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報告書

フィルタ性能評価技術の開発(I)

藤田 元一*; 小林 博英; 都所 昭雄; 関 昭雄; 松本 盛雄; 郷田 正

PNC TN8410 91-203, 81 Pages, 1991/07

PNC-TN8410-91-203.pdf:2.03MB

フィルタ性能評価技術の開発は、高性能エアフィルタの性能試験を実施し、排気設備の健全性を解析・評価するための基礎データを得ると共に、排気設備の現場試験技術を開発し、事業団における現場試験法の確立に資することを目的としている。本報告書では、昭和62年度から平成元年度までに実施した、開発試験計画、試験装置の設備、フィルタ性能試験及び現場試験実施状況に関する調査について報告する。試験装置の整備においては、高性能エアフィルタの試験で必要となる、フィルタ性能試験装置、粒子測定装置及び粒子発生装置の整備を行った。また、現場試験技術を開発するため、排気設備基礎試験装置の整備を行った。フィルタ性能試験においては、NaCl粒子を用い、高性能エアフィルタの粒径0.1$$sim$$0.5$$mu$$mを対象とした、粒径別捕集特性試験を実施した。本試験により、高性能エアフィルタのDF(除染係数)が最も低くなる粒径は、0.15$$mu$$m付近に存在し、DFは、風量に強く依存するという結果が得られた。

報告書

臨界警報装置の性能検査における信頼性評価

関 昭雄; 宮部 賢次郎*; 野田 喜美雄; 石田 武則*; 刀禰 龍夫*

PNC TN8440 89-013, 47 Pages, 1989/08

PNC-TN8440-89-013.pdf:2.01MB

再処理工場及び転換技術開発施設に設置してある臨界警報装置の性能検査(月例検査)において,検査実施中に誤操作等によりシステムの誤警報が発生しないことが重要である。また,現在性能検査時には,保安規定により核燃料物質の取り扱いを各施設において禁止されているが,施設稼働の面からは性能検査中も臨界監視機能が喪失せず,工程の運転を可能とする検討も必要である。 そこで,臨界警報装置においてその機能ブロックに従い,性能検査の各項目毎に作業中における装置の健全性(臨界監視機能の喪失及び誤警報の発生がないこと)FTA(FaultTreeAnalysis)を用いて解析し,次にFTAにより得られた結果に対し,計測機器校正施設に整備した臨界警報装置検査システムを用いて,実証試験により確認した。 この結果,性能検査において誤操作等によりシステムの誤警報が生じないことが明らかとなり,装置の保全における信頼性が確認された。また同時に,臨界監視機能を停止することなく性能検査を行うことの技術的な可能性を検証することができた。

報告書

放射線管理のための表面汚染からの再浮遊係数に関する文献調査

関 昭雄; 大西 俊彦*; 叶野 豊*; 岩月 恒信*

PNC TN8420 88-008, 31 Pages, 1988/07

PNC-TN8420-88-008.pdf:3.33MB

放射性物質等によって汚染された場所で作業を実施する場合,汚染物の再浮遊による空気汚染が放射線管理上問題となる。このため,再浮遊係数を予測あるいは測定,評価することは,放射線管理上極めて重要である。 本報告書は,今後の放射線管理における空気汚染の事前評価を目的として,動力炉・核燃料開発事業団東海事業所再処理工場,日本原子力研究所東海,大洗研究所等の各種放射線作業で測定されたデータを基に求めた再浮遊係数についての調査結果をまとめたものである。 その結果,再浮遊係数の平均的な範囲として,機器の除染,補修作業時は10-5$$sim$$10-7cm 1であり,また,プルトニウム等を取扱う作業は,10-6$$sim$$10-7cm 1であった。 今回の調査は,必ずしも同一条件下ではないが,その値はおよそ10-5$$sim$$10-7cm 1の範囲であることがわかった。 また,付録の"種々の表面からのプルトニウムの再浮遊係数を決定するためのいくつかの実験"のレポートは,放射線管理上有用かつ詳細なデータが報告されており,参考となる点が多々あり,併せて課員の資質向上を図ることを目的に全訳し添付している。

