検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 21 件中 1件目~20件目を表示

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

報告書

高温ガス炉用SiC母材燃料コンパクトの作製に関する検討

河野 貴大*; 水田 直紀; 植田 祥平; 橘 幸男; 吉田 克己*

JAEA-Technology 2023-014, 37 Pages, 2023/08

JAEA-Technology-2023-014.pdf:2.35MB

現在用いられている高温ガス炉用燃料コンパクトは、被覆燃料粒子を黒鉛母材で焼き固めた黒鉛母材燃料コンパクトである。これに対して、SiC母材燃料コンパクトは、母材を従来の黒鉛から新たに炭化ケイ素に換えたものである。高温ガス炉用燃料コンパクトを従来の黒鉛母材燃料コンパクトからSiC母材燃料コンパクトに換えることで、高温ガス炉の出力密度等の性能向上が期待される。本研究では、高温ガス炉用燃料コンパクトに適用するための焼成条件を選定し、試作したSiCの密度や熱伝導率を測定した。

論文

Research on improvement of HTGR core power-density, 4; Feasibility study for a reactor core

沖田 将一朗; 水田 直紀; 高松 邦吉; 後藤 実; 吉田 克己*; 西村 洋亮*; 岡本 孝司*

Proceedings of 30th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE30) (Internet), 10 Pages, 2023/05

Adoption of SiC-matrix fuel elements in future pin-in-block type HTGR designs will enhance oxidation resistance of the fuel element in the event of the air ingress accident, one of the most worrisome accidents in HTGRs. This would eliminate the need for the graphite sleeves used in the current pin-in-block type HTGR designs and enable high power density core designs with sleeveless and direct coolable fuel structure. Such a concept itself has been suggested by Japan Atomic Energy Agency (JAEA) in the past. However, JAEA has not yet demonstrated the feasibility for a core design with the SiC-matrix fuel elements. The present work is intended to demonstrate the feasibility for a new core design upgraded from an existing conceptual core design, called HTR50S, with 50 MW thermal power and reactor outlet temperature of 750$$^{circ}$$C. The new core design uses SiC-matrix fuel elements and increases the reactor power density to 1.2 times higher than the original HTR50S design. The feasibility is determined by whether the core satisfies the target values in nuclear and thermal-hydraulic designs by performing burn-up calculation with the whole core model and fuel temperature calculations. The calculation results showed that the new core design satisfied these target values on the reactor shutdown margin, the temperature coefficient of reactivity, and the maximum fuel temperature during normal operation.

論文

Fabrication and characterization of silicon nitride-based inert matrix fuels sintered with magnesium silicates

臼杵 俊之; 吉田 克己*; 矢野 豊彦*; 三輪 周平; 逢坂 正彦

Progress in Nuclear Energy, 53(7), p.1078 - 1081, 2011/09

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)

長寿命核種であるマイナーアクチニド(以下MA)を安定核種に変換する技術の一つに、MAを不活性母材(イナートマトリックス)で固定化し、原子炉内で核変換するという方法がある。窒化ケイ素セラミックスは、高い熱伝導率、及び中性子照射に対する耐性を持つため、イナートマトリックスの候補材料に挙げられている。本研究ではMAの模擬材としてCeO$$_{2}$$窒化ケイ素セラミックスを作製した。資源の有効利用の観点から、焼結助剤にはアスベスト廃材の主成分であるマグネシウム含有ケイ酸塩(フォルステライト,エンスタタイト,ステアタイト)を用いた。フォルステライトを焼結助剤とした試料では、1723Kの焼結で相対密度90%以上の焼結体が得られた。また、どの試料においても、1923Kの焼結体では、34W/m K以上の高い熱伝導率を示し、良好な熱特性を示した。

論文

Recent progress in the energy recovery linac project in Japan

坂中 章悟*; 明本 光生*; 青戸 智浩*; 荒川 大*; 浅岡 聖二*; 榎本 収志*; 福田 茂樹*; 古川 和朗*; 古屋 貴章*; 芳賀 開一*; et al.

