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人形峠・鉱さいたいせき場に自生する水生植物による水質浄化への影響

Water purification influence of aquatic plants naturally growing in the slag accumulation site, Ningyo-toge mine

山路 恵子*; 中本 幸弘*; 春間 俊克*  ; 土山 紘平*; 小原 義之; 田中 万也  ; 福山 賢仁; 福嶋 繁 

Yamaji, Keiko*; Nakamoto, Yukihiro*; Haruma, Toshikatsu*; Doyama, Kohei*; Ohara, Yoshiyuki; Tanaka, Kazuya; Fukuyama, Kenjin; Fukushima, Shigeru

近年欧米を中心に、高濃度の重金属が存在する鉱山跡地における「環境負荷をできるだけ抑制することを目的とした、植物や微生物を利用した浄化方法」に注目が集まっている。日本原子力研究開発機構の人形峠環境技術センター内にある鉱さいたいせき場には、水生植物であるヨシとフトヒルムシロが自生している。発表者のこれまでの研究により、(1)ヨシの根にはウランや重金属元素が高濃度蓄積していること、(2)根周囲に鉄プラークを形成していること、(3)根に生息する細菌がシデロフォア(鉄と錯形成をする代謝産物)を産生することが判明した。鉄プラークには重金属元素を吸着する性質があることから、ヨシの根に形成される鉄プラークが高濃度に重金属やウランを蓄積する要因になっていると考えられる。ヨシの重金属蓄積機構をさらに明らかにするためには、植物の元素蓄積機構において寄与度が高い微生物を無視することはできず、植物単体ではなく微生物との共生系を考慮する必要がある。本発表では、現在検討中である、ヨシにおける微生物との相互作用についても考察する。また、フトヒルムシロの重金属蓄積機構についても発表し、両植物における水質浄化機能についても考察する。

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