報告書

プルトニウムモニタリング時における擬似計数の発生防止の対策 静電気帯電防止用RI作業革化の開発及び仕様結果の報告

関 昭雄; 大西 俊彦*; 叶野 豊*

PNC TN8410 87-023, 28 Pages, 1987/05

PNC-TN8410-87-023.pdf:0.5MB

プルトニウム燃料開発施設では従来より天然に存在するラドン娘核種によって擬似計数が発生し,放射線管理並びに工程作業に影響を与えていた。このため,施設内のラドン娘核種の発生原因等の調査,研究を実施した結果,高濃度のラドン娘核種に起因するもの及び静電捕集効果によるものの2つの要因が判明した。これらの要因に対し前者の対策は早急に講じられたが,後者は解析したところ,RI作業靴ラドン娘核種付着による擬似計数が,全体の約7割前後を占めていることが判明したため,擬似計数防止対策の重点目標として,静電気帯電防止用RI作業靴の開発を実施した。 開発に当たっては,1)静電気帯電防止効果の持続,2)安全性,3)経済性,4)使い易さ,5)測定器との密着性,の5項目を重点項目とし,開発後,プルトニウム燃料第一及び第二開発室において試用した。 その結果,重点項目を満足する成果が得られ,従来,靴底で生じていた擬似計数の発生(年間,約40件)がなくなり,業務の省力化ができ,更に施設内の工程の安定運転への寄与及び安全管理の信頼性の向上等が図られた。

報告書

現場放射線管理用のアルファ線イメージング装置によるプルトニウム資料撮影例集

関 昭雄; 大西 俊彦*; 岩月 恒信*; 秋山 聖光*

PNC TN8450 87-008, 32 Pages, 1987/03

PNC-TN8450-87-008.pdf:16.92MB

この報告書は,$$alpha$$放射線粒子を画像として識別する「$$alpha$$線イメージング装置」の実用化を更に進めるために行った試験結果をまとめたものである。プルトニウム取扱施設において,空気汚染や表面汚染の疑いが生じた場合,それがプルトニウムの$$alpha$$線によるものか,空気中に存在するラドン娘核種の$$alpha$$線によるものか判別することが必要となる。この報告書では,$$alpha$$線イメージング装置を使用して種々のプルトニウム試料を撮影して整理し,汚染の疑いのある試料を撮影した写真を判定する時の比較サンプルとして使用できるように考慮した。また,従来のオートラジオグラフィで同一試料を撮影し,オートラジオグラフィと$$alpha$$線イメージング装置の比較評価を行った。さらに,試料を密封するために使用しているラミクリーンパックが残光性を持つことが判明したのでその影響がなくなる目安時間の把握を行った結果を合わせて報告する。

報告書

使用済燃料輸送キャスクの遮蔽実験(5) PWR使用済燃料からの中性子発生量の測定

田中 俊一; 坂本 幸夫; 山路 昭雄*; 中島 宏; 関田 憲昭; 内藤 俶孝

JAERI-M 84-227, 19 Pages, 1984/12

JAERI-M-84-227.pdf:0.83MB

使用済燃料取扱施設の遮断安全性評価コードシステム、同データライブラリィの検証実験計画に基づき、PWR使用済燃料の一部を抽出し、中性子発生量の絶対測定を行った。この実験は一連の実験についての中性子の線源条件を実験的に与えると同時に、ORIGEN、ORIGEN2等の線源強度計算コードの評価用データを取得することを目的としている。実験では平均燃焼度が約36000MWd/tのPWR使用済燃料集合体の中の上・中・下部の3ヶ所から取出した小サンプルについての測定が行われ、約$$pm$$7~8%の精度で燃料の単位体積当りの中性子源強度が測定された。

報告書

臨界警報装置用中性子検出器長期安定性試験

金盛 正至; 江花 稔*; 関 昭雄

PNC TN841 84-20, 48 Pages, 1984/06

PNC-TN841-84-20.pdf:0.5MB

臨界警報装置用中性子検出器は,半導体検出器に235U(約90%)を密着し,中性子が235Uと反応した際発生する核分裂片を検出する検出器である。235Uからは,通常,$$alpha$$線が放出されており,半導体が劣化していく。このため,検出器の寿命試験及び,実際に現場に配置した場合の,ノイズ等に対する安定度を試験する必要がある。▲試験は,再処理工場A348室に,中性子検出器3個を設置して行なった。設置試験期間は,昭和56年6月18日から,昭和57年6月19日までである。▲試験の結果,$$alpha$$線スペクトルについては,特に劣化を認めなかった。現場設置作動試験においてはランプ不良2回,コネクタ不良2回が,発生したものの,検出器の長期安定性には,問題のないことが判明した。▲

