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植田 祥平; 相原 純; 水田 直紀; 後藤 実; 深谷 裕司; 橘 幸男; 岡本 孝司*
Proceedings of 9th International Topical Meeting on High Temperature Reactor Technology (HTR 2018) (USB Flash Drive), 7 Pages, 2018/10
プルトニウム燃焼高温ガス炉に用いるセキュリティ強化型安全(3S-TRISO)燃料においては、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)を不活性母材とするPuO-YSZ燃料核へ、遊離酸素ゲッターの特性を有する炭化ジルコニウム(ZrC)を直接被覆する。2017年度に実施した模擬のCeO
-YSZ粒子への臭化物化学蒸着法に基づくZrC被覆試験の結果、粒子装荷量100gの条件において被覆層厚さ約3から18
mのZrC層の被覆に成功した。
Myagmarjav, O.; 田中 伸幸; 野村 幹弘*; 久保 真治
International Journal of Hydrogen Energy, 42(49), p.29091 - 29100, 2017/12
被引用回数:19 パーセンタイル:53.81(Chemistry, Physical)熱化学水素製造法ISプロセスにおいて水素生成する反応であるHI分解反応の分解率を向上させるため、水素分離膜を用いた膜反応器の適用を検討している。本研究では、高性能な水素分離膜を開発するため、HTMOSをシリカ源に用い-アルミナ基材上に対向拡散CVD法を用いて製膜したシリカ膜の性能を調べた。
-アルミナに直接製膜した膜よりも
-アルミナをコーティングした
-アルミナ基材上に製膜した膜の方が、高い水素透過性を示すこと、および、450
Cの製膜条件で高い水素選択性ならびに水素透過性が得られることを見い出した。さらに、製膜した膜を適用した膜反応器において、HI分解反応を行い、平衡分解率(20%)を超える0.48の水素転化率を得ることができた。
寺岡 有殿
ナノテクノロジー大事典, p.340 - 351, 2003/12
我が国における放射光を用いた微細加工の研究の現状をレヴューした。SR励起加工を大項目とし、その下に中項目としてSR励起表面改質,SR励起結晶成長,SR励起エッチングを設けた。中項目のSR励起表面改質の下に小項目としてSRガス励起表面改質とSR直接励起表面改質を設け、中項目のSR励起結晶成長の下に小項目としてSR励起原子層エピタキシーとSR励起化学的気相成長を設け、中項目のSR励起エッチングの下にSR直接励起エッチング,SRガス励起エッチングとSRアブレーションを設けてレヴューした。
Hwang, G.*; Kim, J.*; Choi, H.*; 小貫 薫
Journal of Membrane Science, 215(1-2), p.293 - 302, 2003/04
被引用回数:16 パーセンタイル:56.95(Engineering, Chemical)熱化学水素製造法ISプロセスへの応用を目的として、CVD法によって作製したシリカ系水素分離膜のHi-HO気相環境における安定性を調べた。平均細孔径10nmの
-アルミナ多孔体、また、平均細孔径100nmの
-アルミナ多孔体を基膜として、TEOSを前駆体とするCVDによって、シリカ膜を作製し、450
C,1気圧の条件下で、Hi-H
O混合ガス雰囲気に約350時間暴露した。CVD条件を変えて数種の膜を作製したが、多くの膜は、暴露時間の経過とともに水素透過速度の増大と水素選択性の低下を示した。しかし、
アルミナを基体とする膜は、
アルミナを基体とする膜に比べて透過特性の変化が少なく、比較的高い安定性を示した。
植田 祥平; 飛田 勉*; 猪 博一*; 高橋 昌史*; 沢 和弘
JAERI-Tech 2002-085, 41 Pages, 2002/11