Proceedings of 1st International Particle Accelerator Conference (IPAC '10) (Internet), p.2338 - 2340, 2010/05

日本においてERL型放射光源を共同研究チームで提案している。電子銃,超伝導加速空洞などの要素技術開発を進めている。また、ERL技術の実証のためのコンパクトERLの建設も進めている。これら日本におけるERL技術開発の現状について報告する。

報告書

材料特性データ集 高速炉構造用316(母材)のクリープ特性No.B02

加藤 章一; 青木 昌典; 吉田 英一; 宮本 藤男*; 鈴木 高一*; 矢口 勝己*; 渡士 克己

PNC TN9450 95-006, 175 Pages, 1995/04

PNC-TN9450-95-006.pdf:2.63MB

本報告書は、高温構造材料設計 材料強度基準および高温強度特性評価法の高度化に供することを目的に、FBR大型炉用構造材料として適用が予定されている高速炉構造用316(略称316FR)について、研究開発計画に基づいた試験で取得したクリープ特性データをまとめたものである。 報告内容は、以下の通りである。 (1)材料 : 316FR(母材) 板材 8ヒート(B7、B8、JA、MC、MD,ME、MG,MI,ヒート) 管材 2ヒート(S6F、B10ヒート) (2)試験雰囲気 : 大気中、ナトリウム中 (3)試験温度 : 試験温度 : 500度C$$sim$$800度C (4)試験方法 : JISZ2271 「金属材料の引張クリープ試験方法」、JISZ2272「金属材料の引張クリープ破断試験方法」およびPNC N241 79-32 「FBR金属材料試験実施要領書」に準拠した。 (5)データ点数 : 211点 なお、これらの材料特性データは、「FBR構造材料データ処理システム SMAT」のデータ様式に従い作成したものである。

報告書

材料試験データ集 高速炉用316(母材)の引張特性; No.B 01 R01

青木 昌典; 加藤 章一; 吉田 英一; 鈴木 高一*; 矢口 勝己*; 渡士 克己

PNC TN9450 95-003, 98 Pages, 1995/02

PNC-TN9450-95-003.pdf:1.94MB

高温材料設計強度基準および高温強度材料評価法の高度化に供することを目的に収得した高速炉構造用316(略称316FR)の引張特性データについて報告する。本報は、前報(№B 01)の大気中材料性データに加え、ナトリウム環境効果試験で収得した引張特性データをも含めまとめたものである。