報告書

プルトニウム粒子検出用アルファ線イメージング装置

関 昭雄; 小泉 勝三

PNC TN841 84-12, 38 Pages, 1984/02

PNC-TN841-84-12.pdf:2.73MB

昭和53年から昭和56年にかけて,名古屋大学工学部原子核工学教室,放射線安全工学研究室に▲「施設内空気中放射性エアロゾルの挙動についての研究」を委託した。この委託研究の成果の1つとして,$$alpha$$放射性粒子を画像として識別する$$alpha$$線イメージング装置が開発された。▲本報告は,この$$alpha$$線イメージング装置を実用化に向けて改良し,そのカメラの基本特性について調べ,装置の取扱い者が装置の原理,特性を理解し,得られた画像を正しく評価し,日常の放射線管理に有効に活用できるようにまとめたものである。

報告書

第6回放射線遮蔽国際会議論文のレヴュー

笹本 宣雄; 山路 昭雄*; 植木 紘太郎*; 梅田 健太郎*; 大谷 暢夫*; 川合 将義*; 河北 孝司*; 金野 正晴*; 鈴置 善郎*; 関根 啓二*; et al.

JAERI-M 83-225, 99 Pages, 1984/01

JAERI-M-83-225.pdf:3.66MB

1983年5月、東京において開催された第6回放射線遮蔽国際会議で発表された論文の検討、分析を行った。対象とした論文は、会議中にプレプリントが入手できた131篇である。本報告書は、検討、分析の結果の要旨を論文毎にまとめたものであり、論文の独創性、特徴、結論とその遮蔽設計への適用性等に言及した。さらに、セッション毎のまとめも併せて記述した。

報告書

CPF放射線管理データ処理システム

江花 稔*; 金盛 正志*; 吉田 守; 関 昭雄

PNC TN841 83-64, 93 Pages, 1983/09

PNC-TN841-83-64.pdf:1.88MB

高レベル放射性物質研究施設(CPF)における放射線管理設備の特徴は、定置式放射線モニタによって得られる放射線情報を円滑に処理するため、計算機を導入し情報処理を行っていることである。東海事業所において定置式モニタ全体の情報処理を行うのははじめてである。定置式放射線モニタは、ガンマー線エリアモニタ18系統、イータ線エリアモニタ2系統、アルファ線ダストモニタ3系統、ベータ線ダストモニタ10系統、排気モニタ1式、臨界警報装置1式がある。計算機は各モニタからデジタルレートメータ、スキャナ、IBバスを通じてデータを一分毎に収集している。収集したデータは1分値、10分値、1時間値の形に処理され、必要な平均値、最大値が計算され、一定の期間記憶されている。これらのデータは、全モニタの計数値状況、各モニタ別の計数値時系別としてCRTによって確認できる。また要求によりプリントアウトできる。各モニタにそれぞれアラームを設定することができ、CRT等によりアラームの発生状況を監視できる。アラームが発生すると自動的に当該モニタの計数値変化等をプリントアウトする。その他定期的に放射線状況を全モニタについてプリントアウトし、その他必要事項についてプリントアウトすることができる。

報告書

核燃料施設内エアロゾル挙動解析計算コードの開発

金盛 正至; 江花 稔*; 関 昭雄

PNC TN841 83-48, 84 Pages, 1983/07

PNC-TN841-83-48.pdf:1.58MB

安全管理部では,昭和52年よりUF6が作業環境中に漏洩した場合に,1.空気汚染を迅速に検出し,安全確保の対策がとれること,2.放射性エアロゾルの挙動性状を把握し,作業者の内部被ばく管理に役立てること,3.施設管理及び放射線管理上の基礎データを得ることの3点を目的として放射性エアロゾルの挙動解析試験を行ってきた。今回,施設内の放射性エアロゾルの挙動解析を行う計算コードを開発し,実際の試験結果と良い一致をみたので報告する。本計算コードでは初期データとして,エアロゾルの濃度及び粒径分布,発生時間等を入力することにより,初期にエアロゾルの発生した室を含めて10室までの範囲でエアロゾルの濃度の変化,粒径分布の変化及び壁・床等への付着量を計算することができる。エアロゾルの粒径分布は,対数正規分布を仮定し,ブラウン運動と重力凝集によりエアロゾル数が減少し,1粒の体積が増加するとして計算している。その他重力沈降,拡散沈着,熱泳動沈着による壁・床等への沈着及び,各室から他室(外部を含む)への漏れを計算することによりそれぞれの室のエアロゾル濃度変化及び粒径分布変化を計算している。サンプル計算としてUF6エアロゾル濃度変化及び粒径分布変化を計算した。UF6エアロゾル挙動試験結果と,計算結果とは良く一致した。

