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論文

Heavy hadronic molecules coupled with multiquark states

山口 康宏; Garc$'i$a-Tecocoatzi, H.*; Giachino, A.*; 保坂 淳; Santopinto, E.*; 竹内 幸子*; 瀧澤 誠*

Few-Body Systems, 62(3), p.33_1 - 33_7, 2021/09

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Physics, Multidisciplinary)

本研究では$$Lambda_cbar{D}^{(ast)}-Sigma_c^{(ast)}bar{D}^{(ast)}$$ハドロン分子にコンパクトな$$uudcbar{c}$$コアが結合したハイブリット状態としての$$P_c$$ペンタクォーク状態の理論解析が行われた。相互作用としてヘビークォーク対称性とカイラル対称性を尊重したものが用いられ、結果、$$P_c^+(4312)$$$$P_c^+(4440)$$, $$P_c^+(4457)$$の質量と崩壊幅の実験データを説明することができた。その時、スピン-パリティは$$J^P=1/2^-$$, $$3/2^-$$, $$1/2^-$$と求まった。この解析で、エネルギー順位の構造にはコンパクト状態との結合より導かれたハドロン間相互作用が支配的な働きをしていることが得られ、一方、崩壊幅の決定にはパイオン交換力のテンソル項が重要な働きをしていることが得られた。

論文

ハドロン動力学による$$P_c$$ペンタクォークの質量スペクトル

山口 康宏

原子核研究, 65(2), p.19 - 30, 2021/03

近年、$$cbar{c}$$成分を含むと思われるハドロン状態の発見報告が実験研究より相次いで行われている。それら状態は通常のハドロン描像(3クォーク状態のバリオンとクォーク-反クォークのメソン)では説明できず、多クォークからなるエキゾチックハドロンであると考えられている。本稿ではLHCb実験にて報告されたペンタクォーク・$$P_c$$状態に着目し、チャームメソン($$bar{D}$$, $$bar{D}^ast$$)とチャームバリオン($$Lambda_c$$, $$Sigma_c$$, $$Sigma_c^{ast}$$)からなるハドロン分子状態とした理論解析を行う。そこではハドロン間相互作用として、長距離力である$$pi$$交換力、そしてコンパクトな5クォーク状態とハドロン分子が結合することから導かれた近距離力・$$5q$$ポテンシャルを導入し、ハドロン分子共鳴の質量と崩壊幅の予言が行われた。その結果、LHCbの$$P_c$$の性質と一致するものが得られ、加えて新たな共鳴状態の予言も行われた。また、得られた共鳴状態に対し、導入した相互作用の役割が議論され、$$P_c$$状態のエネルギー準位構造に$$5q$$ポテンシャルが支配的に働き、一方で崩壊幅の生成に$$pi$$交換力のテンソル項が重要な役割を担っていることが明らかとなった。

論文

Quark level and hadronic contributions to the electric dipole moment of charged leptons in the standard model

山口 康宏; 山中 長閑*

Physical Review D, 103(1), p.013001_1 - 013001_20, 2021/01

 被引用回数:4 パーセンタイル:95.1(Astronomy & Astrophysics)

標準模型の範囲内での荷電レプトンの電気双極子モーメントの理論計算を行った。まず初めに、クォークレベルの寄与がGIM機構により抑制されることを示した。次にハドロンの寄与として、ベクターメソンループを考慮した計算を行った。そこではfactorizationを用いた$$|Delta S|$$=1を伴う弱い相互作用による結合や隠れた局所対称性を用いた強い相互作用による結合が導出された。これら結合を用いた計算の結果、これまで理論的に知られていた電気双極子モーメントの値に比べて非常に大きな寄与が得られた。

論文

Large long-distance contributions to the electric dipole moments of charged leptons in the standard model

山口 康宏; 山中 長閑*

Physical Review Letters, 125(24), p.241802_1 - 241802_7, 2020/12

 被引用回数:6 パーセンタイル:83.36(Physics, Multidisciplinary)

本論文では、標準模型の範囲で、ハドロン有効模型を用いた荷電レプトンの電気双極子モーメント(EDM)の再評価が行われた。そこで、ハドロンによるlong-distance effectによって大きなEDMの生成が見られ、電子($$e$$)とミューオン($$mu$$),タウレプトン($$tau$$)に対し、それぞれ$$d_e=5.8times 10^{-40}$$, $$d_{mu}=1.4times 10^{-38}$$, and $$d_{tau}=-7.3times 10^{-38}$$ $$e$$cmというEDMが得られた。これらハドロンからの寄与は、これまで知られていた4ループレベルの素粒子の寄与に比べて非常に大きなものである。