報告書

熱応力緩和構造モデル(1)供試体熱過渡強度試験; 第5報,き裂の解析と進展評価

田中 信之; 渡士 克己; 岩田 耕司; 吉田 博治*

PNC TN9410 91-295, 257 Pages, 1991/09

PNC-TN9410-91-295.pdf:5.17MB

構造物強度確性試験施設(TSS)を用いて、熱応力緩和構造モデル1)供試体の熱過渡強度試験を実施した。これまでに、供試体の設計・製作から熱過渡強度試験、解体検査、強度評価について一連の成果を報告してきている。本報告書は熱応力緩和構造供試体1)に発生した熱クリープ疲労き裂について破壊力学的手法を用いて解析・評価を行った結果について述べたものである。まず、き裂を有する軸対称あるいは3次元の有限要素モデルについて過渡荷重が負荷される場合の弾塑性クリープ解析を実施した。続いて、破壊力学パラメータとして、疲労き裂進展挙動を記述するJ積分およびクリープき裂進展挙動を記述するJ'積分について解析した。これらの破壊力学パラメータの解析は、CANIS-Jを用いて行った。熱過渡荷重が負荷される場合には熱歪が板厚方向に分布するため、通常用いられるJ積分は経路独立性を失うことが知られている。これに対して、今回の解析に採用したJ積分の拡張であるJ積分は経路に独立であり、熱応力場における破壊力学パラメータとして有効であることが確認された。一方、定常クリープ場に対して適用可能なJ積分を非定常クリープ場にまで拡張したJ'積分についてもほぼ経路独立と見なし得る結果が得られ、非定常・熱応力場における破壊力学パラメータとして有効であることが確認された。熱過渡荷重下では板厚方向にき裂が進展するのに伴って、疲労J積分範囲$$Delta$$JあるいはクリープJ'積分範囲$$Delta$$J'があるき裂深さで最大値を示し、その後減少することが知られている。今回解析した結果では、内筒溶接部、入口ノズル-上鏡周継ぎ手部、支持スカートシンニング部において板厚のほぼ1/2近傍で最大値を示した。さらに、供試体に発生したいくつかの代表き裂についてき裂深さと$$Delta$$Jおよび$$Delta$$J'の関係を把握し、熱クリープ疲労き裂で定式化された材料のき裂進展速度データ(疲労に対してda/dN vs$$Delta$$J、 クリープに対してda/dt vs$$Delta$$J')を用いて、解析で得られた$$Delta$$J、および$$Delta$$J'を適用して得られるクリープ疲労き裂進展速度を用いれば、本供試体に発生した熱クリープ疲労き裂の進展挙動を比較的精度良く表現することができた。

報告書

昭和62年度高速増殖大型炉の設計主要目に関する研究; 漏洩口想定の適正化

渡士 克己; 吉田 博治*; 古橋 一郎*

PNC TN9410 88-147, 215 Pages, 1988/09

PNC-TN9410-88-147.pdf:10.23MB

本研究は、安全設計上想定する漏洩口面積を適正化する一手段であるクリープ疲労き裂進展挙動を測定する手法の高度化を非線形破壊力学に基づいて実施し、ホットレグ配管に適用することを目的とする。前年度開発したCANISコードにて、公称応力+-1.5Smの膜、曲げおよびこれらの組合せ応力を受ける種々の表面半楕円き裂を有する平板の疲労J積分およびクリープJ積分のデータを作成し、これを用いてエルボの最大応力発生場所のき裂進展計算を行った。結果:(1)板厚20.6mm、500$$^{circ}C$$におけるき裂進展データベースを作成した。(2)初期想定欠陥(長さ41.2mm、深さ4.12mm)の進展に伴う形状変化は疲労でもクリープ疲労でも殆ど同一である。(3)貫通繰返し数は疲労で6250(膜応力)$$sim$$30,520(曲げ応力)サイクル、クリープ疲労で303$$sim$$1534(同上)サイクルである。(4)開口面積は内圧(2atg)に対するものが1.5Sm相当の曲げモーメントに対するものより大きく、約0.5mm2である。(5)最大漏洩率は約23-/hrである。安定き裂進展のシミュレーション技術の高度化はほぼ終了した。今後曲率の影響調査及び実験による検証が必要である。

報告書

昭和61年度高速増殖大型炉の設計主要目に関する研究(I); クリープ疲労き裂進展支配パラメータ(計算手法の検討)

渡士 克己; 吉田 博治*; 今津 彰

PNC TN9410 87-171, 135 Pages, 1987/10

PNC-TN9410-87-171.pdf:15.47MB

安全設計上想定すべき漏洩口面積を合理化する一手段であるクリープ疲労き裂進展挙動を、非線形破壊力学に基いて解析する手法を開発する。 (方法)(1)現状をサーベイして最も適当と思われる破壊力学パラメータを選び、表面仮想き裂付き構造物の破壊力学パラメータを解析する手法を開発する。(2)き裂進展計算手法を開発し、試計算を行う。 (結果)(1)疲労に対してJとJ積分、クリープに対してJ'とJ'積分が有望である。(2)これらのパラメータを計算できるようにCANISコードを拡充した。(3)材料試験データと解析解とほぼ一致した。また、ベンチマーク解析解等ともほぼ一致した。(4)大型炉一次主冷却径ホットレグ配管中のエルボを仮想表面き裂付き平板でモデル化して、き裂の解析と進展評価を行う方法を作った。(5)試計算の結果、き裂進展に及ぼす塑性とクリープの影響の大きいことがわかった。 (結論) 開口面積について試計算を行ったところ目標値である1†におさまる結果が得られたが、今後進展評価用の解析によるデータベースの拡充、低クリープき裂進展領域での材料試験データが必要である。

