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広帯域エネルギー中性子モニタ用検出器の開発(共同研究)

Development of detector for neutron monitor of wide energy range (Joint research)

Kim, E.; 遠藤 章   ; 山口 恭弘; 吉澤 道夫  ; 田中 進; 潮見 大志*; 中村 尚司*; Rasolonjatovo, D. R. D.*

Kim, E.; Endo, Akira; Yamaguchi, Yasuhiro; Yoshizawa, Michio; Tanaka, Susumu; Shiomi, T.*; Nakamura, Takashi*; Rasolonjatovo, D. R. D.*

大強度高エネルギー陽子加速器施設においては、熱エネルギーから数100MeVまでのエネルギー成分を持つ中性子に対する線量評価が、作業者及び一般公衆の安全確保上極めて重要である。本研究では、有機液体シンチレータ,$$^{10}$$B入り有機液体シンチレータ,$$^{6}$$Liガラスシンチレータを用いて、熱エネルギーから100MeVまで線量評価可能な中性子モニタ用検出器を開発した。本研究の第一段階では、有機液体シンチレータにスペクトル荷重関数法(G関数法)を適用して、数MeV以上の中性子線量を測定する方法を開発し、この信頼性を数種類の中性子場において確認した。この方法をもとに、測定エネルギー範囲を熱中性子まで拡張するために、$$^{10}$$B(n, $$alpha$$)$$^{7}$$Li反応により熱中性子まで感度を持つ$$^{10}$$Bを含有させた有機液体シンチレータについて、応答関数及びG関数を求めて、線量測定特性を解析した。その結果、G関数により生成する$$alpha$$粒子の発光による低エネルギー領域の中性子弁別が困難であることもわかった。そこでさらに、$$^{6}$$Li(n, $$alpha$$)$$^{3}$$H反応により低エネルギー領域の中性子を測定する$$^{6}$$Liガラスシンチレータち有機液体シンチレータを組み合わせた検出器を考案した。そして、この目的のために新たに開発したSCINFUL-CGコード等を用いて、$$^{6}$$Liガラスシンチレータ,有機液体シンチレータの各々について、適切な応答特性が得られる検出器の形状を設計し、これに基づき検出器を製作した。製作した検出器の検出効率及び応答関数を計算及び実験により評価した。その結果、開発した検出器は、中性子モニタ用検出器として使用可能であることを実証した。

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