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長田 和洋*; 梶川 和弘*; 水落 幸弘*
JNC TJ7420 2003-001, 51 Pages, 2003/02
本報告書は、ボーリング孔において指向性レーダー測定と岩芯観察を実施し、指向性レーダーによって検出、解析される岩盤内の割れ目に関する情報の精度について検討したものである。瑞浪市の正馬様用地に掘削された深度400mのボーリング孔(01MS-06号孔)を使って、指向性ボアホールレーダー反射法測定を行ない、割れ目の深度と傾斜角・方位を決定した。その結果、17個の割れ目を検出し、その仲で10個の割れ目の方位を決めることができた。調査ボーリング孔近傍のボーリング孔(MIU-2号孔)からの反射波は観測されなかったため、フィールドで検出される反射面の方位の解析誤差を定量的に評価することはできなかった。しかし、室内実験の結果、空気中での反射面方位はplusmn 10 deg.の範囲内である考えられる。また、レーダーによる反射面分布と岩芯観察結果との比較から、レーダーによる反射面はガン新内部の割れ目帯と対応していることがわかった。指向性レーダーを使った岩盤割れ目調査は、測定誤差を考慮することにより十分適用可能な調査手法であると言える。
松岡 清幸*
JNC TJ7420 2005-114, 59 Pages, 2000/03
東濃鉱山北延NATM坑道において、孔径の異なる水平孔5本(76, 86, 116, 146, 200mm)を掘削し、孔壁の破壊状況の調査が核燃料サイクル開発機構により進められている。その結果、大孔径水平孔(116, 146, 200mm)では天盤および底部で孔壁の破壊が確認された。それに対して小孔径水平孔(76mm, 86mm)では孔壁の崩壊は確認されていない。土被りが小さい(約130m)堆積軟岩において、このような破壊現象が生じていることから、核燃料サイクル開発機構が幌延で計画中の深地層研究所においても同様の現象が発生することが予想される。このため、この現象の要因を解明することは、幌延深地層研究所の設計・施工や安定性評価ならびに掘削影響調査の計画立案の上で非常に重要であると考えられる。そこで、この破壊現象の解明を一環として、劣化状況調査中の99SI-0105孔及び北延NATM坑道の既存の水平ボーリング孔(MA-3孔、98SI-0405号孔)について、崩壊形状の計測を行う。
鈴木 正芳*
PNC TJ7586 98-003, 70 Pages, 1998/03
本報告書は、岐阜県東濃地区で掘削されたDH-2号孔およびDH-5号孔で得られた物理検層データ用いた岩相分布の推定結果についてまとめたものである。岩相解析には統計確率論的手法に基づく評価技術を採用した複合岩相解析プログラム(OPTIMA)を使用した。DH-2号孔,DH-5号孔は、前回(平成9年)岩相解析を実施したAN-1号孔,DH-4号孔と同じ土岐花崗岩体内に位置する。各孔井の解析結果対比のため、花崗岩部分については、前回と同じ4岩相モデル 1)酸性鉱物に富む花崗岩、2)塩基性鉱物に富む花崗岩、3)風化・変質花崗岩、4)粘土化部分)を採用し、各岩相の検層レスポンスであるマトリックス・パラメータも同じ値を使用した。また、DH-2号孔では花崗岩体の上の堆積岩(新第三紀層)についても、新たに、1)泥岩、2)シルト岩、3)砂岩、4)礫岩からなる4岩相モデルを考え解析した。
松岡 清幸*; 桜井 豊*
PNC TJ7586 98-002, 63 Pages, 1998/02
1.本資料は、岐阜県土岐市東濃鉱山で実施した孔内物理検層のデータをとりまとめたものである。2.物理検層は、電気・音波・密度・中性子検層の他、温度・孔径・ガンマー線検層の7種類を実施した。3.物理検層より、測定区間を大きく4つに分類し、それぞれの物性値について比較・検討した。
松岡 清幸*; 桜井 豊*
PNC TJ7586 98-001, 150 Pages, 1998/02
1.本資料は、岐阜県土岐市東濃鉱山の北延NATM坑道で実施した孔内物理検層のデータをとりまとめたものである。2.物理検層は、電気・マイクロ・音波・密度・中性子検層の他、温度・孔径・ガンマー線検層の8種類を実施した。
橋本 憲和*; 長田 和洋*; 松岡 清幸*
PNC TJ7586 97-001, 59 Pages, 1997/06
本報告書は、ハイドロフォンVSP調査法技術開発に一環として、ハイドロフォンVSPデータから推定された透水性割れ目の深度と走向の値の検証データを得ることを目的として、AN-1号孔において指向性レーダーを用いたシングルホール調査を実施した結果をまとめたものである。指向性レーダーに解析結果は総数60箇所に反射面の解析が可能であった。そのうち25箇所が反射面の方位・傾斜角度が決定出来た。反射面の走向はN20Wに卓越し、その傾斜は5080度に分布している。また、反射面の拡がりで最長のものは102mである。VSPハイドロフォンチューブウェーブ発生深度と指向性レーダの反射面深度は15箇所で一致した。そのうち反射面の方位が対比可能なものは8箇所である。