論文

Photoproduction of $$bar{D}^0 Lambda_c^+$$ within the Regge-plus-resonance model

Skoupil, D.*; 山口 康宏

Physical Review D, 102(7), p.074009_1 - 074009_19, 2020/10

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Astronomy & Astrophysics)

本論文では$$bar{D}$$中間子光生成に関する研究が行われた。光生成実験は今後チャームハドロンの性質解明のため、重要なツールとなることが期待されている。一方でこれらチャームハドロンに関する光生成において多くのパラメータがいまだ決定されていない。そこでは我々は比較的パラメータ数の少ないRegge-plus-resonance模型を用いた生成断面積の計算を行った。バックグラウンドでは$$t$$チャンネルに$$bar{D}^0$$軌跡を、$$u$$チャンネルに$$Lambda_c^+$$軌跡を導入した。これらはエネルギーに対して滑らかな形の断面積を生成することが得られた。また、$$s$$チャンネルに最近報告された$$P_c$$ペンタクォーク状態の寄与を導入したところ、断面積に鋭いピーク構造を作ることが予言された。

論文

$$P_c$$ pentaquarks with chiral tensor and quark dynamics

山口 康宏; Garc$'i$a-Tecocoatzi, H.*; Giachino, A.*; 保坂 淳; Santopinto, E.*; 竹内 幸子*; 瀧澤 誠*

Physical Review D, 101(9), p.091502_1 - 091502_7, 2020/05

 被引用回数:18 パーセンタイル:95.44(Astronomy & Astrophysics)

本研究では$$Lambda_cbar{D}^{(ast)}-Sigma_c^{(ast)}bar{D}^{(ast)}$$ハドロン分子にコンパクトな$$uudcbar{c}$$コアが結合したハイブリット状態としての$$P_c$$ペンタクォーク状態の理論解析が行われた。相互作用としてヘビークォーク対称性とカイラル対称性を尊重したものが用いられ、結果、$$P_c^+(4312)$$$$P_c^+(4440)$$,$$P_c^+(4457)$$の質量と崩壊幅の実験データを説明することができた。その時、スピン-パリティは$$J^P=1/2^-$$, $$3/2^-$$, $$1/2^-$$と求まった。この解析で、エネルギー順位の構造にはコンパクト状態との結合より導かれたハドロン間相互作用が支配的な働きをしていることが得られ、一方、崩壊幅の決定にはパイオン交換力のテンソル項が重要な働きをしていることが得られた。

論文

Emergent spin-1 Haldane gap and ferroelectricity in a frustrated spin-$$frac{1}{2}$$ ladder

上田 宏*; 小野田 繁樹*; 山口 泰弘*; 木村 剛*; 吉澤 大智*; 森岡 俊晶*; 萩原 政幸*; 萩原 雅人*; 左右田 稔*; 益田 隆嗣*; et al.

Physical Review B, 101(14), p.140408_1 - 140408_6, 2020/04

 被引用回数:2 パーセンタイル:47.94(Materials Science, Multidisciplinary)

We report experimental and theoretical evidence that Rb$$_2$$Cu$$_2$$Mo$$_3$$O$$_{12}$$ has a nonmagnetic tetramer ground state of a two-leg ladder comprising antiferromagnetically coupled frustrated spin-$$frac{1}{2}$$ chains and exhibits a Haldane spin gap of emergent spin-1 pairs. Three spin excitations split from the spin-1 triplet by a Dzyaloshinskii-Moriya interaction are identified in inelastic neutron-scattering and electron spin resonance spectra. A tiny magnetic field generates ferroelectricity without closing the spin gap, indicating a unique class of ferroelectricity induced by a vector spin chirality order.

論文

The Surface composition of asteroid 162173 Ryugu from Hayabusa2 near-infrared spectroscopy

北里 宏平*; Milliken, R. E.*; 岩田 隆浩*; 安部 正真*; 大竹 真紀子*; 松浦 周二*; 荒井 武彦*; 仲内 悠祐*; 中村 智樹*; 松岡 萌*; et al.

