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Metal recovery from liquid wastes by pulsed laser-irradiation

大場 弘則  ; 中西 隆造*; 佐伯 盛久*

Oba, Hironori; Nakanishi, Ryuzo*; Saeki, Morihisa*

レーザー誘起粒子形成(LIPF)を使用した元素分離は産業廃液から貴金属を分離する新しい技術である。この技術ではパルス紫外レーザーを廃液に照射することにより貴金属イオンが光還元されて中性体になる。中性体は凝集して金属粒子を形成して大きく成長するために濾過によって回収できる。このプロセスは、溶液中の貴金属イオンの光吸収を利用する。貴金属の種類ごとに吸収帯が異なるため、紫外レーザーのエネルギーを調整することで、LIPFが回収する貴金属の種類を選択することができる。LIPFを使用した分離の利点は操作簡便性や迅速にある。このような技術は放射性元素溶液から貴金属を分離する技術にも利用可能である。我々は、高レベル放射性廃棄物(HLW)からのPdの回収にLIPFを適用した。HLWにはアクチニド(Am、Np、Pr、Cm、Ru、U)、ランタニド(Nd、Sm、La)、PM(Pd、Ru、Rh)などのさまざまな種類の元素が含まれているが、LIPFは放射性元素を回収することなく、Pd金属を高効率(91.4%)で選択的に分離することに成功した。この結果はHLWで貴金属を分離するためのLIPFの適用可能性を示唆している。本講演では、産業廃液から金などの貴金属元素を回収した例についても紹介する。

no abstracts in English

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