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In-situ放射光光電子分光法によるCsとステンレス鋼との化学吸着挙動

Adsorption behavior of Cs on stainless steel during severe accident by means of in-situ synchrotron radiation X-ray photoelectron spectroscopy

小畠 雅明  ; 吉越 章隆 ; 吉井 賢資  ; 池田 直*; 青柳 佑海人*; 鈴木 恵理子   ; 中島 邦久  ; 逢坂 正彦  ; 矢板 毅

Kobata, Masaaki; Yoshigoe, Akitaka; Yoshii, Kenji; Ikeda, Naoshi*; Aoyagi, Yumito*; Suzuki, Eriko; Nakajima, Kunihisa; Osaka, Masahiko; Yaita, Tsuyoshi

福島第一原子力発電所事故のような軽水炉のシビアアクシデントの際には、揮発性の高い放射性セシウムが放出される。その挙動を明らかにすることは安全性担保の観点などから重要である。本研究では、事故を模擬したその場(in-situ)条件下での放射光X線光電子分光法により、ステンレス鋼上に吸着したCs挙動について調べた。実験は、SPring-8の軟X線放射光ビームラインBL23SUにて行った。酸素雰囲気において加熱した場合のスペクトル解析からは、Csは、Cs$$_{2}$$Oとなり、300$$^{circ}$$C以上では、ステンレス鋼中のSiと反応して、Cs-Si化合物を形成することが分かった。さらに高温の600$$^{circ}$$C程度以上になるとCsの一部が蒸発した。二次イオン質量分析法測定と合わせて、Cs-Si化合物はステンレスに含まれるクロムが酸化した層の下に存在することも分かった。これらの測定は、Si濃度を変えたステンレス鋼試料に対しても行い、Si濃度により深さ方向のCs濃度分布が異なることも判明した。その他詳細は当日発表する。

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