Science, 364(6437), p.272 - 275, 2019/04

 被引用回数:138 パーセンタイル:99.8(Multidisciplinary Sciences)

小惑星探査機はやぶさ2のターゲット天体であるリュウグウは、始原的な炭素質物質で構成されていると考えられている。はやぶさ2に搭載された近赤外分光計(NIRS3)によって、天体の表面組成を得た。天体全体の観測で、弱く細い吸収が2.72ミクロンに確認され、OHを含む鉱物の存在を示している。弱いOH吸収と低いアルベドは熱やショックによって変質を受けた炭素質コンドライトに似ている。OHバンドの位置はほとんど一定であり、衝撃片の集合によって形成されたリュウグウは組成的に均質であることを示している。

報告書

平成29年度核燃料サイクル工学研究所放出管理業務報告書(排水)

中野 政尚; 藤田 博喜; 水谷 朋子; 永岡 美佳; 井上 和美; 小池 優子; 山田 椋平; 吉井 秀樹*; 檜山 佳典*; 大谷 和義*; et al.

JAEA-Review 2018-028, 120 Pages, 2019/02

JAEA-Review-2018-028.pdf:2.69MB

本報告書は、原子力規制関係法令を受けた「再処理施設保安規定」、「核燃料物質使用施設保安規定」、「放射線障害予防規程」、「放射線保安規則」及び「茨城県等との原子力施設周辺の安全確保及び環境保全に関する協定書」、「水質汚濁防止法」並びに「茨城県条例」に基づき、平成29年4月1日から平成30年3月31日までの期間に日本原子力研究開発機構核燃料サイクル工学研究所から環境へ放出した放射性排水の放出管理結果をとりまとめたものである。再処理施設, プルトニウム燃料開発施設をはじめとする各施設からの放射性液体廃棄物は、濃度及び放出量ともに保安規定及び協定書等に定められた基準値を十分に下回った。

報告書

平成28年度核燃料サイクル工学研究所放出管理業務報告書(排水)

中野 政尚; 藤田 博喜; 永岡 美佳; 井上 和美; 小池 優子; 吉井 秀樹*; 檜山 佳典*; 大谷 和義*; 菊地 政昭*; 坂内 信行*; et al.

JAEA-Review 2017-037, 119 Pages, 2018/03

JAEA-Review-2017-037.pdf:2.58MB

本報告書は、原子力規制関係法令を受けた「再処理施設保安規定」、「核燃料物質使用施設保安規定」、「放射線障害予防規程」、「放射線保安規則」及び「茨城県等との原子力施設周辺の安全確保及び環境保全に関する協定書」、「水質汚濁防止法」並びに「茨城県条例」に基づき、平成28年4月1日から平成29年3月31日までの期間に日本原子力研究開発機構核燃料サイクル工学研究所から環境へ放出した放射性排水の放出管理結果をとりまとめたものである。再処理施設, プルトニウム燃料開発施設をはじめとする各施設からの放射性液体廃棄物は、濃度及び放出量ともに保安規定及び協定書等に定められた基準値を十分に下回った。

論文

Evidence for momentum-dependent heavy fermionic electronic structures; Soft X-ray ARPES for the superconductor CeNi$$_{2}$$Ge$$_{2}$$ in the normal state

中谷 泰博*; 荒谷 秀和*; 藤原 秀紀*; 森 健雄*; 鶴田 篤史*; 橘 祥一*; 山口 貴司*; 木須 孝幸*; 山崎 篤志*; 保井 晃*; et al.

Physical Review B, 97(11), p.115160_1 - 115160_7, 2018/03

AA2018-0003.pdf:1.65MB

 被引用回数:2 パーセンタイル:8.47(Materials Science, Multidisciplinary)

We present clear experimental evidence for the momentum-dependent heavy fermionic electronic structures of the 4${it f}$-based strongly correlated system CeNi$$_{2}$$Ge$$_{2}$$ by soft X-ray angle-resolved photoemission spectroscopy. A comparison between the experimental three-dimensional quasiparticle dispersion of LaNi$$_{2}$$Ge$$_{2}$$ and CeNi$$_{2}$$Ge$$_{2}$$ has revealed that heavy fermionic electronic structures are seen in the region surrounding at a specific momentum. Furthermore, the wave vectors between the observed "heavy spots" are consistent with a result of neutron scattering reflecting magnetic correlations, which could be a trigger of the superconductivity in CeNi$$_{2}$$Ge$$_{2}$$.

