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南九州せん断帯におけるGNSS観測,5

GNSS observation around the shear zone in southern Kyushu, southwest Japan, 5

渡部 豪 ; 浅森 浩一; 島田 顕臣; 雑賀 敦  ; 小川 大輝; 梅田 浩司*; 後藤 翠; 島田 耕史   ; 石丸 恒存 

Watanabe, Tsuyoshi; Asamori, Koichi; Shimada, Akiomi; Saiga, Atsushi; Ogawa, Hiroki; Umeda, Koji*; Goto, Akira; Shimada, Koji; Ishimaru, Tsuneari

地層処分に係る地質環境長期安定性を検討する場合、地形的に不明瞭な活断層に関する活動性の評価は重要な課題の一つである。そのような背景下、南九州には、左横ずれのせん断帯が存在し、10$$^{-7}$$/yr超のせん断ひずみ速度分布がGNSS速度場より推定され、そこではM6前後の左横ずれ型のメカニズムをもつ地震が発生している。しかし、せん断ひずみ速度の集中域やこれらの地震に対応した明瞭な活断層は認められておらず、地形的に不明瞭な活断層を検出するための技術開発を目的として、10点のGNSS稠密観測網を構築し2016年より観測を開始した。約5年間の観測の結果、南北幅約190kmの領域内に東西方向のせん断変形の変形中心が少なくとも二つ存在する可能性が示され、一つ目は、固着域の深さが約8km、すべり速度が約10mm/yr、二つ目は、固着域の深さが約5km、すべり速度が約6mm/yrであることを明らかにした。これらの結果は、地形的に不明瞭な断層下でのひずみ蓄積過程を明らかにする上で貴重なデータといえる。

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