高強度レーザーを用いた薄膜ターゲットからの陽子発生

Proton generation from a thin-foil target by using a high-intensity laser

匂坂 明人; 森 道昭; Pirozhkov, A. S.; 余語 覚文; 小倉 浩一; 織茂 聡; 西内 満美子; 反保 元伸; 榊 泰直; 堀 利彦; 杉山 博則*; 桐山 博光; 岡田 大; 金沢 修平; 近藤 修司; 下村 拓也; 中井 善基; 田上 学*; 笹尾 一; 若井 大介*; 笹尾 文崇*; 杉山 僚; 大道 博行; 近藤 公伯; Bulanov, S. V.; Esirkepov, T. Z.; 長友 英夫*; 大石 祐嗣*; 根本 孝七*; Choi, I. W.*; Lee, J.*

Sagisaka, Akito; Mori, Michiaki; Pirozhkov, A. S.; Yogo, Akifumi; Ogura, Koichi; Orimo, Satoshi; Nishiuchi, Mamiko; Tampo, Motonobu; Sakaki, Hironao; Hori, Toshihiko; Sugiyama, Hironori*; Kiriyama, Hiromitsu; Okada, Hajime; Kanazawa, Shuhei; Kondo, Shuji; Shimomura, Takuya; Nakai, Yoshiki; Tanoue, Manabu*; Sasao, Hajime; Wakai, Daisuke*; Sasao, Fumitaka*; Sugiyama, Akira; Daido, Hiroyuki; Kondo, Kiminori; Bulanov, S. V.; Esirkepov, T. Z.; Nagatomo, Hideo*; Oishi, Yuji*; Nemoto, Koshichi*; Choi, I. W.*; Lee, J.*

高強度レーザーと物質との相互作用により生成される高エネルギーのX線,イオン,電子は、テーブルトップの量子ビーム源として注目されさまざまな応用が提案されている。特に高エネルギーイオンについては、医療用としての小型加速器への利用が期待されている。今回、レーザー駆動の高エネルギーイオン発生を目的とし、薄膜ターゲットからの陽子発生実験を行った。日本原子力研究開発機構設置のチタンサファイアレーザー(J-KAREN)を用いて、薄膜ターゲットに照射した。レーザーのパルス幅は、半値全幅で40fsであった。集光強度は510W/cmであり、ターゲット裏面方向に発生する陽子をTOF(Time of Flight)分析器により測定した。厚さ2.5mのステンレスターゲットを用いた場合、プロトンの最大エネルギーは7MeV程度に達した。

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