論文

Circular dichroism in resonant angle-resolved photoemission spectra of LaNi$$_{2}$$Ge$$_{2}$$

中谷 泰博*; 藤原 秀紀*; 荒谷 秀和*; 森 健雄*; 橘 祥一*; 山口 貴司*; 木須 孝幸*; 山崎 篤志*; 保井 晃*; 山上 浩志*; et al.

Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 220, p.50 - 53, 2017/01

 被引用回数:1 パーセンタイル:13.42(Spectroscopy)

重い電子化合物CeNi$$_{2}$$Ge$$_{2}$$の非4$$f$$バンド由来の電子構造を明らかにするため、LaNi$$_{2}$$Ge$$_{2}$$の軟X線角度分解光電子分光を行った。La M$$_{4,5}$$吸収端での光電子スペクトルで、価電子帯のLa 5$$d$$成分の明瞭な強度の増大が観測された。さらに、軌道対称性に起因するバンドに依存した円二色性が観測された。

論文

Electronic structures of ferromagnetic CeAgSb$$_{2}$$; Soft X-ray absorption, magnetic circular dichroism, and angle-resolved photoemission spectroscopies

斎藤 祐児; 藤原 秀紀*; 山口 貴司*; 中谷 泰博*; 森 健雄*; 渕本 寛人*; 木須 孝幸*; 保井 晃*; 宮脇 淳*; 今田 真*; et al.

Journal of the Physical Society of Japan, 85(11), p.114713_1 - 114713_7, 2016/11

 被引用回数:7 パーセンタイル:56.42(Physics, Multidisciplinary)

軟X線吸収(XAS)、磁気円二色性(XMCD)、角度分解光電子分光(ARPES)により強磁性体CeAgSb$$_{2}$$の電子状態を調べた。Ce $$M_{4,5}$$ XASスペクトルのサテライト構造の強度が非常に小さいことから、Ce 4${it f}$電子は非常に局在的であることが明らかとなった。Ce $$M_{4,5}$$ XASの線二色性効果から、Ce 4${it f}$基底状態は${it c}$軸方向を向いた$$Gamma$$$$_{6}$$であることが分かった。XMCD結果は、CeAgSb$$_{2}$$の局在磁性描像を支持する。さらに、ARPESで得られたバンド構造は、CeAgSb$$_{2}$$では無くLaAgSb$$_{2}$$に対するバンド計算結果とよく一致する。しかしながら、Ce 3${it d}$-4${it f}$共鳴ARPES結果では、ブリルアンゾーンの一部でCe 4$$f^{1}_{5/2}$$と4$$f^{1}_{7/2}$$ピーク強度比に波数依存性が観測され、Ce 4${it f}$と伝導電子に無視できない混成効果が有ることが分かった。このことは、CeAgSb$$_{2}$$のあまり大きくない電子比熱係数と関係づけることができる。

論文

Development of a widely usable amino acid tracer; $$^{76}$$Br-$$alpha$$-methyl-phenylalanine for tumor PET imaging

花岡 宏史*; 大島 康宏; 鈴木 結利花*; 山口 藍子*; 渡辺 茂樹; 上原 知也*; 永森 收志*; 金井 好克*; 石岡 典子; 対馬 義人*; et al.

Journal of Nuclear Medicine, 56(5), p.791 - 797, 2015/05

 被引用回数:15 パーセンタイル:66.16(Radiology, Nuclear Medicine & Medical Imaging)

Radiolabeled amino acids are superior PET tracers for imaging of malignant tumors, and amino acids labeled with $$^{76}$$Br, an attractive positron emitter due to its relatively long half-life (t$$_{1/2}$$=16.2 h), could potentially be widely usable tumor imaging tracer. In this study, in consideration of stability and tumor specificity, 2-$$^{76}$$Br-bromo-$$alpha$$-methyl-L-phenylalanine (2-$$^{76}$$Br-BAMP) and 4-$$^{76}$$Br-bromo-$$alpha$$-methyl-L-phenylalanine (4-$$^{76}$$Br-BAMP) were designed and their potential as a tumor imaging agent was evaluated. No-carrier-added $$^{76}$$Br and $$^{77}$$Br, the latter of which is suitable radiobromine for basic studies due to its longer half-life (t$$_{1/2}$$ = 57.1 h), were produced. Both $$^{77}$$Br-BAMPs were stable in the plasma and in the murine body. In biodistribution studies, 2-$$^{77}$$Br-BAMP showed more rapid blood clearance and lower renal accumulation than did 4-$$^{77}$$Br-BAMP. More than 90% of injected radioactivity was excreted in the urine by 6 h post-injection of 2-$$^{77}$$Br-BAMP. High tumor accumulation of 2-$$^{77}$$Br-BAMP was observed in tumor-bearing mice and PET imaging with 2-$$^{76}$$Br-BAMP enabled clear visualization of the tumor. These findings suggest that 2-$$^{76}$$Br-BAMP would constitute a potential new PET tracer for tumor imaging and may eventually enable the wider use of amino acid tracers.

