次世代再処理ガラス固化技術基盤研究,30; 廃棄物含有鉄リン酸ガラスの作製及び物性評価

Basic research programs for the next generation vitrification technology, 30; Characterization of iron phosphate glass containing high-level waste simulant

小林 秀和 ; 永井 崇之  ; 岡本 芳浩  ; 捧 賢一; 天本 一平; 武部 博倫*; 中村 洋貴*; 三田村 直樹*; 都築 達也*

Kobayashi, Hidekazu; Nagai, Takayuki; Okamoto, Yoshihiro; Sasage, Kenichi; Amamoto, Ippei; Takebe, Hiromichi*; Nakamura, Hiroki*; Mitamura, Naoki*; Tsuzuki, Tatsuya*

高レベル廃液ガラス固化の高度化として、現行のホウケイ酸ガラスの組成改良による高充填マトリックスの開発とともに、代替マトリックスの適用性調査を進めている。代替マトリックスとしては、鉄リン酸ガラス(IPガラス)に着目し、これまでに、廃液成分を粉末試薬で簡易的に模擬した試験により、同成分をIPガラスに固定化できる見込みを得た。本報では、実プロセスでの処理を想定し、模擬廃液をIPガラスで溶融固化する試験を行い、約1000Cで均一なガラス融体が生成すること、廃棄物ガラス試料の化学的耐久性は良好であること等を明らかにした。

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