被覆燃料粒子をさらに高温領域で使用するために、従来の被覆層として使用されている炭化ケイ素(SiC)よりさらに耐熱性の高い被覆材を用いることが有効である。炭化ジルコニウム(ZrC)は約2000の高温下で健全性を保ち、通常運転条件下での燃料核移動,核分裂生成物による腐食に対して耐性が高く、GENERATION-IVにおいてはVHTR燃料の候補として提案されている。商用規模でのZrC被覆燃料粒子の開発を行うため、先行研究のレビューにより今後の研究開発の課題を摘出し、これに基づいて研究開発計画を作成した。本研究では臭化物プロセスによる100gバッチ規模のZrC蒸着試験装置を製作し、各種試験を実施することとした。本報告では先行研究のレビュー,摘出した研究開発課題及び研究計画,ZrC蒸着試験装置の概要について述べる。
Hwang, G.; 小貫 薫; 清水 三郎
AIChE Journal, 46(1), p.92 - 98, 2000/01
被引用回数:38 パーセンタイル:78.35(Engineering, Chemical)熱化学法ISプロセスのヨウ化水素分離反応への適用を目的として、CVD法によりシリカ膜を作製し、H-H
O-HI混合ガスからの水素分離特性を評価した。平均孔径10mmの細孔を有する多孔質アルミナ管に、TEOSを原料とするCVD法によりシリカ被覆処理を施して、有効膜長20mm(S膜)及び100mm(L膜)の分離膜を試作した。試作に際して、シリカ蒸着量の制御により細孔閉塞度を制御して、低いHI透過速度及び高いH
透過速度を発現させることを試みた。He/N
選択性を指標としてシリカ蒸着量を制御した結果、600
においてH
/N
選択性が53,9.2,4.1,135,6.6を示す膜(S1,S2,S3,L1,L2)を得た。300~600
におけるH
-H
O-HI混合ガス分離実験の結果、水素透過速度に対する共存ガスの影響は小さくないこと、また、H
/H
O及びH
/HI分離係数がそれぞれ3及び150以上であることを明らかにした。特に、S3膜は、10
mol/Pa・m
・sオーダーの水素透過速度を有し、かつ、450
において高いH
/HI分離係数(650)を示した。
Hwang, G.*; 小貫 薫; 清水 三郎; 大矢 晴彦*
J. Membr. Sci., 162(1-2), p.83 - 90, 1999/00
被引用回数:65 パーセンタイル:90.5(Engineering, Chemical)熱化学ISプロセスにおけるHI分解への適用のため、セラミックスを基膜とする水素分離膜を作製した。膜は、100nm(M1)と10nm(M2)の細孔径を有するアルミナ多孔質チューブを基膜として用い、TEOSを反応原料とする化学蒸着法により作製した。He,N,H
の純ガス透過実験は、300~600
Cの範囲で行った。HeとN
ガスは、細孔が析出するシリカによって閉塞されたため、活性化拡散機構により流れた。作製した膜の600
Cにおける水素ガス透過速度は、約6
10
mol/Pa・m
・sであった。H
/N
の選択性はM1とM2膜でそれぞれ5.2と160を示した。H
-H
O-HI混合ガス分離実験を300~600
C範囲で行った。水素の透過速度は水素単独に用いた場合とほぼ同等であり、HI透過速度は1
10
mol/Pa・m
・s以下であった。450
CにおけるH
-H
O-HI(モル比0.23:0.65:0.12)混合ガスでの膜の水素透過速度は、一日後でも変化しなかった。
Hwang, G.*; 小貫 薫; 清水 三郎
JAERI-Research 98-002, 8 Pages, 1998/01
ISプロセスの水素発生工程におけるヨウ化水素分解の高効率化のため、水素分離膜の製作技術の研究を行った。細孔径100nmと10nmのーアルミナチューブを基膜として用い、TEOSを原料とする化学蒸着法(CVD)によりシリカを析出させる方法で水素分離膜を製膜した。製作した水素分離膜では、シリカにより細孔が緻密に閉塞され、ガスは活性化拡散機構により透過した。600
