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論文

Development of safety design technologies for sodium-cooled fast reactor coupled to thermal energy storage system with sodium-molten salt heat exchanger

山野 秀将; 栗坂 健一; 高野 和也; 菊地 晋; 近藤 俊樹; 梅田 良太; 白倉 翔太*; 林 正明*

Proceedings of 8th International Conference on New Energy and Future Energy Systems (NEFES 2023) (Internet), p.27 - 34, 2023/00

 被引用回数:0

溶融塩蓄熱式高速炉の安全設計方針及びリスク評価技術、ナトリウム-溶融塩の熱交換性能評価技術と伝熱向上方策、及びナトリウム-溶融塩の化学反応特性評価と安全性向上方策を開発する研究プロジェクトを進めている。ここでは、プロジェクト全体概要について報告する。

論文

Verification of probabilistic fracture mechanics analysis code for reactor pressure vessel

Li, Y.; 勝又 源七郎*; 眞崎 浩一; 林 翔太郎*; 板橋 遊*; 永井 政貴*; 鈴木 雅秀*; 関東 康祐*

Journal of Pressure Vessel Technology, 143(4), p.041501_1 - 041501_8, 2021/08

 被引用回数:2 パーセンタイル:20.79(Engineering, Mechanical)

It has been recognized that probabilistic fracture mechanics (PFM) is a promising methodology in structural integrity assessments of pressure boundary components of nuclear power plants, because it can rationally represent the influencing parameters in their inherent probabilistic distributions without over conservativeness. A PFM analysis code PASCAL has been developed by the Japan Atomic Energy Agency to evaluate the through-wall cracking frequencies of domestic reactor pressure vessels (RPVs) considering neutron irradiation embrittlement and pressurized thermal shock (PTS) transients. In this study, as a part of the verification activities, a working group was established with seven organizations from industry, universities and institutes. Through one year activities, the applicability of PASCAL for structural integrity assessments of domestic RPVs was confirmed with great confidence. This paper presents the details of the verification activities of the working group.

論文

Temperature of thermal spikes induced by swift heavy ions

松崎 勝太*; 林 宏明*; 中嶋 薫*; 松田 誠; 左高 正雄*; 辻本 将彦*; Toulemonde, M.*; 木村 健二*

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 406(Part B), p.456 - 459, 2017/09

 被引用回数:4 パーセンタイル:37.06(Instruments & Instrumentation)

Few-nm sized gold, platinum and palladium nanoparticles were deposited on amorphous silicon nitride films. These films were irradiated with 420 MeV Au and 100 MeV Xe ions. Temperature distributions of thermal spikes produced by these ions were evaluated by observing desorption of the nanoparticles from the target surfaces upon ion impact. It was found that the temperature of the thermal spike produced by 420 MeV Au is higher than 100 MeV Xe. The observed temperature of the thermal spike at the entrance surface is slightly lower than that at the exit surface both for 420 MeV Au and 100 MeV Xe ions. These results can be well explained by the inelastic thermal spike model.

論文

Verification of probabilistic fracture mechanics analysis code PASCAL

Li, Y.; 勝又 源七郎*; 眞崎 浩一*; 林 翔太郎*; 板橋 遊*; 永井 政貴*; 鈴木 雅秀*; 関東 康祐*

Proceedings of 25th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-25) (CD-ROM), 10 Pages, 2017/07

原子力機構では確率論的破壊力学解析コードPASCALを開発している。本研究では、産業界、大学及び研究所で構成するワーキンググループを設置し、解析コードの確率変数、解析機能及び解析フローに関する検証を実施した。一年の活動を通じて、PASCALの信頼性が確認された。

論文

Development of the reasonable confirmation methods concerning radioactive wastes from research facilities

林 宏一; 岡田 翔太; 出雲 沙理; 星野 譲; 辻 智之; 仲田 久和; 坂井 章浩; 天澤 弘也; 坂本 義昭

Proceedings of 2017 International Congress on Advances in Nuclear Power Plants (ICAPP 2017) (CD-ROM), 7 Pages, 2017/04

日本では、原子力発電所から発生した低レベル放射性廃棄物の浅地中埋設処分は実施されているが、それ以外の研究炉やRI使用施設等から発生する放射性廃棄物の浅地中埋設処分は実施されていない。このため、原子力機構は日本における研究施設等廃棄物の実施主体となり、処分に向けた活動を行っている。本報告では、研究施設等から発生した廃棄物の合理的な廃棄確認方法の開発に焦点を当てた活動の成果を報告する。