論文

An Alpha-particle imaging system for detecting plutonium contamination

金盛 正至; 関 昭雄; 中田 啓; 江花 稔; 吉田 守

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research, 212(1-3), p.413 - 418, 1983/07

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報告書

呼吸保護具性能評価法 (装置の構造と特性)

関 昭雄; 遠藤 清志*; 岡部 正則*; 江花 稔*; 鴨志田 強*; 小松 稔*; 秋山 聖光*; 菊池 正行*

PNC TN841 83-52, 65 Pages, 1983/06

PNC-TN841-83-52.pdf:1.72MB

核燃料物質取扱施設における放射線作業では作業者の放射性物質吸入防止のため,各種の呼吸保護具を使用しているが,その防護性能は充分把握されていない。このため,防護性能を測定できる試験装置の開発を進めてきた。基礎試験では新たに製作した大型テストチャンバ内濃度分布の測定とNaCl粒子発生器,NaCl粒子濃度測定器の特性試験を行った。その結果,防護係数=103までの測定が可能であることを確認した。

報告書

オートラジオグラフ法によるプルトニウムの粒度分布測定および性状把握

関 昭雄; 小泉 勝三

PNC TN841 82-04, 39 Pages, 1982/01

PNC-TN841-82-04.pdf:3.71MB

放射性エーロゾルの吸入摂取に伴なう内部被曝線量を算定するためには、エーロゾルの粒子径と化学形の情報が必要である。そこで、プルトニウム施設において、一旦ろ紙に捕集したプルトニウムを試料として、オートラジオグラフ法を用いてプルトニウムエーロゾルの粒子径を測定した。また、エーロゾルの化学形の違いが、オートラジオグラフから推定可能か検討した。その結果、空気サンプリングろ紙上に捕集した酸化プルトニウムの粒子径(MMAD)は1.6$$sim$$6$$mu$$m、幾可標準偏差は1.3$$sim$$1.8を得た。また、ZnS(Ag)オートラジオグラフから、硝酸プルトニウムと、酸化プルトニウムの違いを推定できることがわかった。

報告書

放射線位置検出器による放射性粒子の粒径測定,3

村上 浩之*; 金盛 正至; 中本 敦*; 関 昭雄

PNC TN841 81-57, 19 Pages, 1981/10

PNC-TN841-81-57.pdf:0.39MB

放射線位置検出器による放射性粒子粒径測定法は,当初の目標である5mm巾電極による粒径測定及び均一な抵抗性電極による測定が従来のオートラジオグラフィー法と比較して良い精度で測定可能であることがわかっている。本報告書は粒子径情報を,実際の粒子径に変換する情報処理の方式に関する調査検討である。検討の結果粒子径データを実粒子径に変換するにはミニコンクラスの計算機を使用することで可能であることがわかった。放射性粒子粒径測定法は,放射線位置検出器を用いて実施する場合コスト高となるのが欠点であるが,現在までの研究により,検出部として,1.半導体位置検出器を直接用いる方法,2.ZnS(Ag)シンチレータ,JiTチューブ及び半導体位置検出器を用いる方法があり,出力された粒子径に関する画像処理を行うことにより,粒子の分布状態及び粒子径を目視で迅速に確認できることがわかっている。

報告書

原子力施設におけるエアロゾル及びHEPAフィルタに関する文献リスト

関 昭雄; 江花 稔*; 金盛 正至; 石田 順一郎

PNC TN842 81-02, 210 Pages, 1981/01

PNC-TN842-81-02.pdf:6.48MB

安全管理部では昭和51年度よりUF,等エアノゾルの挙動及びHEPAフィルタの耐HF特性試験等を実施してきたが,その過程で試験実施に必要な文献を収集してきた。収集した文献の量も相当量になってきたため,全体にファイル番号をつけ整理をした。

