検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

NMRによるUTe$$_2$$の磁気揺らぎの研究

NMR study of magnetic fluctuations in UTe$$_2$$

徳永 陽  ; 酒井 宏典   ; 神戸 振作  ; Opletal, P.  ; 常盤 欣文  ; 芳賀 芳範   

Tokunaga, Yo; Sakai, Hironori; Kambe, Shinsaku; Opletal, P.; Tokiwa, Yoshifumi; Haga, Yoshinori

UTe$$_2$$についてはその発見当初から、ウラン系強磁性超伝導体との類似性が指摘されてきた。上部臨界磁場H$$_{c2}$$の値は全磁場方向でパウリ・リミットを超え、その異方性は磁化の異方性と強く相関している。また磁化困難軸(b軸)方向では強磁場中でH$$_{c2}$$は異常な増大を示し、35Tのメタ磁性磁場に向かってリエントラント的挙動を示す。さらにb軸からc軸方向に磁場を傾けると新たな磁場誘起超伝導が40T以上で出現する。このようなH$$_{c2}$$の異常は超伝導の出現に強磁性的なゆらぎが深く関与していること示唆しており、ウラン系の強磁性超伝導体で議論されてきた、「強磁性ゆらぎによるスピン三重項超伝導対の形成」および「強磁性ゆらぎを介した磁場による対形成引力の制御」というコンセプトがUTe$$_2$$においても成り立つことを期待させる。講演では新たに行った$$^{125}$$Te-NMR実験の結果をもとに、低温での磁気ゆらぎの特性について議論する予定である。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.