検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

たんぽぽ(有機物・微生物の宇宙曝露と宇宙塵・微生物の捕集実験); 微生物の宇宙生存可能性の検証に向けて

TANPOPO (Astrobiology Exposure and Micrometeoroid Capture Experiments on ISS-JEM KIBO); Investigation of possible survivability of microorganisms in space

横堀 伸一*; 藤崎 健太*; 河口 優子*; Yang, Y.*; 伏見 英彦*; 橋本 博文*; 山下 雅道*; 矢野 創*; 奥平 恭子*; 林 宣宏*; 吉村 義隆*; 鳴海 一成; 丸茂 克美*; 小林 憲正*; 山岸 明彦*

Yokobori, Shinichi*; Fujisaki, Kenta*; Kawaguchi, Yuko*; Yang, Y.*; Fushimi, Hidehiko*; Hashimoto, Hirofumi*; Yamashita, Masamichi*; Yano, Hajime*; Okudaira, Kyoko*; Hayashi, Nobuhiro*; Yoshimura, Yoshitaka*; Narumi, Issei; Marumo, Katsumi*; Kobayashi, Kensei*; Yamagishi, Akihiko*

ISS-JEM「きぼう」曝露部での微生物の採集/宇宙空間への直接曝露実験を計画している(プロジェクト名「たんぽぽ」)。そこでは、微生物を直接採取することを目指すとともに、1から5年以上、微生物を宇宙空間に曝露し、その生存可能性を検証することを計画している。また、その際には、粘土鉱物による微生物の保護効果も検証する予定である。そのため、上記の宇宙曝露実験を行うにあたり、重粒子線の微生物生存に与える効果と、粘土鉱物の重粒子線に対する遮蔽効果を現在検討した。また、種々の紫外線/放射線耐性の高い微生物を実験対象とすることで、重粒子線耐性がそれらの耐性の高さと相関するのかなどについても検討した。微生物培養液を単独又は粘土鉱物と混合して乾燥したサンプルに、室温で、Ar線,He線,C線の照射を行った。これらの重粒子線を照射した微生物サンプルと非照射の対照サンプルについて、コロニー計数法等により、生存率を求めた。さらに、粘土鉱物(合成スクメタイトの一種ルーセンタイトを使用)の有無による生存率の違いについて検証を行った。その結果、粘土鉱物がAr線及びC線から微生物を遮蔽し、保護する働きをすることが示唆された。すなわち、微生物が宇宙空間に単独で存在せず、粘土鉱物内部の間隙などに存在するのなら、重粒子線の影響が軽減されることを示唆する。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.