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Mutation breeding of Koji mold induced by ion beam

重イオンビーム照射による麹菌の育種

伊藤 考太郎*; 武市 順也*; 半谷 吉識*; 佐藤 勝也; 長谷 純宏; 鳴海 一成

Ito, Kotaro*; Takeichi, Junya*; Hanya, Yoshiki*; Sato, Katsuya; Hase, Yoshihiro; Narumi, Issei

オロチジン5'-リン酸脱炭酸酵素をコードする遺伝子${it pyrG}$の欠損変異株は、麹菌の形質転換系の宿主として使用されている。この欠損変異株はウラシル要求性であり、ウラシルの基質アナログである5-フルオロオロト酸(5FOA)に耐性を示す。遺伝子操作を行わずに従来の変異原処理によって、麹菌RIB40株から${it pyrG}$欠損変異株を取得することは困難である。本研究では、イオンビーム照射によって麹菌RIB40株の${it pyrG}$欠損変異株を取得することを試みた。その結果、照射した分生子から5FOA耐性でウラシル要求性を示す株を25株分離した。これらのうち、13株が${it pyrG}$欠損変異体であり、残りの12株はピリミジン生合成経路でオロチジン5'-リン酸脱炭酸酵素の上流で機能するオロチジン酸ホスホリボシル転移酵素をコードする${it pyrF}$遺伝子の欠損変異体であった。イオンビーム照射は、従来の変異原処理では取得することが困難な新規変異体を作出するための強力なツールである。

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