論文

Pharmacological response in male rats with controlled release formulations of luteinizing hormone-releasing hormone agonist

吉田 勝; 浅野 雅春; 嘉悦 勲; 今井 強一*; 湯浅 久子*; 山中 英寿*; 志田 圭三*; 鈴木 慶二*; 若林 克己*; 山崎 巖*

Polym.J., 18(4), p.287 - 296, 1986/00

 被引用回数:9 パーセンタイル:51.88(Polymer Science)

低温放射線注形重合法によって、疎水性diethylene glycol dimethacrylate/親水性polyethylene glycol #600 dimethacrylateからなる80/20 vol-%組成のメタクリル酸コポリマー中にdes-Gly$$^{1}$$$$^{0}$$-[D-Leu$$^{6}$$]-LH-RH-ethlamideを包含する。上述の薬物は水に可溶である。一般にポリマー中に単純分散状態で包含されている薬物のin vitro放出パターンは時間を関数とした時、イクスポネンシャルな減少傾向を示す。本稿では、コポリマーからの薬物の放出に見掛け上zero-order mechanismを付与するため、薬物を錠剤化(加圧下)し、それの上下に適当なフィルター膜を重ね合わせ、さらにメタクリル酸コポリマーによって含浸包含することを試みた。例えば、Whatman No.1フィルター膜を用いた場合、複合体からの薬物のin vitro放出パターンは見掛け上zero-order mechanismをとり、250日間の試験期間にわたって16$$mu$$g/dayの一定値を保持した。これはradioimmuno assayから測定したserum薬物濃度の値からも示唆される。

論文

徐放性LH-RH類似物質; 高分子担体複合体の試作と臨床的応用

嘉悦 勲; 吉田 勝; 浅野 雅春; 志田 圭三*; 山中 英寿*; 中井 克幸*; 湯浅 久子*; 鈴木 慶二*; 若林 克己*; 白石 明*; et al.

人工臓器, 13(3), p.1168 - 1171, 1984/00

前立腺等の泌尿器官に薬理(萎縮)作用を有し、ホルモン療法剤として注目されているLH-RH類似物質(アナログ)を放射線重合により親水性アクリレートと疎水性アクリレートの共重合体中に固定化し、その長期リリース挙動、薬理作用などを検討した。担体からのLH-RHアナログの溶出は100日~200日にわたってコンスタントに続き、微量のけ中濃度レベルを維持することがインビトロ実験ならびにラット実験から明らかになった。また前立腺等に対する萎縮効果もラット実感から確かめられた。副作用や異物反応はほとんど認められなかった。この方法は注射投与を頻繁に継続するよりもはるかに筒便で有効であり、臨床的適用性が高いものと判断され、今後前立腺癌の治療法としての発展が期待される。

論文

Temperature dependence of thermal neutron detection performance of $$^{3}$$He proportional counters

阪井 英次; 久保 克己*; 吉田 広

IEEE Transactions on Nuclear Science, NS-27(1), p.776 - 782, 1980/00

$$^{3}$$He比例計数管は200$$^{circ}$$Cまで動作可能であると言われているが、プラトー曲線の温度依存性を示した論文(J.E.Myers,Jr;IEEE Trans.,NS-14(1),416(1967))が一つしかない。6社のメーカの作った7本の$$^{3}$$He比例計数管の熱中性子検出特性の温度依存性を室温、50$$^{circ}$$C,100$$^{circ}$$C,150$$^{circ}$$C,200$$^{circ}$$C,250$$^{circ}$$C,300$$^{circ}$$Cで測定した結果を報告する。熱中性子ピークの半値幅は温度上昇とともに劣化したが、パルス波形はほとんど変化しなかった。このことから、温度が上昇するにつれてガス増幅度の変動が増大することが判明した。