報告書

PASCAL信頼性向上ワーキンググループ活動報告; 平成27年度

Li, Y.; 林 翔太郎*; 板橋 遊*; 永井 政貴*; 関東 康祐*; 鈴木 雅秀*; 眞崎 浩一*

JAEA-Review 2017-005, 80 Pages, 2017/03

JAEA-Review-2017-005.pdf:16.85MB

日本原子力研究開発機構では、原子炉圧力容器(RPV)の構造健全性評価手法の高度化を目的に、中性子照射脆化を考慮して、加圧熱衝撃等の過渡事象が発生した場合のRPVの破損確率や破損頻度を評価する確率論的破壊力学解析コードPASCALを開発し、最新知見に基づきその機能の高度化を進めてきた。RPVの構造健全性評価において確率論的手法の活用が期待される中で、RPVの健全性評価に係る取組みを促進するためには、PASCALの確率変数、評価機能、評価モデル等を含めた機能検証を行い、その検証過程を整理するとともに、検証結果を取りまとめておくことが必要不可欠である。こうした背景を踏まえ、開発機関以外の当該分野に関する専門家の下で、PASCALの確率論的破壊力学ソルバーであるPASCAL3をソースコードレベルで機能検証することにより、本コードの信頼性を向上させることを目的として、PASCAL信頼性向上WGを設立した。一年の活動を通じて、PASCAL3が十分な信頼性を有することが確認された。本報は、PASCAL信頼性向上WGの平成27年度における活動内容及び活動結果についてまとめたものである。

論文

Benchmark analyses of probabilistic fracture mechanics for cast stainless steel pipe

北条 公伸*; 林 翔太郎*; 西 亘*; 釜谷 昌幸*; 勝山 仁哉; 眞崎 浩一*; 永井 政貴*; 岡本 年樹*; 高田 泰和*; 吉村 忍*

Mechanical Engineering Journal (Internet), 3(4), p.16-00083_1 - 16-00083_16, 2016/08

鋳造ステンレス鋼に対する非破壊検査が計画されているが、鋳造ステンレス鋼のような二相ステンレス鋼では、超音波の低い透過性などの理由から、許容欠陥寸法が定められていない。鋳造ステンレス鋼の許容欠陥寸法を合理的に決定するためには、確率論的破壊力学(PFM)は有用である。本研究では、鋳造ステンレス鋼配管を対象に、PFM解析コードの適用性や信頼性に係るベンチマーク問題を提案した。破損モードとしては、疲労亀裂進展、塑性崩壊、及び延性亀裂進展を考慮し、それらの相互作用を考慮した条件でPFM解析を行った。6機関が参加して実施されたベンチマーク解析による破損確率の比較を行った。その結果、各機関で様々なPFM解析コードで得られた破損確率はよく一致し、鋳造ステンレス鋼配管に対するPFMの適用性が確認された。

論文

Angle-resolved photoemission analysis of electronic structures for thermoelectric properties of off-stoichiometric Fe$$_{2-x}$$V$$_{1+x}$$Al alloys

曽田 一雄*; 原田 翔太*; 林 利光*; 加藤 政彦*; 石川 文洋*; 山田 裕*; 藤森 伸一; 斎藤 祐児

Materials Transactions, 57(7), p.1040 - 1044, 2016/06

 被引用回数:2 パーセンタイル:12.27(Materials Science, Multidisciplinary)

The electronic states of Heusler(L21)-type off-stoichiometric Fe$$_{2-x}$$V$$_{1+x}$$Al have been investigated by soft X-ray angle-resolved photoelectron spectroscopy (ARPES) in order to clarify the origin of their large thermoelectric powers, which cannot be explained in terms of the rigid band model. In off-normal and normal ARPES, Fe$$_{2.05}$$V$$_{0.95}$$Al shows a weakly dispersive bulk band around the binding energy of 0.3 eV in the $$Gamma$$-X direction and an almost dispersion-less one around 0.3 eV in a gap of dispersive bulk bands in the $$Gamma$$-L direction, which is attributed to the anti-site Fe defect. At the $$Gamma$$ point, the bulk band does not appear to cross the Fermi level $$E_{rm F}$$, consistent with the rigid band model for the excess Fe content bringing about the increase in the valence electrons, but no band crossing $$E_{rm F}$$ down is found at the X point. The anti-site Fe defect states near $$E_{rm F}$$ might push up the band at the X point and cause the p-type thermoelectric properties, unexpected with the rigid band picture. The change in the electronic structures and thermoelectric properties are discussed on the off-stoichiometry and substitution of the forth element.

