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板倉 隆二*; 熊田 高之; 中野 元善*; 赤木 浩*
High Power Laser Science and Engineering, 4, p.e18_1 - e18_5, 2016/06
被引用回数:4 パーセンタイル:25.35(Optics)周波数分解オプティカルゲート法(FROG)による真空紫外光の波形測定法を確立しその解析アルゴリズムを確立させた。高強度フェムト秒レーザー照射によって石英試料表面に生じたプラズマによりVUV反射率は急激な増大を示す。その反射VUV光の時間分解反射スペクトルを測定することによりVUV光の波形を決定することができる。
板倉 隆二; 熊田 高之; 中野 元善*; 赤木 浩
Optics Express (Internet), 23(9), p.10914 - 10924, 2015/05
被引用回数:17 パーセンタイル:65.37(Optics)強レーザー場によって励起された石英の時間分解反射分光に基づいた真空紫外パルス計測法を提案し、実証している。プラズマミラーを超高速スイッチとして用いて、周波数分解光ゲート測定が可能である。主成分一般化射影アルゴリズムを改良して、真空紫外波形の再構築を行うことができた。同時にプラズマミラー反射率の時間依存性も再構築可能である。
中野 元善; 乙部 智仁; 板倉 隆二
no journal, ,
高強度UVフェムト秒レーザー(398nm, 80fs)を用いて、Xe及びKrを標的とした角度分解光電子分光を行った。最外殻電子が電離した1価イオン電子基底状態の2つのスピン軌道準位J=3/2と1/2の生成比及び光電子角度分布に着目し、レーザー強度依存性を明らかにした。Xeの場合、レーザー強度を9から26TW/cmへ増やすと、2準位の5光子イオン化生成比[J=3/2]/[J=1/2]は、0.65から1.25へ増加した。Krの場合、5光子イオン化生成比はほぼ一定であるものの、光電子角度分布は、レーザー強度によって変化することが観測された。第一原理計算を行い、実験結果と比較して議論する。
中野 元善; 乙部 智仁; 板倉 隆二
no journal, ,
高強度紫外フェムト秒レーザー(398nm, 50fs)を用いてKrの光電子イメージング分光を行った。レーザー強度を7-33W/cmの範囲内において変化させ、5光子イオン化過程における1価の電子基底状態のスピン軌道分裂2準位(状態と状態)の分岐比及び光電子角度分布に着目し、それらのレーザー強度依存性を明らかにした。20W/cm以下の強度領域では分岐比が一定であるが、それ以上の強度領域では状態の分岐比がレーザー強度の増加とともに増加した。また、2つの準位の光電子角度分布はそれぞれ異なる強度依存性を示した。相対論を考慮した時間依存密度汎関数法を用いた計算を行い、実験結果と比較して議論する。
板倉 隆二; 中野 元善; Chen, J.*; 中嶋 隆*
no journal, ,
核燃料サイクルにおける同位体や元素の分離にも適用できるような、レーザーを用いた物質制御法開拓のため、物性の根源である電子ダイナミクスの実時間観測や制御を目指している。本研究では、超高速真空紫外パルスを用いた光電子分光装置および真空紫外パルス波形計測装置の開発を行った。また、高強度紫外レーザーによって電離したKr原子について、生成イオンにおける状態分岐のレーザー強度依存性を明らかにした。
中野 元善; 乙部 智仁; 板倉 隆二
no journal, ,
高強度紫外フェムト秒レーザー(398nm、直線偏光)を用いてXe及びKrの光電子画像分光を行った。5光子イオン化過程における1価イオン電子基底状態のスピン軌道分裂2準位(PおよびP)間の生成分岐比及び光電子角度分布に着目し、それらのレーザー強度依存性を明らかにした。Xeは7から33TW/cm、Krは8から38TW/cmの範囲にて測定した。生成分岐比に関しては、Xe, Krともレーザー強度の増加とともにエネルギー的に下の準位であるP状態への分岐比が増大することが観測された。一方、光電子角度分布については、Xeの場合、2準位とも強度依存が観測されなかった。それに対し、Krの場合では、P状態生成では偏光方向に直交する成分がレーザー強度の増加とともに減少し、P状態生成では増加するという、終状態ごとに異なる強度依存性が観測された。
深堀 信一*; 中野 元善; 山内 薫*; 板倉 隆二
no journal, ,
光電子-光イオン運動量同時計測画像法を用いて強レーザー場中におけるメタノールの解離性イオン化について調べた。光電子と解離イオンのエネルギー相関および角度相関からイオン化と続けて起こる電子励起過程について明らかにした。特に、CH生成チャンネルに着目し、光電子角度分布が同時に生成した光電子エネルギーに大きく依存することが明らかとなり、異なる分子軌道の寄与が示唆された。
