Plastic constraint correction factor for brittle fracture in ductile-brittle transition temperature region

延性脆性遷移温度域における脆性破壊に対する塑性拘束補正係数

北条 公伸*; 廣田 貴俊*; 名越 康人*; 深堀 拓也*; 清水 万真*; 下平 昌樹 ; 小川 琢矢*; 八代醍 健志*; 大畑 充*; 南 二三吉*

Hojo, Kiminobu*; Hirota, Takatoshi*; Nagoshi, Yasuto*; Fukahori, Takuya*; Shimizu, Kazuma*; Shimodaira, Masaki; Ogawa, Takuya*; Yashirodai, Kenji*; Ohata, Mitsuru*; Minami, Fumiyoshi*

加圧熱衝撃事象における延性-脆性遷移温度域の原子炉圧力容器の破壊挙動を予測するため、日本溶接協会規格(WES)として塑性拘束補正係数を導入した評価手法の策定を目指している。WESでは当該評価手法として、簡易法と詳細法の2種類を定める予定である。簡易法による塑性拘束補正係数の算出では、材料の降伏応力、降伏比、ワイブル形状母数をパラメータとした式を用いる。また、塑性拘束補正係数は評価対象の欠陥寸法や構造物の板厚にも依存する。本研究では、様々な原子炉圧力容器を対象として簡易法による塑性拘束補正係数を求めるため、構造物の板厚や亀裂寸法、降伏比やワイブル形状母数を変化させた感度解析を実施した。また、加圧熱衝撃事象は温度変化を伴う事象であることから、ワイブル形状母数等の温度依存性に関する検討も行った。

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