報告書

HEPAフィルタの耐弗化水素(HF)特性に関する調査と基礎試験

金盛 正至; 関 昭雄; 江花 稔*; 石田 順一郎

PNC TN841 81-09, 49 Pages, 1981/01

PNC-TN841-81-09.pdf:1.6MB

文献調査及びHEPAフィルタの耐HF性能に関する基礎的な試験を実施した。文献調査の結果HEPAフィルタセパレータでは,プラスチック及びアルミニウム素材がHFに対して強いということを示す試験が実施されており,HEPAフィルタ本体については,AEC(米国)か8年間で開発した耐HF性能のあるHEPAフィルタか通常のHEPAフィルタと比較してかなり良い特性を示していることが明らかになっている。通常のHEPAフィルタのHFに対する性能の基礎試験においては,HF濃度が100$$sim$$300ppmの濃度のガスに数時間暴露するとHEPAフィルタの性能劣化をもたらす可能性のあることがわかった。

報告書

放射線測定機器の校正に使用する標準線源および標準測定器に関するマニュアル

関 昭雄; 江花 稔*; 宮部 賢次郎*

PNC TN852 81-01, 56 Pages, 1980/11

PNC-TN852-81-01.pdf:2.79MB

安全管理部放射線管理第一課では,東海事業所の各施設で使用されている放射線管理用測定機器が常に正常な動作を維持するために保守・点検を行うだけでなく,測定の信頼性を確保するために標準線源による校正を行っている。この標準線源は,さらに標準測定器あるいは,より精度の高い標準線源を介して国家標準とのつながり(トレーサビリティ体系)が確立されている必要がある。本マニュアルは,現在,東海事業所において放射線測定のトレーサビリティ体系の基礎として使用している標準測定器および標準線源の構造・特性・使用方法などを,次の2項目についてまとめたものである。1)中・高線量率ガンマ(X)線測定 2)中性子線測定

報告書

臨界警報装置の検出基準の考え方-検討資料-

関 昭雄; 江花 稔*; 金盛 正至

PNC TN843 81-02, 100 Pages, 1980/10

PNC-TN843-81-02.pdf:4.04MB

本報告は,原研へ臨界警報装置の照射実験を委託するにあたり想定される臨界事故(主に浴液状)の特徴及び臨界を検出し警報を発生する臨界警報装置に対する試験等の基準を整理する目的で実施したものである。想定する臨界事故は,1965年当時のフランスの考え方の1例を基礎にして,その後の世界各国における事故の実例及びフランスで実施された臨界事故実験(CRAC)の内容を調査し補足した。臨界警報装置の性能としては最小の臨界事故でも検出可能であり,最大の臨界事故でも故障することなく動作することが必要であるが,それは100ミューrad/sのバースト放射線が1$$sim$$3msec 継続する場合に検出し,2.5x10/SUP4/radの放射線に曝しても正常に動作することと対応しているという結論を得た。この結論は1965年当時のフランスの考え方にそって導かれているが,臨界事故に対する新しい知見に対しても矛盾しない。しかし,この考え方はガンマ線のみを対象として導かれたものであり今後中性子線をも考慮に入れた考え方から再度整理しより充実した考え方を明確にしていきたい。安全管理部では,臨界警報装置の照射試験を実施してきているが試験の経過も本報告内で紹介し,同時に現在までの試験によって得られた知見をも含め今後,試験を実施する場合の試験項目を考察し参考とした。

報告書

HEPAフィルタ現場試験法 現状調査と試験法の検討

関 昭雄; 江花 稔*; 金盛 正至

PNC TN841 80-56, 44 Pages, 1980/09

PNC-TN841-80-56.pdf:1.1MB

HEPAフィルタ現場試験は,環境への放射性物質の放出を規制量以下に保持し,事故時等においても安全を確保するために必要である。現場試験を実施する上で必要な基準としては,1)試験用エアロゾル発生器の性能に関する基準,2)エアロゾル濃度測定装置に関する基準及び,3)エアロゾルの採取方法に関する基準,4)現場試験の頻度及び補集効率等に関する基準がある。これらの基準についてアメリカのANSI N510一1975Testing of Nuclear Air-C1eaning Systemsを基礎として,核燃料施設におけるHEPAフィルタ現場試験上必要な基準について検討した。さらに,現場試験実施上の問題点としては,多段HEPAフィルタにおける試験法の問題,グローブボックス等の直後にあるHEPAフィルタの試験法の問題,放射性物質による汚染度が高い場合の試験法の問題があり,他施設の状況を調査し試験法を検討した。

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