論文

Clinical significance of L-type amino acid transporter 1 expression as a prognostic marker and potential of new targeting therapy in biliary tract cancer

解良 恭一*; 須納瀬 豊*; 大島 康宏; 石岡 典子; 荒川 和久*; 小川 哲史*; 砂長 則明*; 清水 公裕*; 富永 英之*; 織内 昇*; et al.

BMC Cancer, 13, p.482_1 - 482_12, 2013/10

 被引用回数:51 パーセンタイル:85.55(Oncology)

The expression of L-type amino acid transporter 1 (LAT1) has been described to play essential roles in tumor growth and survival. However, it remains unclear about the clinicopathological significance of LAT1 expression in biliary tract cancer. This study was conducted to determine clinical significance of LAT1 expression and investigate whether LAT1 could be a new therapeutic target for biliary tract cancer. A total of 139 consecutive patients with resected pathologic stage I-IV biliary tract adenocarcinoma were retrospectively reviewed. Tumor sections were stained by immunohistochemistry for LAT1, CD98, Ki-67, microvessel density determined by CD34 and p53. Further, anti-tumor activity of LAT inhibitor, 2-aminobicyclo-(2,2,1)-heptane-2-carboxylic acid (BCH) was investigated using cholangiocarcinoma cell line. The expression of LAT1 was recognized in 64% of total patients, and closely correlated with CD98 expression, lymphatic metastases, cell proliferation and angiogenesis, and was a significant indicator for predicting poor outcome after surgery. Experiments showed that BCH significantly suppressed the tumor growth and BCH yielded an additive therapeutic efficacy to gemcitabine and 5-FU. A cooperative high expression of LAT1 with CD98 is a promising pathological marker to predict the outcome in biliary tract adenocarcinoma. Inhibition of LAT1 may be an effective targeted therapy for this distressing disease.

論文

Biological evaluation of 3-[$$^{18}$$F]fluoro-$$alpha$$-methyl-D-tyrosine (D-[$$^{18}$$F]FAMT) as a novel amino acid tracer for positron emission tomography

大島 康宏; 花岡 宏史*; 富永 英之*; 金井 好克*; 解良 恭一*; 山口 藍子*; 永森 收志*; 織内 昇*; 対馬 義人*; 遠藤 啓吾*; et al.

Annals of Nuclear Medicine, 27(4), p.314 - 324, 2013/05

 被引用回数:13 パーセンタイル:51.72(Radiology, Nuclear Medicine & Medical Imaging)

Since D-amino acid is not distributed much in the non-target organs and is rapidly excreted in the urine, radiotracer using D-amino acid would allow clear PET image of the tumor early after administration. In this study, we prepared 3-[$$^{18}$$F]fluoro-$$alpha$$-methyl-D-tyrosine (D-[$$^{18}$$F]FAMT) and evaluated its usefulness. In biodistribution studies, D-[$$^{18}$$F]FAMT showed rapid clearance from the blood, marked accumulation and retention in the tumor and low accumulation in non-target organs. The amount of D-[$$^{18}$$F]FAMT in the tumor was also lowered, tumor-to-blood ratio and tumor-to-muscle ratio of D-[$$^{18}$$F]FAMT were similar to those of correspondign L-isomer, 3-[$$^{18}$$F]fluoro-$$alpha$$-methyl-L-tyrosine (L-[$$^{18}$$F]FAMT), at every timepoint. Consequently, PET imaging with D-[$$^{18}$$F]FAMT could not show clear image of the tumor early after the administration. However, D-[$$^{18}$$F]FAMT enabled higher tumor-to-background contrast than L-[$$^{18}$$F]FAMT. In conclusions, D-[$$^{18}$$F]FAMT showed rapid blood clearance, low accumulation in non-target organs, and tumor-selective image compared with L-[$$^{18}$$F]FAMT. Thus, D-[$$^{18}$$F]FAMT could potentially serve as a novel PET tracer for imaging malignant tumors.

