価できることが示された。また、海水やNaCl溶液の流速分布についても純水と同様の流速分布であった。このことから、Reynolds数2300[-]以上の液相単相流の海水やNaCl溶液の伝熱流動は、流体の物性値を考慮することで、純水と同様の伝熱流動評価モデルで評価できることが確認された。

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