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黒崎 譲*; 横山 啓一
Universe (Internet), 5(5), p.109_1 - 109_15, 2019/05
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Astronomy & Astrophysics)二原子ハロゲン化アルカリ分子の振動回転励起に関して、最適制御理論に基づいて最適レーザー電場波形を計算した。今回は2光子過程の効果を計算に取り入れるために分子と電場の相互作用ハミルトニアンに分極率の項を追加した。その結果、弱い電場強度では従来と同じ1光子過程のみが関与する最適波形が得られた。一方、比較的強い電場強度では2光子過程と1光子過程が同時に寄与する電場波形が得られた。これらの結果は2光子過程の効果を最適制御計算にうまく取り込めていることを示唆している。これにより、より現実的な計算が可能になった。
島崎 潤也; 石川 信行
JAERI-M 93-063, 30 Pages, 1993/05
パルス制御をディジタル制御技術の1つとして新しく提案した。この制御はサンプリング時間幅の一部で定義された操作変動を用いる。パルス制御の設計法およびその特性を3つの現代的制御法、すなわち状態フィードバックによる極配置法、線形2次評価基準のもとでの最適制御法、ディジタル制御により実現可能な有限時間整定の制御法について、簡単な制御モデルを用いて検討した。これらの制御法に対して設計したパルス制御の特性を通常の連続制御およびディジタル制御と詳細に比較した。その結果、パルス制御はその操作変数に強い制約があるにもかかわらず連続およびディジタルの制御と同等の制御性能を発揮できることが示された。現実プラントへの適用性は今後に残された問題であるが、サンプリング時間内の未使用な時間の利用やパルス幅の自由な選定の可能性により有用な制御技術である。
萬金 修一
JAERI-M 82-079, 164 Pages, 1982/08
沸騰水型原了炉プラントの定常制御、負荷追従制御性能を改善する為に最適制御理論を適用し、新しい制御方式を開発した。〔制御方式ケース〕ほ、まづ最適線形レギュレータを構成した後、1つの積分要素を帰還系路に付加すると共に要求された出力レベルに適応したゲインと目標値を可変に用いる方法である。〔制御方式ケース〕は第1レベルに古典的なP,I型のサブループ制御系を、第2レベルに最適線形レギュレータを持つ階層構成であり、この制御系は第1レベルの従来のサブループ制御系を含めて同定実験から得られる多変数自己回帰型モデルに最適線形レギュレー夕理論を適用して設計する。シュミレーション実験の結果、これらの制御方式は良好な制御性をもち、原子炉プラント制御の改善に有効である事が示された。なお、これらの方式はいわゆる「理論と実際のギャップ」に発生する問題の解決を考慮して開発したものであり、他の生産プラントに対しても適用性があると考えられる。
小方 厚; 二宮 博正
Japanese Journal of Applied Physics, 18(4), p.825 - 834, 1979/00
被引用回数:7トカマクにおけるプラズマの位置、温度、密度、プラズマ電流およびプラズマ電流分布を、フィードバック制御する方法を、最適制御理論に基づいて開発した。最初に最適フィードバック制御法則の概略を述べた。つぎにトカマク系の状態方程式を、この法則にあてはめられる形に導いた。すなわち、回路方程式、粒子、バランスの方程式、エネルギーバランスの方程式、プラズマの運転方程式を線型化、集中定数化し、連立常微分方程式として示した。また、センサーとして用いうるプラズマ診断についても述べた。最後に状態方程式の数値計算例をJT-60の場合についてあげ、考察した。
小方 厚; 二宮 博正; 鈴木 康夫
JAERI-M 7126, 29 Pages, 1977/06
トカマク中のプラズマの電流値・位置をフィードバック制御する際に、最適フィードパック則を適用できるように問題を定式化した。まず応用の観点から最適フィードバック則を概説した:すなわち状態方程式と評価関数係数を変数とする行列Riccati方程式の解を用いてフィードバックを行う方法を述べた。つぎに、制御系への入力(コイル電圧)・出力(プラズマ電流、位置)間の関係が回路方程式および平衡の方程式で表わされることを示し、これらの方程式を線形化して最適フィードバック則が適用できる形を導いた。トカマクのポロイダルコイルとしては空心変流器コイルと垂直磁場コイルのみを考慮に入れたが、より複雑なコイル系を持つトカマクへの拡張や、真空容器等の渦電流を考慮に入れるための拡張についてもふれた。
萬金 修一; 篠原 慶邦
Journal of Nuclear Science and Technology, 12(12), p.727 - 734, 1975/12
被引用回数:9原子炉の負荷追従問題など、原子炉プラントの制御問題に関し、最近では現代制御理論を適用した新しい制御方式の研究がなされている。これらの一つのアプローチとして線形2次形式最適レギュラータの理論を出発点とした制御のシンセンスが試みられているが、この理論をそのまま非線形な対象に適用した場合や、線形系として扱える対象であってもステップ状の外乱が入った場合や、目標値を変更する追従問題に応用した場合には制御偏差が生じる。この様な偏差を補償するため、簡単で実用的なシンセンスの方法として標準的な線形二次形式レギュレータに単に積分動作のフィードバックを加える事によって制御特性を改良する事を試みると共に、各定常レベルに対応してゲインマトリックスを可変にして用いる方法を考え、強制再循環方式BWRの簡略化した非線形モデルを用いたシミュレーション実験を行ったところ、制御特性が大幅に改善され、良好な結果を得た。
佐藤 一男
JAERI-M 4914, 40 Pages, 1972/08
原子力発電所の負荷追従制御系は、その応答が速く、かつ安定で、しかもその制御変域が非常に広いことが要請されている。本報告では、従来の線型制御理論を拡張し、ドリフト項と呼ばれる仮想的状態変数を導入することにより、制御対象プロセスの見かけの特性変化に対する感度を低くした制御系について述べる。この制御系は、標準的なBWRプラントについてシミュレーションを行った結果、現実のプラントに適用するのに極めて有望なものであることが判った。なお、本研究は、筆者がOECD Halden Reactor Projectに滞在中、同Projectの研究計画の一環として行なわれたものである。
黒崎 譲*; 横山 啓一
no journal, ,
塩化リチウム分子を例として、同位体選択的振動回転励起の最適制御計算を実行した。特定の同位体分子にのみ所定の振動回転励起を起こさせるレーザー電場を最適設計した。振動だけでなく回転もあらわに取り入れた計算を行った。結果として短時間にもかかわらず高い収率で同位体選択的振動回転励起を起こすことが可能なレーザー波形が存在することが明らかになった。
黒崎 譲*; 横山 啓一
no journal, ,
レーザー同位体分離の原理的研究として、最適パルス電場による二原子分子の同位体選択的振動回転励起の可能性を探求した。今回は比較的高強度のパルス電場での計算を行った。その結果、与えた電場強度条件では主に2光子励起が起こり、ラマン遷移や1光子過程は少ないことがわかった。ターゲットとして同位体選択的振動回転励起の収率は0.6-0.9であった。