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垂直磁気記録型ハードディスク膜の中性子小角散乱実験

A SANS study on perpendicular magnetic recording hard disk media

萩谷 裕之; 奥 隆之   ; 吉良 弘; 篠原 武尚   ; 鈴木 淳市; 武田 全康  ; 加倉井 和久; 横山 淳*; 西原 美一*; 大場 洋次郎*; 間宮 広明*; 大沼 正人*; 粟野 博之*; 神田 哲典*; 片山 利一*

Hagiya, Hiroyuki; Oku, Takayuki; Kira, Hiroshi; Shinohara, Takenao; Suzuki, Junichi; Takeda, Masayasu; Kakurai, Kazuhisa; Yokoyama, Makoto*; Nishihara, Yoshikazu*; Oba, Yojiro*; Mamiya, Hiroaki*; Onuma, Masato*; Awano, Hiroyuki*; Koda, Tetsunori*; Katayama, Toshikazu*

垂直磁気記録膜は、現在、コンピュータの主記録媒体として使われているが、さらなる高密度化に向けた研究開発が進められている。高密度化を目指すうえで、媒体ノイズが高密度化の妨げになっている。ノイズの原因には、粒間の交換結合によって形成した磁気クラスターによる影響が報告されている。しかし、このクラスターサイズを定量的に評価できないため、クラスターサイズと媒体ノイズの相関関係が明らかになっていない。そこで、本研究では垂直磁気記録膜内のクラスターサイズの定量的な評価を目的に、CoPtCr-SiO$$_{2}$$とTbFeCoの2種類の垂直磁気記録膜試料について中性子小角実験を行った。その結果、CoPtCr-SiO$$_{2}$$では、核及び磁気散乱データの解析結果より粒中心間距離がd$$sim$$51nmであるのに対して、50$$sim$$200nmのスケールの磁気秩序が形成されていることが示唆された。一方、TbFeCoでは有意な中性子小角散乱は観測されなかった。また、同試料について、粒間の磁気的相互作用の強さを評価することを目的として、現在、磁化測定を進めている。学会では、実験結果について報告するとともに、粒間の磁気的相互作用の強さとクラスターサイズとの相関について議論する。

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