論文

Bunch length analysis of negative hydrogen ion beam in J-PARC linac

三浦 昭彦; 林 直樹; 丸田 朋史*; Liu, Y.*; 宮尾 智章*; 福岡 翔太*

Proceedings of 4th International Beam Instrumentation Conference (IBIC 2015) (Internet), p.386 - 389, 2016/02

J-PARCリニアックでは、新しく開発したACS加速空洞へ安定したビームを入射するため、ビーム位相方向のプロファイルを測定するバンチ・シェイプ・モニタを開発し、測定・チューニングを行ってきた。バンチ・シェイプ・モニタ設置場所でのビームエネルギー(191MeV)の負水素イオンビームについて、測定誤差などを議論するため、種々のビーム電流強度によるプロファイル幅を測定し、空間電荷効果によるビーム電流強度の依存性を確認した。また、ビーム強度の異なる位置での位相プロファイル幅の差異を議論するため、水平方向に測定個所をスキャンし、機械的構造に伴う差異を確認した。最後に、1台のバンチ・シェイプ・モニタを用いたリニアックのチューニング方法を紹介し、測定条件による計測結果の差異、チューニング方法に関する議論を行う。

論文

J-PARCリニアック製のバンチ・シェープ・モニタの開発

二ツ川 健太*; 川根 祐輔; 田村 潤; 根本 康雄; 林 直樹; 福岡 翔太*; 真山 実*; 三浦 昭彦; 宮尾 智章*

Proceedings of 12th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット), p.1246 - 1250, 2015/09

J-PARCリニアックでは、加速周波数が324MHzのRFQ, DTL, SDTL空洞と972MHzのACS空洞で負水素イオンビームを400MeVまで加速している。SDTLとACSの間にあるビーム輸送路(MEBT2)では、2式のバンチャー空洞で位相方向のマッチングを行う必要があるが、リニアックにはビーム位相方向の形状を測定するモニタがなかった。そこで、ロシア原子核研究所と共同でバンチ・シェープ・モニタ(BSM)を開発し、SDTLの下流に設置して試験を行った。しかし、このBSMは真空特性が悪かったため、ACS空洞をインストールするときにビームラインから取り外し、試験・ベーキングを実施したが、高い真空度を確保するために、ポンプの追加などの増強が不可欠であった。そこで、J-PARC独自でのBSMの開発を開始し、BSM本体の真空対策だけでなく、ビームライン上でベーキングが行えるように設置場所を変更した。また、二次電子の輸送に関してもシミュレーションを実施し、形状の最適化も実施した。本件では、新規に製作したJ-PARC製のBSMの真空特性とオフラインの試験結果を報告する。

論文

A Study on the Interfacial Croud Formation in the Purex Process

小沢 正基; 岸本 洋一郎; 林 正太郎

Proceedings of International Solvent Extraction Contavence 1990 (ISEC '90), 0 Pages, 1990/00

None

論文

高速炉燃料再処理施設におけるステンレス鋼の伝熱条件下硝酸中の腐食挙動

小島 久雄; 林 正太郎; 河野 隆之

日本原子力学会誌, 31(11), 1273 Pages, 1989/11

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)

None

論文

遠心抽出器の開発

根本 慎一; 林 正太郎; 武田 宏; 巖渕 弘樹

動燃技報, (70), p.82 - 88, 1989/06

None

報告書

遠心抽出器の開発 遠心抽出器の基礎試験結果(2)

