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Speciation and separation of platinum(IV) polynuclear complexes in concentrated nitric acid solutions

濃硝酸溶液中の白金(IV)多核錯体のスペシエーションと分離

鈴木 智也*; 大坪 右京*; 尾形 剛志*; 塩飽 秀啓   ; 小林 徹 ; 矢板 毅; 松岡 光昭*; 村山 憲弘*; 成田 弘一*

Suzuki, Tomoya*; Otsubo, Ukyo*; Ogata, Takeshi*; Shiwaku, Hideaki; Kobayashi, Toru; Yaita, Tsuyoshi; Matsuoka, Mitsuaki*; Murayama, Norihiro*; Narita, Hirokazu*

本研都市鉱山から白金(Pt)を回収するには、Pt(IV)の溶液化学を理解することが重要である。我々は、濃硝酸溶液中のPt(IV)錯体の化学種と分離を、X線吸収微細構造(XAFS)分光法によって調べた。Na$$_{2}$$Pt(OH)$$_{6}$$の濃縮硝酸溶液にはPt多核錯体が支配的に存在し、Pt濃度とNa$$_{2}$$Pt(OH)$$_{6}$$の溶解温度に依存することが明らかになった。0.90g-Pt/Lの加熱硝酸塩溶液と3.2g-Pt/Lの非加熱硝酸塩溶液には主に二核白金錯体が存在する。一方3.0g-Pt/Lの加熱溶液には、四核および六核錯体のような大きな多核錯体が主に存在していた。またイミノ二酢酸で機能化したキレート樹脂と硝酸トリメチルアンモニウムを有する強塩基性アニオン交換樹脂でPt(IV)イオンを吸着させると、大きなPt(IV)錯体の存在を確認した。高濃度のPt(IV)を含む加熱溶液からのPt(IV)錯体は、高い吸着効率を示すことがわかった。さらに、強塩基性陰イオン交換樹脂を使用すれば、Pd(II), Ag(I), Cu(II), Ni(II), Fe(III)が含まれる10M硝酸溶液から選択的にPt(IV)を吸着させることに成功した。

no abstracts in English

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パーセンタイル:26.06

分野:Chemistry, Inorganic & Nuclear

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