Cにおける窒素に対する水素の選択性は、細孔径が100nmの基膜の場合5.2,細孔径が10nmの基膜の場合160を示した。
小貫 薫; 名越 正泰*; 中島 隼人; 清水 三郎
J. Chem. Eng. Jpn., 30(2), p.359 - 362, 1997/00
被引用回数:2 パーセンタイル:30.54(Engineering, Chemical)多孔質陽極酸化アルミナ膜の表面をテトラエチルオルソシリケートの熱分解を利用した化学蒸着法により修飾した。反応は酸素共存下、380Cにて行った。得られた膜は、He及びH
に対して高い選択的透過性を示した。透過速度は高温ほど増大し、He及びH
の100~315
Cにおける見かけの活性化エネルギーは各々12及び13kJ・mol
であった。315
CにおけるHe及びH
の透過速度は各々2
10
及び7
10
mol・m
・s
・Pa
であり、N
の透過速度は1
10
mol・m
・s
・Pa
以下であった。SEM観察、EDX及びXPS分析の結果、蒸着は細孔内部にて進行しており、蒸着物はケイ素酸化物と炭素から成ることが認められた。蒸着量は細孔表面にて最も多く、細孔内部にて緩やかに減少した。表面から約50
mの深さまで蒸着物の存在が認められたが、ガス透過選択性の発現に寄与する比較的ち密な蒸着層の厚さは数
m程度と考えられた。
中野 純一; 山田 禮司
JAERI-Research 95-045, 26 Pages, 1995/06
自由エネルギー最小化法に基づく化学平衡状態計算プログラムSOLGASMIX-PVを用いて、CH
SiCl
-H
-Ar系の化学蒸着(CVD)に関して熱力学計算を行い、CVD状態図を得た。C
H
SiCl
-H
系では、
-SiC+C、
-SiC、
-SiC+Si(l)、Si(l)、
-SiC+Si(s)、およびSi(s)が蒸着する領域が存在することがわかった。C
H
SiCl
Ar系では、
-SiC+CおよびCが蒸着することがわかった。これらの計算結果と報告されている蒸着実験結果とを比較した結果、
-SiC+Cが蒸着すると計算された領域において、
-SiC+C、
-SiC、または
-SiC+Si(s)が蒸着することがわかった。CVDにおける最適なガスのモル比と蒸着温度に関しては、(Ar+H
)/C
H
SiCl
モル比1000~10000、Ar/H
モル比0.43~0.15、蒸着温度1100~1500Kのときに、原料のSi原子は最も効率よく
-SiCとして蒸着し、
-SiC単相を生成することが明らかになった。
湊 和生; 菊地 啓修; 福田 幸朔; 鈴木 信幸*; 富本 浩*; 北村 昶*; 金子 光信*
Nuclear Technology, 106, p.342 - 349, 1994/06
被引用回数:15 パーセンタイル:77.32(Nuclear Science & Technology)被覆粒子SiC層の外観検査において、SiC層の内部欠陥が金色または白色の斑点として観察された。この欠陥は、SiCの化学蒸着中に周方向に形成されたポアを含んだSiCであった。これらの欠陥は、被覆粒子の機械的健全性および拡散障壁としての機能に影響すると考えられるので、排除しなければならない。系統的に選択した条件のもとでのSiCの蒸着実験を実施し、その結果、被覆中の粒子の流動状態が欠陥の生成に最も深く関わっていることが明らかになった。粒子の流動状態を適切に制御することにより、SiC層に内部欠陥をもたない被覆燃料粒子を、量産規模装置において、製造できるようになった。
小川 徹; 福田 幸朔
Surface Modification Technologies,III, p.309 - 320, 1990/00
炭化ジルコニウムは優れた高温化学的安全性を有しており、高温ガス炉燃料の被覆材として有望である。ZrC被覆はZrBr、CH
、H