林 正太郎; 武田 宏*; 根本 慎一*; 川口 尊*; 岩渕 引樹*

PNC TN8410 89-026, 43 Pages, 1989/04

PNC-TN8410-89-026.pdf:0.76MB

リサイクル機器試験施設における遠心抽出器の適用を目的として,昭和60年度に試作第1号機を製作して以来現在まで改良を行って来ている。 昭和62年度には処理能力100kgHM/日相当の遠心抽出器を製作した。この抽出器を用いて各種試験を実施している。その中でロータ構造と性能の関係について,以下の試験結果及び検討結果を得たので本報告書にとりまとめた。 1)PNCタイプ遠心抽出器の特徴であるラセン翼構造は平板翼構造よりも,相分離性能に優れていた。 2)ロータ下部穴径は,ロータ内液面径以下で大きい程,ロータ内へ液が流入する時の抵抗が小さくなり,ポンプ性能は増大する。 3)相分離性能を最大にする有機相せき半径(ro)と水相流路半径(ru)の比率は,Ndiの概念よりro/ru=0.455となる。 4)ロータ内に流入する液に速やかに遠心力を与えるためにロータ下部インペラーは有効である。これによりポンプ能力は増大する。

報告書

動燃における遠心抽出器開発 ウラン試験結果

林 正太郎; 岸本 洋一郎; 根本 慎一*; 川口 尊*; 巌渕 弘樹*

PNC TN8410 88-051, 119 Pages, 1988/09

PNC-TN8410-88-051.pdf:2.59MB

本報告書は動燃で実施してきた遠心抽出器の開発経緯とウラン試験結果をまとめたものである。本試験結果を要約すると 1)動燃で開発してきた遠心抽出器のスループットはこれまでに諸外国で開発されてきた抽出器とほぼ同等の能力を有することが判った。 2)滞留時間が約10秒と短いにもかかわらず,ウランの抽出反応はほぼ平衡関係に近い状態で操作できることを確認した。 3)定常状態への立上げは極めて短く,今回の条件下では5$$sim$$10分間であった。 4)MIXSETによって評価した結果,先に求めた段効率を用いることによって,遠心抽出器内濃度プロフィルの実験結果とシミュレーション結果が良く一致することが明らかとなった。 以上従来と異なった構造を特徴とする遠心抽出器によっても十分に使用に耐える性能であることが本試験によって明らかにされた。

報告書

高速炉燃料再処理パルスカラム技術開発 分離型セトラーによるパルスカラム界面制御法の検討

林 正太郎; 岸本 洋一郎; 河田 東海夫*; 根本 慎一*; 宮地 茂彦*

PNC TN8410 88-039, 58 Pages, 1988/09

PNC-TN8410-88-039.pdf:1.76MB

パルスカラム抽出器は使用済燃料再処理において主分離工程の抽出装置としてミキサ・セトラと同様に使用されてきている。 これまで開発されてきたパルスカラムは,有機相と水相とを分離するための相分離セトラーをカラム本体の下部又は上部に設けた1体型が主であった。このため相分離セトラー内に生じた界面の位置はカラム内溶液の密度変化やパルミングの影響を受けた界面位置を一定に保持することが困難で,かつ界面を検出するための検出器もカラム高さ分に相当する液の背圧を受けての検出であり精度の点で問題があった。更に界面に生ずるクラッドを除去することも技術的に困難であった。 以上のような技術的な課題を解決するため,従来,カラム本体と1体化されていた相分離セトラーをカラム本体から切り離し,分離型セトラーとし,工学規模での実証試験を行った。 本方式は界面をカラム内に設けず,外部に設置した分離型セトラーに設けるものである。 以下に実証試験結果の要約を示す。 1)従来方式では困難とされていた技術課題「高背圧下での界面検出とその方法」,「界面クラッドの除去対策」,「界面を安定に保ちつつ重液のみを抜き出す方法」など本分離型セトラーの採用により大部分の課題が解決できる目途を得た。2)分離型セトラーの形状はカラム本体にとらわれることなく任意に決定できるため,臨界安全形状,遠隔保守性,レイアウトの融通性など設計上,従来型に比べ有利となった。 3)カラム内液密度変化やパルシングの影響を受けないため安定に抽出操作を行うことができる。