深堀 信一*; 中野 元善; 山内 薫*; 板倉 隆二
no journal, ,
強レーザー場中におけるメタノールの解離性イオン化過程を、光電子・光イオン運動量同時計測法を用いて調べた。光電子スペクトルおよび光電子と解 離イオンのエネルギー相関を生成イオンチャンネル毎に測定したところ、「イオン化により電子励起状態が直接生成する過程」と「イオン化により電子 基底状態が生成した後に電子励起が起こる段階的な過程」の2種類の経路の存在が明らかとなった。さらに、光電子と解離イオンの放出角度相関にも生成イオンの電子状態の違いが反映されることが示された。
深堀 信一*; 中野 元善; 山内 薫*; 板倉 隆二
no journal, ,
光電子・光イオン運動量同時計測法によって、メタノールの解離性イオン化における、メタノールの1価イオンの電子励起状態の生成過程を調べた。(1)解離チャンネル毎に得られた光電子スペクトル、(2)光電子とフラグメントイオンのエネルギー相関、(3)解離チャンネルおよびエネルギー分解光電子角度分布の3種類の観測結果から、電子励起状態が光電子放出に伴って生成する過程と光電子放出後の電子励起によって生成する過程が並存することを明らかにした。
中野 元善*; 乙部 智仁; 板倉 隆二
no journal, ,
紫外レーザー場中Kr原子の多光子イオン化について光電子運動量画像計測を行った。レーザー強度が38TW/cmまで増加したとき、光電子角度分布に着目すると、P準位への5光子イオン化に帰属されるエネルギーの光電子は、偏光方向に対し垂直方向放出する成分が増強され、特異的な角度分布を示すことが明らかとなった。
深堀 信一*; 中野 元善*; 山内 薫*; 板倉 隆二
no journal, ,
強レーザー場中におけるメタノールの解離性イオン化過程を、光電子・光イオン運動量同時計測法を用いて調べた。光電子エネルギースペクトルおよび光電子と解離イオンのエネルギー相関に加え、光電子角度分布を生成イオンチャンネル毎に測定した。実験室座標系および分子座標系光電子角度分布には、光電子放出直後の解離前の親イオンの電子状態の違いが反映されることが示された。
板倉 隆二; 熊田 高之; 中野 元善*; 赤木 浩
no journal, ,
高強度フェムト秒レーザーパルスによって生成されたプラズマミラーがVUV領域において超高速光スイッチとして利用できることを示した。時間分解反射スペクトルに周波数分解光ゲート法のアルゴリズムを適用し、VUVパルスの波形計測が可能であることを実証した。
板倉 隆二; 熊田 高之; 中野 元善*; 赤木 浩
no journal, ,
強レーザーパルスを固体に照射すると多くの電子が励起し、自由に動くようになる。固体中の電子密度が閾密度を超えると励起固体はプラズマミラーとして高反射率を持つようになる。電子励起ダイナミクスをモニターするため、真空紫外領域の時間分解反射率分光器を開発した。周波数分解ゲート法を用いて、真空紫外パルスの時間波形とともに、高強度近赤外パルスを照射された石英の時間分解反射率も得ることができる。
板倉 隆二; 熊田 高之; 中野 元善*; 赤木 浩
no journal, ,
高強度レーザーパルスにより生成したプラズマミラーを用いて測定した時間分解反射スペクトルに基づいて真空紫外パルス波形を計測する方法を提案し、実証した。周波数分解光ゲート法のアルゴリズムを用いて真空紫外パルス波形の再構築を行った。
板倉 隆二; 熊田 高之; 中野 元善*; 赤木 浩
no journal, ,
本研究は、真空紫外光パルス波形とプラズマミラーの時間依存反射率を同時に計測する手法に関するものである。高強度レーザーパルスによって生成したプラズマミラーを超高速光スイッチとして用いて、周波数分解光ゲート測定を行い、真空紫外パルス波形とプラズマミラーの時間依存反射率を測定することが可能となり、測定したFROG画像と再構築したFROG画像が良い一致を示している。
板倉 隆二; 熊田 高之; 中野 元善*; 赤木 浩
no journal, ,
プラズマミラーを用いた時間分解反射測定に基づいた周波数分解光ゲート法(FROG)を提案し、実証した。真空紫外パルス波形をFROGの再構築アルゴリズムを用いて得ることができる。加えて、プラズマミラーの時間依存反射率もFROG画像の再構築から得ることができる。
板倉 隆二; 熊田 高之; 中野 元善*; 赤木 浩
no journal, ,
本研究は、高強度フェムト秒レーザーパルスによって生成されたプラズマミラーがVUV領域において超高速光スイッチとして利用できることを示し、VUVパルスの周波数分解光ゲート(FROG)測定が可能であることを実証した。同時に、レーザープラズマ生成の追跡も可能であり、新しい超高速計測法として期待される。