報告書

Pu燃第2開発室作業環境中の空気流線調査について

加藤 仁三*; 日野田 長夫*; 桑名 克己*; 吉田 守; 磯部 芳弘*; 石川 久*

PNC TN843 77-04, 42 Pages, 1977/06

PNC-TN843-77-04.pdf:2.13MB

プルトニウム燃料部第2開発室のペレット製造工程を中心に、常時作業に従事する場所での空気流を煙の動きを観察する方法によって調査した。第2開発室内での空気流線の観察結果、特徴的なこととして次の3点が明らかになった。(1)局所的に強い空気流が観察されるが、通常の作業域での空気流は、0.1m/sec前後の弱いものである。(2)上昇流が比較的多く認められた。(3)ペレット製造工程では、グローブボックスと給気口との位置関係からグローブボックス間の流線が3つのパターンに分類できることが認められた。なお、調査の結果は可能な限り図面に表現するようにし、部屋単位の流線観察図を作成した。観察結果から共通的な事柄や特徴的なことを見い出すとともに、それらの結果に基ずき、空気汚染発生時の初期行動や効果的な空気モニタリング法についても検討を加えた。

口頭

高速炉サイクルシステムへの適用を目指したイナートマトリックス燃料の基礎研究,2; Si$$_{3}$$N$$_{4}$$を母材とした燃料

矢野 豊彦*; 吉田 克己*; 今井 雅三*; 三輪 周平; 逢坂 正彦

no journal, , 

窒化ケイ素を母材としたイナートマトリックス燃料の基礎研究の一環として、マイナーアクチニドに代替元素を用いて基礎的な作製プロセスを検討し、得られた焼結体の特性を評価した。

口頭

マグネシウム含有ケイ酸塩を用いたイナートマトリックス用窒化ケイ素セラミックスの焼結と特性

臼杵 俊之*; 吉田 克己*; 今井 雅三*; 矢野 豊彦*; 三輪 周平; 逢坂 正彦

no journal, , 

イナートマトリックス用窒化ケイ素を低温で緻密化することを目的とした。Amの模擬材としてCeを用い、さらにMg含有ケイ酸塩を助剤として低温(1450$$sim$$1650$$^{circ}$$C)で試料を作製した。フォルステライトを助剤とした焼結体で1450$$^{circ}$$Cで高い密度の焼結体が、エンスタタイトを助剤とした焼結体では1650$$^{circ}$$Cで高い熱伝導度が得られた。

口頭

マグネシウム含有ケイ酸塩を用いたイナートマトリックス用窒化ケイ素セラミックスの焼結と特性

臼杵 俊之; 吉田 克己*; 矢野 豊彦*; 三輪 周平; 逢坂 正彦

no journal, , 

長寿命核種であるマイナーアクチニド(以下MA)を安定核種に変換する技術の一つに、MAを不活性母材(イナートマトリックス)で固定化し、原子炉内で核変換するという方法がある。窒化ケイ素セラミックスは、高い熱伝導率、及び中性子照射に対する耐性を持つため、イナートマトリックスの候補材料に挙げられている。本研究ではMAの模擬材としてCeO$$_{2}$$を使用し、窒化ケイ素セラミックスを作製した。資源の有効利用の観点から、焼結助剤にはアスベスト廃材の主成分であるマグネシウム含有ケイ酸塩(フォルステライト,エンスタタイト,ステアタイト)を用いた。フォルステライトを焼結助剤とした試料では、1450$$^{circ}$$Cの焼結で相対密度96%以上の焼結体が得られた。また、どの試料においても、1650$$^{circ}$$Cの焼結体では、34W/mK以上の高い熱伝導率を示し、良好な熱特性を示した。