橋本 憲和*; 鈴木 正芳*; 松岡 清幸*
PNC TJ7586 96-003, 240 Pages, 1997/02
本報告書は、岩盤の透水係数分布を推定する手法の開発の一環として、岐阜県土岐市泉町河合地内のDH-4号孔及び瑞浪市明世町月吉地内のAN-1号孔で実施した孔内物理検層のデータと原位置透水試験結果との相関性について取りまとめたものである。物理検層は、ガンマ線検層、密度検層、中性子検層、音波検層、電気検層、マイクロ検層、温度検層、フローメータ検層を実施した。花崗岩岩体の中の変質・フラクチャーの検出を目的として、上記検層データの内、5種目を用い4岩相モデルで複合岩相解析を試みた。ボアホールレーダーとボアホールテレビを比較し、亀裂についての解析を行った。JFT試験による透水係数と物理検層より算出した浸透率の相関(相関式LOG(K)=0.98LOG(1.010-6.0(Fc/Fd)+1.5)-1.34)とフローメーター検層から算出した浸透率の相関(相関式LOG(K)=1.28孔内流速変化+8.4)は、良い対応を示した。
松岡 清幸*; 長田 和洋*
PNC TJ7586 96-002, 88 Pages, 1996/03
1.本資料は、岐阜県土岐市泉町で実施した孔内物理検層のデータを取りまとめたものである。2.物理検層は、孔径・フローメータ検層の2種類を実施した。3.JFT試験による透水係数や密度検層より算出した浸透率とフローメータ検層からの透水結果は、良い対応を示した。
not registered
PNC TJ7586 96-001, 25 Pages, 1996/03
1.本資料は、岐阜県瑞浪市明世町で実施した温度・孔曲がり測定のデータをとりまとめたものである。2.温度検層結果は、深度501.3mで28.5度を示した。3.孔曲がり測定結果は、500mで傾斜角3.1度、偏距14.3mであった。
松岡 清幸*; 長田 和洋*
PNC TJ7586 95-006, 56 Pages, 1995/11
1.本資料は、岐阜県土岐市東濃鉱山で実施した孔内物理検層のデータをとりまとめたものである。2.物理検層は、温度・電気・マイクロ・音波・密度・孔径・中性子・ガンマ線・孔曲り検層の9種類を実施した。3.物理検層より、花崗岩類と第三紀層に大きく2つに分類し、更に花崗岩類を深度毎に2つに区分して、それぞれの物性値を比較・検討した。4.孔曲り測定結果は、90mで傾斜角46°であった。
not registered
PNC TJ7586 95-005, 51 Pages, 1995/10
1.本資料は、試錐孔用広帯域レーダープローブの性能を把握するため、釜石原位置試験場において適用試験を行った結果をまとめたものである。2.適用試験では、物理検層として電気検層(ノルマル比抵抗、自然電位)及び音波検層(ウエーブトレイン、インテンシティログ、P波速度)を実施した。3.試錐孔用広帯域レーダーの測定は、シングルホール反射法により、指向性を考慮してプローブを90毎回転させて4方向で測定した。4.レーダー測定の解析結果、割れ目情報は物理検層の解析結果とも良い相関が得られた。
松岡 清幸*; 山本 俊也*; 木崎 恵子*
PNC TJ7586 95-003, 128 Pages, 1995/03
1.本資料は、岐阜県土岐市泉町で実施した孔内物理検層のデータをとりまとめたものである。2.物理検層は、温度・電気・マイクロ・音波・密度・孔径・中性子・ガンマ線・ボアホールテレビュアー検層の9種類を実施した。3.透水係数と浸透率の結果は、良い対応を示した。4.物理検層より、花崗岩類を大きく2つに分類し、更に深度毎に6つに区分して、それぞれの物性値を比較・検討した。
松岡 清幸*; 山本 俊也*; 木崎 恵子*
PNC TJ7586 95-002, 179 Pages, 1995/03
1.本資料は、岐阜県瑞浪市日吉町で実施した孔内物理検層のデータをとりまとめたものである。2.物理検層は、温度・電気・マイクロ・音波・密度・孔径・中性子・ガンマ線・ボアホールテレビュアー検層の9種類を実施した。3.電気検層と中性子検層の結果は、良い対応を示した。4.物理検層より、花崗岩類を大きく2つに分類し、更に深度毎に10に区分して、それぞれの物性値を比較・検討した。
松岡 清幸*; 村田 芳雄*
PNC TJ7586 95-001, 28 Pages, 1995/03
1.本資料は、岐阜県瑞浪市日吉町で実施した孔曲がり測定のデータをとりまとめたものである。2.測定結果は、990mで傾斜角58、偏距452.9mであった。
牧野 憲一郎*
PNC TJ7586 95-004, 102 Pages, 1995/02