、Ar混合気から噴流床中で化学蒸着される。同工程の熱化学側面について、自由エネルギー最小化法と広義正則溶体近似とを組み合わせて解析した。また、熱分解炭素とZrCとを連続的に被覆する技術を開発した。ZrCのキャラクタリゼーションではプラズマ反応を応用している。ZrC表面からの炭素の除去にはプラズマ酸化法を改良した方法により、また、微細組織の検査には窒素イオンエッチングにより良い結果が得られている。上記のようにして製造されたZrC被覆燃料粒子は従来のSiC層を有する被覆燃料粒子が耐えられないような条件でも健全性を保など、優れた照射性能を示している。
湊 和生; 福田 幸朔
Journal of Nuclear Materials, 149, p.233 - 246, 1987/00
被引用回数:55 パーセンタイル:96.84(Materials Science, Multidisciplinary)被覆燃料粒子にSiCを化学蒸着させる実験を、流動床を用いて行なった。原料および流動ガスとして、メチルトリクロロシラン、水素、およびアルゴンを用いた。種々の条件において蒸着を行ない、蒸着物をX線回折法により調べた。蒸着物生成は、蒸着条件により、-SiC、
-Sic+Si、または
-SiC+Cであった。また、化学蒸着の機構を理解するために、熱力学解析を行なった。ここでの実験条件では、熱力学的に平衡な蒸着物組成は、
-SiCまたは
-SiC+Cであった。これらの実験および解析の結果から、SiCの化学蒸着の機構に関するモデルを提案した。
湊 和生; 福田 幸朔; 井川 勝市
JAERI-M 85-043, 27 Pages, 1985/03
自由エネルギー最小化法に基づく計算コードSOLGASMIX-PVを用いて、CHSiCle
-H
-Ar系の熱力学計算を行ない、CVD-状態図を得た。条件により、
-SiC、
-SiC+C(S)、
-SiC+Si(S)、
-SiC+Si(l)、Si(S)、Si(l)、またはC(S)が蒸着する領域があることがわかった。また、CH
SiCle
-H
-Ar系では、
-SiC+C(S)またはC(S)が蒸着することがわかった。これらの計算結果と報告されている蒸着実験結果とを比較した結果、
-SiCが蒸着すると予測された領域の高温部(約2000K以上)で
-SiC+C(S)が、低温部(約1700K以下)で
-SiC+Si(S)がそれぞれ蒸着しており、SiCの蒸着機構を考察する上で重要な結果を得た。
越川 博; 山本 春也; 杉本 雅樹; 喜多村 茜; 澤田 真一; 八巻 徹也
no journal, ,
数百MeVに加速した重イオンを高分子膜に照射し、アルカリ溶液で化学エッチングすると、直径が数十nm以上でさまざまな形状の穿孔を作製できる。本研究では、円すい状に制御した穿孔をテンプレートとして用い、蒸着法と電気メッキ法を組み合わせた新しい手法による金属ナノニードル作製を検討した。330MeVに加速したArイオン(フルエンス: 3.0
10
ions/cm
)を25
m厚のポリイミド(PI)膜に照射した後、60
Cの次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)溶液で30分エッチングすることにより表面直径500nmの円すい状穿孔を得た。その後、穿孔の内壁に金薄膜をスパッタ蒸着し、これを電極としてpH1に調整した1M硫酸銅水溶液を電解液として銅メッキを施した。NaClO溶液でPIテンプレートを溶解、除去し、走査型電子顕微鏡(SEM)により表面を観察したところ、銅基板上に直径500nm、高さ1.2
mの銅ナノニードルを作製することができた。
Myagmarjav, O.; 池田 歩*; 野村 幹弘*; 久保 真治
no journal, ,
熱化学水素製造法ISプロセスにおけるHI分解反応のワンパス分解率を向上させるため、水素選択透過性シリカ膜の開発を行った。対向拡散CVDを用い、多孔質アルミナを基材(直径10mm)とした水素分離膜を作製した。Hガス, H
ガスおよびSF
を用いたガス透過試験により、CVDプロセス中の製膜条件(窒素ガス流量,酸素ガス流量)が膜性能(選択率)に関連すること明らかにし、製膜条件の最適化により膜性能が向上する可能性を示した。