論文

放射線防護に用いられる線量概念

平山 英夫*; 中島 宏; 佐波 俊哉*; 山口 恭弘; 佐藤 理*; 高木 俊治*; 鈴木 敏和*; 岩井 敏*

日本原子力学会誌ATOMO$$Sigma$$, 55(2), p.83 - 96, 2013/02

福島第一原子力発電所の事故以来、マイクロシーベルト,ミリシーベルトなどの放射線量の単位がテレビや新聞でよく報道されるようになってきた。しかし、シーベルト(Sv)で表わされる放射線量として、放射線健康リスクに関連のある防護量(実効線量など)と、測定値と関連のある実用量(周辺線量当量など)という2種類の異なった線量概念があることは、原子力分野の専門家の間でも、必ずしも正しく理解されてはいない。本特集は3編からなり、「線量概念の概要と防護量」及び「実用量と防護量」ではICRP/ICRUによって構築されてきた防護量,実用量などの放射線防護線量体系を解説し、「福島等で使用されている線量計と防護量の関係」では福島事故対応に関連した地表面,地中浸透のセシウム汚染に対応した場の線量計(サーベイメータなど)及び個人線量計の実測値から実効線量を求めるための換算方法とその課題について解説する。

論文

Synthesis of radioiodinated antitumor cyclic peptide, [$$^{125}$$I]-sansalvamide A derivative

渡邉 茂樹; 山田 圭一*; 津久井 匠隆*; 花岡 宏史*; 大島 康宏; 山口 藍子*; 奥 浩之*; 石岡 典子

JAEA-Review 2012-046, JAEA Takasaki Annual Report 2011, P. 88, 2013/01

Sansalvamide A (SA), a penta cyclic peptide isolated marine fungus, is a lead compound of anti-cancer reagent because the peptide has cytotoxicity against various cancer cell lines. Halogenated SA derivatives (SA-X, X = Cl, Br, I) was prepared and remarkable cytotocity against malignant human breast cancer. In this study, a radiohalogenated SA derivative [$$^{125}$$I]SA-I was prepared to conduct in vivo evaluation of SA derivatives. Synthetic scheme of [$$^{125}$$I]SA-I are as follows: an iodinated linear peptide, Boc-F(p-I)LLVL-OMe, was prepared by the conventional solid phase peptide synthesis. After preparation of stannylated peptide, Boc-F(p-SnBu$$_{3}$$)LLVL-OMe, $$^{125}$$I was labeled with electrophilic destannylation in the presence of oxidizing reagent. After deprotection of N- and C-termius, [$$^{125}$$I]SA-I was obtained successfully by macrocyclization in liquid phase. Overall labeled yield was 7%. To our best knowledge, this report is the first on the synthesis of radiolabeled SA derivative. In vivo evaluation of the SA derivative using [$$^{125}$$I]SA-I is being undertaken.

論文

学会誌「保健物理」の編集について

山口 恭弘

専門図書館, (256), p.25 - 28, 2012/11

日本保健物理学会は、放射線や放射性物質を利用するうえで放射線から人や環境を護るための学問である放射線防護学を専門領域とする学術団体である。この学会が年4回発行する学術専門誌が「保健物理」で、学会員に研究成果の公表の場を提供することを主たる目的としている。放射線の利用は、医療,工業,農業等のさまざまな分野で拡大しており、また、東京電力福島原子力発電所事故の影響で放射線に対する国民の不安感が高まっており、放射線防護学の重要性が益々認識されてきている。本稿では、学会の最も重要な情報発信手段である学会誌「保健物理」の編集に関する最近の話題を紹介する。

論文

医療関係者に向けたIAEA新放射線基本安全基準の概略

山口 恭弘

医療放射線防護Newsletter, (59), p.5 - 8, 2010/12

IAEAの電離放射線に対する防護と放射線源の安全のための国際基本安全基準(BSS)の改定が進められている。先に公開されたBSSドラフト4.0の内容の概要を解説する。また、IAEAの安全基準体系におけるBSSの位置付け,今回の改定のポイントを説明する。

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