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ベイズ放出量推定手法の緊急時リアルタイム推定への適用性評価

Evaluation of applicability of a source term estimation method based on Bayesian inference to real-time source term estimation in emergency

寺田 宏明   ; 永井 晴康  ; 都築 克紀  ; 門脇 正尚   

Terada, Hiroaki; Nagai, Haruyasu; Tsuzuki, Katsunori; Kadowaki, Masanao

原子力事故時に大気中に放出された放射性物質の放出源情報を、大気拡散シミュレーションと環境測定値の比較からベイズ推定により逆解析する手法を開発している。本手法では、計算領域や解像度が異なる複数の空間スケールの拡散計算が、時間・地点・種類の異なる様々な環境測定データを総合的に再現するようにベイズ推定に基づき放出率を最適化する。本手法の緊急時への適用性を、福島第一原子力発電所事故データを用いた仮想的リアルタイム推定実験により検証した。実験は、事故発生から3月末までをフェーズ1($$sim$$2日後)、フェーズ2($$sim$$1週間後)、及びフェーズ3($$sim$$3週間後)に分割し、一定値の放出率を初期設定値として、各フェーズで使用可能な測定データによる放出率推定を順次繰り返した。実験結果から、本手法により地表汚染の概況の早期把握と事故規模の概算評価に必要な放出源情報を推定可能であることが示された。

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