口頭

高速炉の安全性向上のための高次構造制御セラミック制御材の開発,5; 制御棒反応度価値への影響評価

前田 茂貴; 板垣 亘; 前田 宏治; 牧 涼介*; 吉田 克己*

no journal, , 

高速炉の安全性向上のために開発している高次構造制御B$$_{4}$$C基セラミック制御材について、制御材の組成をパラメータとした制御棒反応度価値への影響評価を行い、添加物の影響がないことを確認した。

口頭

高速炉の安全性向上のための高次構造制御セラミック制御材の開発,6; 高速炉用B$$_{4}$$C制御材の照射後組織評価

静川 裕太; 関尾 佳弘; 井上 利彦; 前田 宏治; 吉田 克己*

no journal, , 

高次構造セラミック制御材(新規制御材)の開発に資するため、「常陽」で照射したB$$_{4}$$C従来材について、核変換Heの蓄積挙動に着目した透過電子顕微鏡観察を実施した。その結果、Heバブルの粒内での均一形成及び粒界での蓄積が確認され、照射に伴うバブルの成長・凝集が制御材の膨張及びクラック発生をもたらす要因となっていることが示された。

口頭

高速炉の安全性向上のための高次構造制御セラミック制御材の開発,3; 「常陽」照射B$$_{4}$$C制御材の照射後微細評価

静川 裕太; 関尾 佳弘; 井上 利彦; 前田 宏治; 吉田 克己*

no journal, , 

高次構造制御B$$_{4}$$C制御材(配向気孔導入材)における核変換Heの放出挙動の推定に資するため、「常陽」で照射したB$$_{4}$$Cに対するTEMによる微細組織観察を実施した。気孔部近傍においてHeバブルの無形成帯が観察され、気孔部がHeの放出パスに成り得る可能性が示唆された。本研究は、文部科学省原子力システム研究開発事業の一環で実施している「高速炉の安全性向上のための高次構造制御セラミック制御材」の成果である。

口頭

反応焼結による高温ガス炉用SiCマトリックス燃料コンパクトの作製プロセスの検討

吉田 克己*; Gubarevich, A.*; 橘 幸男; 高松 邦吉; 沖田 将一朗; 西村 洋亮*; 岡本 孝司*

no journal, , 

High Temperature Gas-cooled Reactors (HTGRs) adopting silicon carbide (SiC) instead of conventional graphite for fuel compacts with TRISO fuel particles have been proposed to improve the power density and to enhance the oxidation resistance of the fuel elements in the air ingress accident. In this study, we selected reaction sintering method, which is capable of fabricating dense SiC at lower temperature in a short time without mechanical pressure, and the fabrication process of the dense SiC matrix fuel compacts by reaction sintering was studied, and characterization and thermal conductivity measurement of the reaction-sintered SiC were conducted.

口頭

高出力密度高温ガス炉におけるマルチフィジクス挙動,1; 燃料母材の事故時ふるまい

西村 洋亮*; Anna, G.*; 吉田 克己*; 高松 邦吉; 岡本 孝司*

no journal, , 

本研究では、高出力密度高温ガス炉のために、SiC母材の燃料コンパクトを開発する。SiC母材を製造する際、SiCの熱的・化学的特性から反応焼結法が適用できることがわかった。また、事故を想定した高温酸化試験を実施した結果、SiC表面に安定なSiO$$_{2}$$酸化膜を形成するパッシブ酸化モードが示され、優れた耐酸化性能を確認することができた。さらに、SiC母材の性能評価を実施した結果、Siがリッチな化学組成ほど、耐酸化性能が更に向上し、事故時の燃料健全性を高めることができた。以上により、1400$$^{circ}$$Cの事故時においても、SiC母材は腐食せず、燃料健全性を担保することができた。

21 件中 1件目~20件目を表示