報告書

新型溶解槽部分モックアップ試験報告書

須永 礼倫*; 木下 節雄*; 小島 久雄; 林 正太郎

PNC TN8410 88-088, 54 Pages, 1988/06

PNC-TN8410-88-088.pdf:2.51MB

リサイクル機器試験施設に適用する連続溶解槽を目標に球面体回転型連続溶解槽の開発を進め昨年度部分モックアップ試験装置を製作した。この部分モックアップ試験装置を用いて、球面体回転型連続溶解槽の機械的な特徴である次の3点について評価を行なった。1)単一駆動力のみで溶解、洗浄、ハル排出の一連の動作が可能である。2)バスケットの移動と同時にスラッジ補集が可能である。3)装置のコンパクト化をはかるためバスケット間隔可変機構を採用した。その結果として単一駆動力による一連の基本動作については問題がないことが確認された。しかし、摩耗や腐食環境下で使用される実機については尚次の2つの課題について取組まねばならない。1)バスケット間隔可変機構の信頼性向上2)スラッジ補集機能の確実性の評価

報告書

せん断試験装置(II)試験報告書 -61年度、62年度成果報告-

林 正太郎; 小島 久雄; 中川 林司

PNC TN8410 88-087, 205 Pages, 1988/06

PNC-TN8410-88-087.pdf:10.89MB

リサイクル機器試験施設(RETF)用せん断機の開発のため、第2応用試験棟内のせん断試験装置(II)を用いて種々の評価試験を実施した。供試体として、アルミナのペレットを充てんした高速炉「もんじゅ」模擬ピン束(炉心およびブランケット仕様)を用い、解体機からのピン束の搬送や、組枠およびピン束のせん断試験を行った。その結果、ピン束の搬送については、プレナム部にラッパ管の一部を残し、これによりピン束を拘束することで首尾よくできた。また、炉心およびブランケット燃料の組枠部もせん断除去可能であることを確認した。またブランケットピン束のせん断には約47トンの推力を必要とした。これらの試験と並行して、シリンダ部の汚染防止機構について新たな概念を構築し、装置の改造を実施した。機能の確認および遠隔保守性について試験を行い、良好な結果を得た。本試験データおよびこれまでに取得してきた諸データを合わせ考えることにより、RETF用せん断機の詳細設計を遂行することが可能になった。

報告書

遠抽出器に関する固体粒子沈降特性試験

林 正太郎; 根本 慎一*; 川口 尊*; 巌渕 弘樹*

PNC TN8410 88-025, 78 Pages, 1988/05

PNC-TN8410-88-025.pdf:2.1MB

速抽出器を用いた溶媒抽出工程,特に共除染工程の抽出部では,固体粒子の堆積が懸念される。そのため速抽出器における固体粒子の沈降特性を調べた。 模擬液として酸化アルミナ懸濁液を用いた。また,PNC型遠心清澄機により酸化アルミナ懸濁液を清澄した模擬液による試験を実施した。 本試験により以下に示す事項が明らかになった。 1)本速抽出器に捕集される粒子の粒径はストークスの式を補正することで表現することができる。 2)遠心清澄機で清澄後の懸濁液中の酸化アルミナ粒子は,本抽出器において約2wt%程度が捕集された。 3)処理量240kgHM/dalで約100日連続運転を行うと,速抽出器内壁に2mmの厚さで粒子が堆積すると推定される。これは流路閉塞の観点から問題とならない量であると考えられる。

報告書

遠心速抽出器の開発 遠心速抽出器の基礎試験結果

林 正太郎; 根本 慎一*; 川口 尊*; 巌渕 弘樹*; 上田 吉徳*

PNC TN8410 88-023, 62 Pages, 1988/04

PNC-TN8410-88-023.pdf:0.69MB

リサイクル機器試験施設における遠心速抽出器の適用を目的として,昭和60年度に試作第1号機を製作して以来現在まで改良を行って来ている。 本報告書は,昭和62年度に製作した速抽出機(処理能力100kgHM/日相当)を用いてポンプ性能,相分離性能等の基礎性能試験を実施し,以下の結果を得たので報告する。 1)ポンプ性能 ・パイプ式及び壁式堰ともに十分な液排出能力を有しており,ポンプ能力はロータ下部からの吸込能力に制限されている。 ・ミキシング部液面を高くすることでポンプ性能の向上が期待される。 2)相分離性能・流量50$$sim$$110l/h,有機相/水相流量比0.5$$sim$$7の範囲でエントレインメントは認められなかった。 ・堰構造の違い(パイプ構造と壁構造)による堰特性の違いを把握した。堰の流路抵抗により有機相-水相の界面変動は大きく影響を受けるため,スケールアップに際しては十分考慮する必要がある。 3)その他 ・本速抽出器のインベントリーは300$$sim$$350ml/段であった。

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