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空気の陽子線照射によるエアロゾルの生成とその性状

Formation and the properties of aerosol by proton irradiation to air

長田 直之*; 沖 雄一*; 神田 征夫*; 横山 須美; 佐藤 薫   ; 真辺 健太郎   ; 野口 宏; 遠藤 章   ; 田中 進*; 金子 広久; 飯田 孝夫*

Osada, Naoyuki*; Oki, Yuichi*; Kanda, Yukio*; Yokoyama, Sumi; Sato, Kaoru; Manabe, Kentaro; Noguchi, Hiroshi; Endo, Akira; Tanaka, Susumu*; Kaneko, Hirohisa; Iida, Takao*

高エネルギー加速器室内のビームライン周辺では放射性エアロゾルが生成される。運転直後に加速器室内に作業者が入室した場合、放射性エアロゾルが残留していれば、内部被ばくの原因となる。放射性エアロゾルの粒径分布は、呼吸器系への沈着部位を決定することから、内部被ばく防護の観点から必要不可欠な情報である。本研究では、放射性エアロゾルの粒径分布に影響を与える非放射性エアロゾルの粒径分布や生成,成長・消滅機構を解明することを目的とし、空気に高エネルギー陽子を照射して非放射性エアロゾルを生成させ、生成直後のエアロゾル濃度や粒径分布を測定した。この結果、試料空気を0.3dm$$^{3}$$/min, 2nAで照射した場合、エアロゾルの幾何中央径は約15nmとなった。エアロゾル生成個数濃度は、付与エネルギーが5nA$$cdot$$dm$$^{-3}$$$$cdot$$minより低い範囲では付与エネルギーと比例関係にあったが、次第に個数濃度の伸びは鈍化した。また、エアロゾルの個数濃度と粒径との間に正の相関がみられた。これは付与エネルギーが増加すると反応が顕著になり、凝集等が起こりやすくなるため、エアロゾルの粒径が成長したと考えられる。

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