1.目的動力炉・核燃料開発事業団殿における地層科学研究の調査技術および機器開発の一環として、坑道周辺の掘削影響領域の特性を明らかにするために、坑道周辺に発達する割れ目の位置やその空間的広がりを詳細に把握可能な試錐孔用広帯域レーダーを製作した。なお、製作は動燃事業団契約業務成果報告書「試錐孔用広帯域レーダープローブの設計」PNCZJ7586 94-003 VOL.1およびVOL.2による。2.方法試錐孔近傍から割れ目を詳細に把握する目的のため、レーダーの中心周波数は花こう岩中で約200MHzとし、さらに割れ目の空間的広がりの方位を特定するために、指向性アンテナを有する孔内プローブとして製作した。制御・収録・解析は本プローブを動力炉・核燃料開発事業団殿所有のRAMACシステムの地上装置と組み合せて行う。3.結果製作した試錐孔用広帯域レーダープローブは、試験・検査仕様書に記載された各試験項目の試験基準を満足し、且つ、RAMACの地上装置と接続した状態で各部は正常に機能し、データが取得出来る事が確認できた。また、耐圧試験結果においても20Barの外圧の下で、プローブは正常に動作し、プローブ内に水の漏洩がないことが確認された。4.結論製作した試錐孔用広帯域レーダープローブは、各種の室内試験において装置各部の基本的な性能および機能が確保されていることが確認された。今後は花こう岩中に掘削された孔井内で適用試験を行い、実フィールドにおける性能および機能を検証する必要がある。
松岡 清幸*; 山本 俊也*; 橋本 憲和*
PNC TJ7586 94-004, 136 Pages, 1994/03
1.本資料は、岐阜県瑞浪市明世町で実施した孔内物理検層のデータをとりまとめたものである。2.物理検層は、温度・電気・マイクロ・音波・密度・孔径・中性子・ガンマ線・ボアホールテレビュアー検層の9種類を実施した。3.ボアホールテレビュアー検層とマイクロ検層の結果は、良い対応を示した。4.物理検層より、深度14.755.8mの砂岩・シルト岩、深度55.872.0mの礫岩、深度72.0113.4mの凝灰質砂岩、深度113.4170.0mの砂岩・凝灰岩・泥岩の互層並びに3つの花崗岩に分類した。
not registered
PNC TJ7586 94-003, 160 Pages, 1994/03
目的動力炉・核燃料開発事業団殿における地層科学研究の調査技術及び機器開発の一環として、坑道周辺のゆるみ領域の特性を明らかにするために、坑道周辺に発達する割れ目の位置やその空間的広がりを詳細に把握可能な試錐孔用広帯域レーダープローブを設計する。方法試錐孔近傍からの割れ目を詳細に把握する目的のため、レーダーの中心周波数は花こう岩中で約200MHzとし、さらに割れ目の空間的広がりの方位を特定するために、指向性アンテナを有する孔内プローブとして設計した。制御・収録・解析は、設計した孔内プローブを動力炉・核燃料開発事業団殿所有のRAMACシステムの地上装置と組み合せて行う。結果RAMACシステム地上装置のサンプリング周波数は2GHz迄拡張可能であることを確認し、広帯域レーダープローブの電子回路及び送受信アンテナを設計した。実験の結果、パルス発生器は半値巾3nSのパルスを発生し、受信系の帯域200MHzに対し、0.5nS以下のサンプリング精度が得られた。アンテナの水中における放射指向特性は前後感度比28.4dBであった。結論試作した送受信アンテナ及び各電子回路モジュールの特性は、実験により仕様を満足することを確認した。この結果をもとに試錐孔用広帯域レーダープローブの設計を行った。
松岡 清幸*; 山本 俊也*; 橋本 憲和*
PNC TJ7586 94-002, 115 Pages, 1994/03
1.本資料は、岐阜県瑞浪市日吉町で実施した孔内物理検層のデータをとりまとめたものである。2.物理検層は、温度・電気・マイクロ・音波・密度・孔径・中性子・ガンマ線・ボアホールテレビュアー検層の9種類を実施した。3.ボアホールテレビュアー検層とマイクロ検層の結果は、良い対応を示した。4.物理検層より、花崗岩類を深度10.092.0m、深度92.0150.1m、深度150.0183.0m、深度183.0260.9m、深度260.0280.5m、深度280.5300.0mに区分した。
松岡 清幸*; 山本 俊也*; 橋本 憲和*
PNC TJ7586 94-001, 43 Pages, 1994/03
1.本資料は、岐阜県瑞浪市明世町で実施した孔内物理検層のデータをとりまとめたものである。2.対象地域の地質は、新第三紀の堆積岩類(明世累層)である。3.物理検層は、温度・電気・マイクロ・音波・密度・孔径・中性子・ガンマ線検層の8種類を実施した。4.物理検層より、深度14.755.8mの砂岩・シルト岩、深度55.872.0mの礫岩、深度72.0113.4mの凝灰質砂岩、深度113.4170.0mの砂岩・凝灰岩・泥岩の互層に区分された。